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花*花・Flora

野の花・山の花・外来植物・果実や種子などなど、観察したことを気ままに綴るBlogです。 

ホコリタケLycoperdon perlatum Pers

2014年03月20日 | エピソード



ホコリタケは愛嬌のある別名キツネノチャブクロともよばれます、 お茶の色がしみづいた小さな茶袋のように見えます。
若いころは食用となるそうです。 



袋状のキノコでてっぺんの穴から煙のように粉をふきだします。



指で押してみると、ほこりのような白い粉(胞子)を吹き出しました。  


ダンボール コンポスト

2013年03月15日 | エピソード



ボカシ肥料づくりを体験して、微生物発酵のようすが少しわかりましたので、以前からやってみたいと思っていた「生ごみ堆肥づくり」もやってみることにしました。
まずは、だれでも手軽にできるダンボールを使っての「生ごみ堆肥づくり」からです。

ダンボールの中にピートモス15Lと、くん炭10Lを入れて、生ごみを1日500g~程度入れます。 これは家庭から出る生ごみを減らし肥料に利用するとてもエコな方法で、各自治体が推奨しています。 


各自治体HPには「発酵分解はすぐには始まりません。1~2週間の間に生ごみを入れてかき混ぜると温度も30℃を超えるようになり、生ごみの種類や量により60℃を超えることもあります。」 と書かれてあります。 しかし現実には、1~2週間たっても温度が思ったように上昇せず虫やダニがわいたりして困ったという声も多くありました。

温度上昇は微生物が繁殖するかどうかにかかっていますので、1日目に生ごみといっしょに自作したボカシ肥を少し加えてみました。 ボカシ肥には休眠中の微生物がたくさん含まれていますので発酵が速やかに進むはずです。
スタートは18℃でした。 思った通り微生物がうまく繁殖してくれて1日目で47℃、2日目には64.5℃まで上昇しました。

 
       2日目のお昼に62℃、その後64.5℃まで上昇 (外気温7℃)


内部温度が60℃を超えると、ゴム手袋をしてかき混ぜたときに手がすごく熱いです。 別府温泉の蒸気にも負けないくらいの熱さで、ペットボトルに水を入れてダンボールの中に入れておくと熱湯になります。 ボカシ肥と目には見えない微生物のものすごいパワーを実感し、軽い感動さえおぼえます。 
こんなに発熱しているのならば、何かに利用できるのではとも思います。


ボカシ肥づくり

2013年03月14日 | エピソード



ボカシ肥は、材料を50℃以下で発酵・分解させ、植物に養分を吸収されやすくした有機質肥料です。 化学肥料と違い微量元素やミネラル分が豊富に含まれています。
今回ボカシ肥づくりに初めてチャレンジしてみますので、米ぬか2kgに竹林のハンペン(土壌菌)と黒糖を加えたものと、米ぬか1kgにEM-1菌と黒糖を加えたものが完成するまでの過程の温度変化を調べてみました。
2月10日の開始から、5日目にどちらも40℃以上に達しました。 

温度が高くなりすぎないように毎日切り返し(撹拌)を行い、40~50℃で発酵が進むよう好気発酵させます。 



初めのころはは甘酒のようなとても良い香りがあたりにただよいます。 これが、だんだんとたまり醤油のような匂いになり、後に少しアンモニアが混ざったような鼻に着く匂いに変わります。 後半は乳製品が発酵しているような匂いが加わるというふうに変化していきました。、

5日目の発酵開始からEM菌は16日後に、竹林のハンペン(土壌菌)は18日後に温度が急に下がり、ボカシ肥料が完成しました。

このボカシ肥は、ものすごい力を持っていることがのちにわかってきます。


竹林の土壌発酵菌

2013年02月05日 | エピソード



落ち葉堆肥作りにあわせて、ぼかし肥料も作ってみることにしました。 これは米ぬか・鶏ふん・油かすなどの有機物を発酵させて作る肥料です。
ぼかし肥料を作るときにかかせない発酵菌はさまざまありますが、中でも「竹林のハンペン」と呼ばれる土壌発酵菌を利用すると良いとのことなので、その竹林のハンペンを探しに行きました。



竹林や雑木林の落ち葉の積もったところに白いカビのようなものが生えています。 これがハンペンのようです。 雑木林には厚みがあって、ぷよぷよとした手触りのものがありました、まさにハンペンとはぴったりの名前をつけたものです。

あたりを良く見ると落ち葉が分解して土になっているようすがわかります、そして自然の土の良い匂いがします。



竹林のハンペンはその土地の気候に合った土壌微生物のコロニーなので堆肥作りにとても優れているそうです。 


落ち葉発酵開始

2013年01月29日 | エピソード

 

落ち葉を箱に入れてから6日たちましたが、温度が思ったように上がらず、表面から30cm下を測ると37℃ほどです。 手をかざすと微妙に温かいくらいで、湯気もわずかにしか上がっていません。 これではとても内部は60℃に達していないようです。

発酵しない原因は何だろうと考え直してみると、いくつか思い浮かびました。
 1.もち米ぬかは適していないのでは・・・米ぬかとはタンパク質が違うので、ぬか床に使用すると微生物が発酵できないらしい。
 2.外気温が低く、雨もあったからでは・・・ビニールシートで覆っていなかったために木枠が濡れて冷たくなった。
 3.落ち葉に水を含ませすぎたからでは・・・水分が少ないと発酵しないと書かれてあったためたっぷり水をいれ過ぎたからかも。

1は作り直すことができないのでこのままにしておいて、まずは乾いた落ち葉を再投入することで水分過多を解消してみることにしました(3.の改善)。

乾いた落ち葉を再投入してから3日後、湯気がもうもうと上がってきました。 まるで温泉のようです!



