ホトトギスの仲間は雄しべが花粉を出している雄性期には、ポツポツがたくさん着いている雌しべは雄しべよりも上にあります。
花粉を出し終えた頃、雌しべは雄しべよりも下に降りてきて、花粉を受け取ることができる雌性期に入ります。
果実ができはじめてくると、花被片がするりと抜け落ちて、3稜がある果実が現れてくるという面白い仕組みになっています。
ホトトギスの仲間は雄しべが花粉を出している雄性期には、ポツポツがたくさん着いている雌しべは雄しべよりも上にあります。
花粉を出し終えた頃、雌しべは雄しべよりも下に降りてきて、花粉を受け取ることができる雌性期に入ります。
果実ができはじめてくると、花被片がするりと抜け落ちて、3稜がある果実が現れてくるという面白い仕組みになっています。
どうしてこんなに素敵な果実ができるのでしょうか・・!?
カヤといえば、藪になって山道を覆い隠してしまったり、うっかり触ると手を切ってしまったりと、どちらかというと疎ましく思われる植物ですよね。
ところが、このシンジュガヤの果実はほんとうに真珠にそっくりで、集めてネックレスでも作ってみたくなるほどの美しさを持っているんですよ。
米原の近く醒井には、バイカモがちょうど花の時期だということでしたので、見に行きました。
バイカモ(梅花藻)はキンポウゲ科の多年草で、花の形が梅の花に似ている藻であるからこのように命名されました。
水がきれいで、水温が年間14℃前後に保たれる清流でのみ生息するという、大変貴重な植物です。
湿原にはサワギキョウも咲き始めました。 まだ日差しは夏ですが、サワギキョウの爽やかな紫色の花を見ると、秋の気配が少し感じられてきます。
サワギキョウの雄しべには、毛の束がついていて、ここに昆虫がふれると花粉を出すしくみになっています。 この時期は雄性期です。
花粉を出し終えると、こんどは雌しべの柱頭が現れて雌性期(下の画像)になっていきます。
ここの湿原には、白花のホザキノミミカキグサがたくさん咲いていました。 ムラサキミミカキグサには白花があると聞いていましたので、ホザキノミミカキグサにもあるだろうなぁ・・と思いながら何枚か撮しました。
帰ってから調べると、ホザキノミミカキグサの白花種は国内では希にしか自生していないということでした。 思わぬ所で珍しい、シロバナホザキノミミカキグサを初めて見ることが出来ました。
伊吹山から帰る日は半日余裕がありましたので、近いところにある小さな湿原を散策してみました。
花を真後ろからの写真は見たことがありませんので、ためしに1枚パチリ。 いがいと面白いです、鷺が飛び立つような感じですね。
花粉塊は長い柄をもつこん棒状で大きめですね。 時期がちょうど良くて、サギソウの花があちこちに綺麗にたくさん咲いていました。
「伊吹山に行ったからには、台風だろうがどしゃ降りの雨だろうが見ないと帰れないぞぉ~!」 という1番のお目当ての花があります。
ルリトラノオです・・日本では伊吹山のみに自生し、他では見られない花で、その瑠璃色の花びらに真白い雄しべの葯がマッチして、奥深い美しさをかねそなえている花です。
伊吹山の山頂付近のあちこちで我々を出迎えてくれたルリトラノオは、今日の暴風雨をしばし忘れさせてくれる、すばらしい素敵な花でしたよ。