ホソバヒナウスユキソウは蛇紋岩地帯に生え、超塩基性土壌に適応したミヤマウスユキソウの変種とされています。 ホソバヒナウスユキソウを含む日本のウスユキソウ属はヨーロッパのエーデルワイスに良く似ていて、日本のエーデルワイスと呼ばれています。
白い綿毛に包まれた苞葉がうっすらと雪をかぶったように見えることから『薄雪草』と名付けられています。
エーデルワイスといえば、映画サウンド・オブ・ミュージックでトラップ大佐一家が、ドイツに併合され消えゆく祖国オーストリアを想い歌うシーンが思い出されます。 検索していると音楽付きのページがたくさんあり、1つ聞いてみました。 映画のシーンと重なって、あらためていい曲だなぁと思いました。
エーデルワイスという名前は、ドイツ語で「気高い」という意味の「エーデル」と「白い」という意味の「ワイス」から成っていて「気高い白の(植物)」という意味だそうです。
一方、学名のLeontopodium は、Leonto「ライオン」と podium 「足」を組み合わせたもので、産毛におおわれた花の様子を「ライオンの足」に見立てた名前です。
尾瀬長蔵小屋オリジナルのホソバヒナウスユキソウのバッチです。 素敵なデザインのバッチでとても気に入っています(今も販売しているのかな・・・)。
チングルマは代表的な高山植物のひとつで、雪田の付近にクッション状に生えています。 果実の成熟期には花柱が長く伸びて羽毛状になり、風車のように見えます。
チングルマの和名は、この風車のように見えるようすを「稚児車」にたとえたところからと言われています。
(これが、「ちごぐるまだな!」と写した写真なのですが、ここだけの話、今まであまり風車のようだと思ったことはないんですよ・・・笑 )
花は5枚の花弁が美しく、かわいい花で淡い黄色で基部が濃い黄色をしています。
長く伸びた花柄に、密生する白い毛がとても印象的なチョウジギクです。 毛の細かい様子までは写せていませね。
チョウジギクは好きだったのでもっとたくさんあると思っていたけれど、スライドはたった2枚しかありませんでした。
今は簡単にどんなふうに撮れているのかその場でチェックでき、撮り直しも自由にできますが当時は感だけがたよりでした。 また36枚と数に限りのあるフィルムだったので、1つの植物を何枚も何枚も撮るなんて考えられなかったですよね。
スキャナ(EPSON GT-X820)を新しく購入しました。 最近のスキャナは35mmマウントフィルムも簡単にスキャンできるようになっています。
もう30年ほども前に写した花のスライド写真が、押入れの奥で箱に入ったままになっていて表面にはもうカビも生えています。 でも、これをなんとかもう一度よみがえらせたいと常々思っていました。
まず手始めに大好きなヤナギランをスキャンしてみました、どんな画像になるのか楽しみです。
やや退色している上に銀塩なので露出があっていないと粒子が粗く見えます。 デジタル画像を見慣れた目にはシャ-プさにも欠けますが、なんだか銀塩ならではの雰囲気もありますね。