樹幹に生育し、動物の毛並みのような群落をつくり、光沢のあるやや褐色をおびた緑色をしています。
都市部でも普通に見られるコケで、最も大気汚染に強いそうです。
葉の脇に1列の細胞からなる褐色の無性芽をつけます。
糸状の無性芽は、虫のようにも見えます。 和名はこの無性芽にちなみ、「子持糸苔」とつけられています。
Pylaisiadelpha tenuirostris
コモチイトゴケ
よく散歩する公園の日当たりのよい土の上にとても小さなコケが茶色のをつけていました。
は卵形~球形で細長い葉に沈生しています。
よく見ると胞子を放出するはずのが閉じた状態です。 これは閉鎖果でこのようすからトジクチゴケの名がついています。
の形が卵形であることと、柄が長く0.8mmほどあることから、よく似たツチノウエノタマゴケと区別されます。
葉身細胞は方形~六角形でパピラがあります。
Weissia exerta (Broth.) P.C.Chen
トジクチゴケ