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ハママツナの発芽です。 紅葉をして今シーズンの株が枯れ始めたこの時期に、もうすでに新しい芽を出しています。
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ハママツナの種子は2形で種皮が半透明の軟実は、このように秋に発芽をします。 一方種皮が黒色で硬い硬実のは来年の春以降に発芽をします。
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花は9月~10月頃に咲きますが、とても小さくて写すのに苦労します。 訪問昆虫はほとんど目にしませんでした、ほとんどの花から果実ができることから、多くは自家受粉で果実をつくるのではないでしょうか。
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ときどき車で通る道路脇にピンク色の花が咲いているのを見つけました。 近づいてみるとアメリカウンランモドキの花です。 もうほとんどの花が枯れているこんな時期でも、小振りでしたがまだまだたくさんの花を咲かせていました。
ここは今年初めて確認した場所です、どんどん勢力を広げているアメリカウンランモドキのたくましさに驚きました。
被子植物ではめしべ の柱頭に花粉 がつくと、花粉から花粉管 が胚珠まで伸びて卵細胞に達して受精 します。
このように、なぜ花粉管は迷わずに胚珠の方向へ伸びて卵細胞にたどりつくことができるのかは長い間の疑問でした。
今年(2009年)ついに名古屋大学の東山哲也教授らによって,その謎とされていた誘因物質が初めて明らかになりました。
この素晴らしい研究成果を読み、とても興味を惹かれましたので、追認しながら自分なりに観察してみました。
*詳しくは「トレニア(Torenia fournieri) -花粉管誘導物質の発見-」としてアップしましたので興味のある方はご覧下さい。
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トレニアの花について観察がしたかったのですが、もう時期が遅くて花屋さんにはおいてありませんでした。 探し回ってようやくこぼれ種で咲き残っているトレニアを見つけてわけていただきました。
トレニアの花には4本の雄しべがあり、そのうち2本は長くなっています。 花は花粉をまず先に出す雄しべ先熟です。 雄しべが雌しべよりも前に出ていて柱頭は隠れています。
雄しべが花粉を出し終わる頃、長い雄しべは上方に移動して、雌しべの柱頭が現れるようになります。
柱頭は普段は開いていますが、何かが触れたとたんに柱頭は閉じてしまいます。 これは昆虫から運ばれた花粉をしっかりと受け取るためのすばらしい仕組みです。
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