昨日のフウロケマンの種子に比べて、種子はやや大きくて、このトゲトゲがものすごいです。 まるで剣山のようです。
種子のこの表面の突起は、キケマン属の中でも最も長くて尖っています。 また、フウロケマンは種子の外側にしかトゲがありませんが、ツクシキケマンのトゲは種子の表面を覆い尽くしています。
ツクシキケマンは全体的に大型で、果実もくびれていて数珠状になっています。
昨日のフウロケマンの種子に比べて、種子はやや大きくて、このトゲトゲがものすごいです。 まるで剣山のようです。
種子のこの表面の突起は、キケマン属の中でも最も長くて尖っています。 また、フウロケマンは種子の外側にしかトゲがありませんが、ツクシキケマンのトゲは種子の表面を覆い尽くしています。
ツクシキケマンは全体的に大型で、果実もくびれていて数珠状になっています。
昨日のイヌノフグリの仲間の果実クイズの答えが、上の画像です。 pandaさんがみごと満点でした。
さて、今日はもう少し難しいクイズです。
これらの種子を下の画像のように並べると、アリはどの種子を運んでゆくのでしょうか。
1番運ぶのはどれでしょう? また、最後まで残るものはどれでしょう?
予想を立ててみて、その後で「イヌノフグリの仲間の種子散布」をクリックしてご覧下さい。
(○○さん、先に見てから答えないようにね・・・)
以前、ツユクサの仮雄しべといわれる「Y字形雄しべの花粉」で結実した記事を書きましたが、その果実がとうとう種子を作りました。 これは、「仮雄しべではない」という証拠ではないでしょうか。
***詳しくは以前のページに追記してありますので、「ツユクサの仮雄しべ」をご覧になって下さい。***
昨日の種子クイズの答えは、バジルの種子でした。 あすかちちさん・うすのきさんが大正解でした。
バジルの種子は、水の中に入れると膨潤してゲル状の物質を生成します。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には「日本には最初、種子が漢方薬として輸入された。その効能はゼリー状の物質により目の汚れを取り去る目薬とされ、メボウキ(目箒)の名称が付いた。」と書かれています。 へぇ~
目に入れるのはちょっと遠慮して、梅酒に少し入れて食べてみました。 プリンとした食感と、プチプチの種子が案外美味しかったです。
ドラエモンの鼻に、黒っぽい小さな種子が、のっけてあります。 水を1滴ポトリと落とすと・・
あれれっ あっというまに水を吸い込んで、表面が半分白くなりました。
さらに、水を加えると、どんどん吸い込んで、白くなってふくらんでゆきます。
どんどんふくらんで、目が隠れてしまいました。
ドラエモン 『 水を吸って大きくなっ種~!』(ドラ声で・・)
さて、この種はいったい何の種でしょうか?
ヒントは、ハーブの仲間の種子です。
キョウチクトウの種子は、冠毛の部分から、種子本体まで毛でおおわれていて、もこもこしています。
取り出してみると、ちょうどフライフィッシングに用いるフライ(疑似餌)にそっくりです。
種子を手で触ると、縦長で平べったい感じがします。長い冠毛を取って、種子を2つに割ってみました。
この時期、林内を歩くとハナミョウガの赤い果実が目につきます。 楕円形をしていて細かい毛があります。
種子のようすを観察してみました。 果実を割ってみると、真っ白い仮種皮におおわれた種子が行儀良く並んでいます。
仮種皮をはがしていくと、ほのかないい香りがします。 Netで調べてみると、種子は「伊豆縮砂(いずしゅくしゃ)」といって、苦みが無く良い香りがする『芳香性健胃薬』として利用されるそうです。
美しいコバルトブルーのジャノヒゲの種子が、まだ一つ残っていました。 まるで果実のように見えますが、実はジャノヒゲやヤブランは種子が肥大して子房を破り、外にあらわれるのでまるで果実のように見えています。
この色は鳥にも目につきやすく、種子なのですが「美味しい果実だよ~♪」とどうやら鳥をだましているみたいです。 シロハラなどのツグミ類や レンジャクも食べているようです。
↓鳥取博物館のデジタルミュージアムに面白い記事がありました。
http://www.z-tic.or.jp/site/page/museum/digital/sankei/janohige/
ナズナの果実の形は特徴がある倒三角形で、ペンペングサという名もこの果実の形が「三味線のバチ」に似ていることから名付けられたそうです。
学名は Capsella bursa-pastoris ですが Capsella は「小さな袋」、bursa-pastoris は「羊飼いの財布」という意味で 「羊飼いの財布のような形の小さな袋」となります。外国の学者が名付けた学名も、やはり果実に着目して名づけられたんですね。