日本各地の石垣や岩や木の上に多いコケで、乾燥すると葉は茎に接し、茎全体が犬の尾のように曲がります。
また枝先が細い鞭状に長く伸びることがあります。
乾燥した時は葉は茎にぴったりと接していますが、湿ると大きな葉と鞭状の小さな葉のようすがよくわかります。
葉の中肋は上部でうねうねと蛇行するので “ラセンゴケ” という和名がつけられました。
葉身細胞の並び方が特徴的で、斜めにやや規則的に並んでいて、よく見ると表面がゆるやかに膨らんだものも見られます。
Herpetineuron toccoae
ラセンゴケ
華やかな紅紫色に紅葉する美しいコケです。 アカイチイゴケは“赤一位苔”でイチイの木の葉に似た赤いコケという意からつけられています。
葉の形や大きさに変異が大きく、この画像では、葉はイチイの葉のように細くなくナギの葉のようにみえます。
緑色をした葉も多くあります。 日当たりの良いところに生えたものが、鮮やかな紅紫色の葉になるそうです。
Pseudotaxiphyllum pohliaecarpum
アカイチイゴケ