ベニバナセンブリの花粉と、ハナハマセンブリの花粉は、いったいどのような形態をしているのでしょうか、2つの種で違いが見られるのでしょうか、観察してみることにしました。
ベニバナセンブリの花粉
*詳しくは「2.ベニバナセンブリ・ハナハマセンブリの花粉」をクリックしてご覧下さい。
ベニバナセンブリの花粉と、ハナハマセンブリの花粉は、いったいどのような形態をしているのでしょうか、2つの種で違いが見られるのでしょうか、観察してみることにしました。
ベニバナセンブリの花粉
*詳しくは「2.ベニバナセンブリ・ハナハマセンブリの花粉」をクリックしてご覧下さい。
白いブラシのようにみえますが、ユリ科の花の特徴をちゃんと持っています。 緑色の子房に3つに分かれた柱頭があります。 まわりに6本の雄しべがあります。 花被片は上の4個が長く、下方の2個がごく短くなっています。
やさしい色合いのトキソウです。 絶滅した朱鷺が羽をひろげると、こんな色合いだったんでしょうね。
花に近づいてみますと、唇弁は複雑に切れ込んでいる上に、花の奥へと昆虫を誘う黄色い色も綺麗です。
昔は、あたり一面にたくさん咲いていましたが、今ではごくわずかしか見られない貴重な花になりました。
ニワゼキショウとオオニワゼキショウが隣り合って生えている場所には、ひときわ大きな株が見られることがあります。 ニワゼキショウ(白)×オオニワゼキショウと思われる交雑種・・アキマルニワゼキショウ(仮称)です。
雑種であるということは、果実を確認するとわかります。 果実が1つもできていません。
やや紫色っぽい花も見られます。 こちらは、ニワゼキショウ(紫)×オオニワゼキショウと思われる交雑種です。
公園の芝生などの日当たりのよい場所に生え、かわいい花を咲かせます。 帰化植物のような感じを受けますが、日本に自生しています。
咲き始めの花では、雄しべが雌しべの花柱にぴったりとつき、花粉を花柱にくっつけています。
そののち雄しべは花柱から離れ、雌性期に入ると、雌しべの柱頭が3裂して、花粉を受け取る仕組みになっています。
今年もベニバナセンブリが開花してきました。 まずは、今にも開きそうなつぼみがふっくらしていて、とても可愛いかったので、アップで1枚パチリ!
今シーズンの咲き始めは、6月1日でした。 この写真は、1週間後のようすです。 花がかなり開いています。
正面からの花の様子です。 う~ん美しい!! ハナハマセンブリ&ベニバナセンブリ愛好会をつくりたいくらいです。
お近くに、ハナハマセンブリかベニバナセンブリが咲いているのを見つけましたら、ぜひ「情報のページ」までお知らせください。
キキョウソウに比べて、よわよわしく華奢な感じがします。 あんがいと数が少なく、見つけるのに時間がかかりました。
キキョウソウとの違いは、花が少なく頂上に1つ程度しかつけないこと、葉の形と、葉が茎を抱かないなどです。
閉鎖花の形もよく見ると微妙に違っていて、種子をこぼす窓の位置が、上の方にあるのも区別点です。
キキョウソウは、花を咲かせる前にまず閉鎖花をたくさんつけ、のちに茎の上部に普通の花を咲かせます。 いつも気に気になっていた閉鎖花を観察してみました。
閉鎖花に興味がある方は、どうぞご覧になって下さい。(ここをクリック)
青紫色の綺麗な花を咲かせる、北アメリカ原産の帰化植物です。 最近は公園や道の脇など、あちこちで見られ、ここ数年で一気に広がったような感じがします。
茎の上部には花を咲かせ、下部には閉鎖花をつけます。 果実が窓をクルリと開けて種子をこぼす様子もよく知られています。