落ち葉の表面には白いカビや放線菌などが出来ています。 いいぞ~



表面から20cm下を測ると温度55℃もありました、やりました発酵の第一段階に入りました。  

  (外気温4℃)

それにしても、この日は寒い1日で外気温は4℃しかありませんでしたが、落ち葉の中は55℃もあるとは・・・微生物の力恐るべしです!!


落ち葉堆肥作り

2013年01月27日 | エピソード



昨年から家庭菜園を始めました。
今は大根、白菜、キャベツ、春菊、ホウレンソウ、レタスなどができています。
もちろん無農薬で野菜を作っていますが市販の腐葉土を畑に入れて利用しています。 

せっかくですから、今年は自分で落ち葉から堆肥を作成して腐葉土を作るところからはじめてみようと思いたちました。



自作の木枠(
90 cm立方)を作り、公園で集めてきた落ち葉をゴミ袋(大)に25袋ほど入れ、もち米ぬかと鶏糞をサンドイッチ状態につめ込みます。 普通は米ぬかを使用するようですが、もち米ぬかが手に入りましたのでこちらで代用してみました。

 
こうすることで
内部から微生物による発酵が始まり、2
~3日で発酵温度が60 ℃以上になるそうです。

しかし夜から寒さが厳しくなり、翌日にはうっすらと雪が積もりました。 

こんなに寒い中では発酵が進まないのでは・・・と少し不安です。



新年あけましておめでとうございます

2013年01月04日 | エピソード




巳年の年頭を飾る花は、ジャケツイバラを選びました。

ヘビイチゴ・オヘビイチゴ・ヤブヘビイチゴ・ジャノヒゲ・ヘビノボラズなども候補に考えましたが、やっぱり花が1番綺麗で、赤と白の雄しべが紅白の水引のようにも見えて、おめでたそうなジャケツイバラに決めました。 

ミツバチがちょうど飛来していて、花と昆虫の切っても切れない繋がりが感じられるところも気に入っています。

本年もどうぞよろしくお願いします。



London オリンピック 2012

2012年09月24日 | エピソード



今年のビッグニュースの1つです。 夏に行われたロンドンオリンピックに教え子がみごと出場をはたしました。
今年のオリンピックは、開会式からそれぞれの競技、そして出場種目の日は朝早起きしてTVの実況中継での応援などなど、閉会式の日まで特別な思いで見ることができました。
帰国後にロンドンのお土産やオリンピック出場記念品をもって会いに来てくれました。 
ロンドンオリンピックでのお土産話や近況報告などをたくさん聞くことができて、うれしいかぎりでした。


家庭菜園

2012年09月16日 | エピソード



今年春からかんたんな家庭菜園を始めてみました。 

「手間をかけなくても野菜は育つ 木村式ラクラク家庭菜園」(家の光協会)という本は、「肝心なところはていねいに、、でもその必要がないところはできるだけ手間がかからない方法を選ぶ」というスタンスで書かれてあり、肩ひじ張らずに出来そうな気がしてきて始めてみました。

枝豆やインゲンやジャガイモの収穫は順調で、夏にはキュウリが毎日できました。
ある時、葉に隠れていたキュウリを採り忘れていたらこんなに大きくなりました。 なんと48cmもの長さで、太くて黄色くなりかかっているキュウリになってしまいました。



完熟すると黄色くなるので「黄色い瓜(きうり)」、昔は完熟したものを食べていたそうです。 
私たちが普段食べているものは、未熟な緑色のものだったんですね。 
本来のキュウリの姿を目にすることができ、名前の由来を実感しました。



こんな形のナスもできました。 大根やニンジンは二股になったものをときどき見ますが、ナスも二股になったりするんですね。 
味はまったくかわらず、やわらかくてとても美味しいナスでした。


獺祭(だっさい)

2012年01月17日 | エピソード



初めて日本酒の酒蔵見学をしました。 山口県にある旭酒造さんです。 日本酒が好きな方は『獺祭』といえば、美味しいお酒で有名な酒造だそうです。



この旭酒造を知ったのは、フジTV番組の「ほこ×たて」で、■「絶対に水道水だと気づかれない浄水器」VS「どんな水も絶対に見極める酒職人」の対決でした。
「絶対に水道水だと気づかれない浄水器」に通した水道水と4カ所から集められた自然水(ミネラルウォーター)が目隠しされて置かれている5つの水を、それらの水の味や匂いの違いをききわけてすべて見破った酒職人の素晴らしさに驚きました。 こんなすごい人が創るお酒を知りたくなって、旭酒造に見学に行くことにしました。


お酒を発酵させている樽

 麹菌を蒔く部屋

獺祭の磨き二割三分というお酒は、山田錦のお米を23%も精米してあり、米の磨き歩合としては日本最高峰だそうです。 その精米のようすも見学させてくれて、23%まで磨き上げたお米を実際に手で触らせてくれました(もちろん手は消毒しています)。


お米の精米具合 (左から100%・50%・33%・23%)


山田錦のお米がこんなに小さく丸く真っ白になっています。

もちろん帰りにお酒を買って帰りました。 とても香りが良く、口当たりも味も素晴らしいお酒だと思いました。