阿蘇山~九重山の山の斜面には、この時期、キスミレがあたり一面に咲きます。 野焼きの跡が黒っぽい中に、明るい黄色のスミレが斜面全面に咲く姿はとても美しいです。
ここに咲くキスミレは、頭でっかちで、赤ちゃんのような体型をしています。 またまたビロードツリアブがちゃっかり蜜を吸いに来ていました。
阿蘇山~九重山の山の斜面には、この時期、キスミレがあたり一面に咲きます。 野焼きの跡が黒っぽい中に、明るい黄色のスミレが斜面全面に咲く姿はとても美しいです。
ここに咲くキスミレは、頭でっかちで、赤ちゃんのような体型をしています。 またまたビロードツリアブがちゃっかり蜜を吸いに来ていました。
マツバウンランがあちこちで咲き始めました。 この花は帰化植物なのですが、ちょっと好きな花です。 花を観察していたら、少し変わった花を見つけました。
ところで、マツバウンランを観察していますと、大群落だった場所が、数年(2~3年)したら、そこにはマツバウンランがほとんど咲かなくなるような気がします。
皆さんのお近くではこんな現象はみられませんか?
シロバナネコノメソウに、小さな昆虫が来ています。 ガンガン頭を花の中につっこんで、蜜を吸っています。
あすかちちさんに、目と口をじ~っと見るように教わりましたので、じ~っと見て、今回はハチの仲間だろうと判断しました。
おそらく、コハナバチの仲間ではないでしょうか。 花から出した頭には、花粉をたくさん着けていました。 えらい!
ヤマルリソウの花に、頻繁にビロードツリアブが蜜を吸いに来ていました。 ビロードツリアブは長い口吻を花の中に差し込んで、ちゃっかり蜜だけを吸って、次の花に移っていきます。 これでは、花粉を運んでくれませんので、ヤマルリソウの花にとっては、迷惑な話ですよね。
サバノオの花弁は、オレンジ色をしていて、蜜を分泌しています。 舷部は内外の2枚にわかれ、内側の縁に切れ込みがあります。 この点がサイコクサバノオとの区別点にもなっています。
花弁の蜜を求めて、小さな昆虫(ハチの仲間でしょうか?)が花を訪れていました。
春型の花の舌状花をみますと、2唇形をしています。 外唇は舌状にのびて、先が3歯あり、内唇は2裂して線形になっています。 長田博士によりますと、舌状花と筒状花の移行型だそうです。
筒状花の方も、外唇が浅く3裂し、内唇が2裂しています。
さらに、舌状花は雄しべが退化して、雌花となっています。
春に咲く花は、センボンヤリと呼ぶよりも、別名のムラサキタンポポの方がぴったりします。 ムラサキタンポポっていい響きですよね。
少し控えめに咲く感じが、早春の野山の花というイメージにぴったりで、好きな花です。
ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)の葉が細いタイプです。 上の写真では、それほど葉が細く感じませんが、葉だけを写すとかなり細いことがわかります。
葉の幅は、2~4mmで、ヤハズエンドウの変種とされています。 ヤハズエンドウと葉を比較してみますと、
葉の幅が細いことと、ヤハズエンドウのように先が凹頭とならず、ホソバ・の方は先が尖っています。
あれっ?・・・ この名前って、もしかして変ですよね。 ホソバ・ヤハズ(デハナイ)エンドウのほうが、いいんじゃないでしょうか。
「山に咲く花」(山と渓谷社)によりますと、ヤマアイは「昔は染料として使用されたが、タデ科のアイやキツネノマゴ科のリュウキュウアイのように青藍(インジゴチン)を含まず、葉緑素によるため緑色に染まる。」と書かれています。
古代の染め方なので、葉を刷り込む方法や絞った汁で染めるなどの、誰でも出来る簡単な染め方だったはずと思い、葉を直接布に刷り込む方法を試みてみました。
近くに咲いていた、ヨモギとアオイスミレの葉も、刷り込んで見ました。 緑色に染まる色合いが植物によってそれぞれ違います。
この緑色に染まった布をよく見ていたら、面白いことに気がつきました!!
***** 詳しくは「ヤマアイ」をクリックしてご覧下さい。 *****
ヤマアイの雌花にある棒状体をよく観察しますと、小さいけれども、ときどきキラリと輝いているのが見つかります。 アップで見てみますと、棒状体の先に蜜が出ています。
この棒状体は、雌花の花盤が、2つに分かれて針のような線状になったものです。 雌花が開き初めの頃は、雌しべの柱頭よりも高い位置にあります。 きっと昆虫を誘っているのでしょう。
いましたいました、小さなハチのようです。 美味しそうに蜜を吸っています。 この前教えて頂いたコハナバチの仲間でしょうか。 (さらにつづく・・予定です)