青い花弁に真っ白い縁取りが暑い夏にさわやかな印象をあたえてくれます。
メガネツユクサとかフクリンツユクサとよばれる、ツユクサ(Commelina communis)の園芸品種で、全体がとても大きいです。
染色体数を調べてみると、2n=48(おそらく)のようです。 2n=48はケツユクサに見られるもので、関東地方以北に分布している種がもっている染色体数です。
確かに苞には毛が生えています。 起源まではわかりませんが、北方系のケツユクサから創られた園芸品種のように思われます。
1番早起きのツユクサです。 他のツユクサがまだ花を半分くらいしか開いていない早朝でももうバッチリと花を開いています。 ハナバチの仲間がもう花に集まってきていますので、まさに“早起きは三文の得”ですね。 昆虫を呼び寄せるために工夫された戦略の1つですね。
そのかわり、しぼむのも1番早くて10時頃になるともう花はしょぼんとして閉じはじめています。
ヤハタタチツユクサ(ナミガタツユクサ)と呼ばれるようにすっと立ち上がった姿と洋紙質の葉は独特の雰囲気があります。
*『日本未記録種Commelina caroliniana Walter カロライナツユクサ(新和名)』をアップしました。
このツユクサはシマツユクサ(C. diffusa)にそっくりなのですが、花や種子などのようすがわずかに違っていたため疑問に思い詳しく観察しました。 その結果この種はシマツユクサとはまったく別の種で、日本ではまだ記録されていないツユクサの仲間だということがわかりました。
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