花*花・Flora

野の花・山の花・外来植物・果実や種子などなど、観察したことを気ままに綴るBlogです。 

トラデスカンティア シラモンタナ Tradescantia sillamontana Matuda

2014年12月28日 | Commelinaceae



白雪姫”や“ホワイトベルベット”などの園芸名がつけられているメキシコ原産のトラデスカンティアで、植物体全体がふわふわの白い毛でおおわれています。



白い毛は直射日光や水分の蒸発を防ぐ役割があるそうです。 
紫紅色の花は朝方に咲き、6本の雄しべは午前中には花糸がクルクルと巻き始め、昼近くには花弁が閉じてしまいます。


 


アナマスミレ Viola mandshurica W.Becker f. crassa (Tatew.) F.Maek.

2014年12月23日 | 海辺の花

スミレ Viola mandshurica W. Beeker の変種で、北海道から鳥取県までの日本海側にみられる海岸型です。
葉がほこ形で、厚くて光沢があります。

距が大きくて白っぽい形でしたのでスミレとは少し違う感じを受けましたが、見つけたのは10月でしたので、4-5月の花の時期に再確認したいものです。

日本の野生植物(平凡社)ではスミレの変種とされていますが、Y-Listでは品種として扱われています。

 


ウンラン Linaria japonica Miq.

2014年12月21日 | 海辺の花

10月に北陸の海岸で見つけました。 九州には分布しないので歩くとき注意していましたら目に留まりました。 白っぽい黄色の花冠で花喉部が黄橙色をしている美しい花です。 仮面状花冠なので雄しべ雌しべは見えません。

葉は多肉質で緑白色をしています。 花の時期も終わりの頃で果実が大きく実っていました。 種子は黒色で角ばっています。

名は海辺に生え、ランに似た花をつけるからだそうです。