花*花・Flora

野の花・山の花・外来植物・果実や種子などなど、観察したことを気ままに綴るBlogです。 

キッコウハグマの閉鎖花

2006年10月13日 | 山の花

キッコウハグマは閉鎖花を結ぶことが多い植物です。 ちょっと見ただけでは、どの花が閉鎖花なのか開放花のつぼみなのか区別がつきません。  そこで、閉鎖花と開放花のつぼみについて観察をしてみました。

閉鎖花開放花のつぼみは、つぼんでいる状態でもそれぞれ形に特徴があります。

   詳しくはHPのTOPから New!キッコウハグマの閉鎖花」 をクリックしてご覧下さい。

5 Comments

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キッコウハグマの自動同花受粉 (ueda@大阪)
2006-10-13 19:17:17
なかなかさん、こんばんは

興味深く、拝見しました。今年は装置が整ったので覗いてみようと思っていたところでした。

私のフィールドでも殆ど99%と言って良いくらい閉鎖花です。暗い森の中、季節も晩秋、虫がいないので、自動自花受粉中心の繁殖方法は充分、頷けます。

花冠裂片の中では、既に自花受粉が行われているのがはっきり分かります。センボンヤリでもこの方法で分かりますね。
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uedaさん (なかなか)
2006-10-13 20:37:45
uedaさん こんばんは

さっそく見ていただいてありがとうございます。嬉しいです。 開放花が絶対にあるはずだと思いながらじっと見ました。 まだ短くてふっくらして、間違いないだろうと思ったらその通りでした。



あっ!!装置が整ったのですね。 センボンヤリをぜひお願いします。





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長い蕾 (ue*tai@osaka)
2006-10-14 08:22:23
なかなかさん、おはようございます。

HNの変更を検討中です。

何故、閉鎖花は開放花の蕾に比べて、こんなに大きくて細長いのか、疑問がもたげてきました。

理由は閉鎖花の中で雌しべが完全に成熟する花柱の長さまで伸び、同花受粉できるよう、それを完全に覆うため、総苞も伸びたのかなと考えましたが、冠毛も長くて、これも総苞の中に収まっています。

どうも、全体に大作りで、もしかして子房も大きくて、閉鎖花の方に繁殖を期待していて、開放花にはあまり期待していないのかなと思います。この考えの前提として、開花直前の蕾の大きさと形と閉鎖花を比べる必要がありますが。
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閉鎖花を優先、開放花は後回し (ue*tai@osaka)
2006-10-14 08:31:30
もう一つの考え方として、開放花の蕾はまだ未成熟で小さいのかも知れません。

この場合、閉鎖花を先ず生長させて、同家受粉し子孫確保を担保してから、余力で開放花を咲かせるという戦略が浮かび上がります。
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ue*taiさん (なかなか)
2006-10-14 11:09:04
ue*taiさん おはようございます

総苞が伸びていったのは、やはり閉鎖花の成長と冠毛の成長に関係しているのではないでしょうか。



>閉鎖花を先ず生長させて、同家受粉し子孫確保を担保してから、余力で開放花を咲かせる・・・

おっしゃるとおり、早い時期からどんどん閉鎖花で種子をつくっていることや、 かなり薄暗い場所ほど、閉鎖花ばかりのような点を考えると、閉鎖花での確実な子孫確保を優先していると感じます。



またHPに載せた開放花のつぼみは、閉鎖花に比べ、まだまだ未成熟の段階です。
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