花*花・Flora

野の花・山の花・外来植物・果実や種子などなど、観察したことを気ままに綴るBlogです。 

ホロムイソウ Scheuchzeria palustris L.  

2015年07月08日 | 尾瀬の花



世界に1属ただ1種、ホロムイソウだけがあり北半球の寒帯から冷温帯に分布する多年草。 地下茎が湿原の地中を這ってよく伸び、所々で地上へ葉を束生させる。細長い線形の葉が数枚互生し、先端に小さな孔があるそうです、そこを確認したかった。

 

黄緑色の花被片6枚、雄しべ6個で花糸があるのがわかります、3心皮からなりほとんど離生し、基部でわずかに合生しています。

日本では北海道の幌向(ほろむい)で初めて発見されたためにこの名があります。
本州中北部・北海道の山岳地帯のミズゴケ湿原に見られ、現在の南限は京都市の深泥池の浮島上で氷河期遺存分布と考えられているそうです。