茎の高さは70~100cm。 葉は互生し下部のものは葉柄があり、羽状に全裂します。
6~8月に、美しい青紫色の花を咲かせます。
昨日のタカネハンショウヅルと同じ、センニンソウ属のセンニンソウ(仙人草)です。
そう果は長さ7~8mmと大きくて扁平です。先端には白くて羽毛状の毛が3cmほどのびています。
この白い毛が、仙人の髭にたとえられたところからセンニンソウと名づけられたといわれています。
野山の日当たりの良い林縁に生えるつる性半低木で、茎はよく分枝しほかの木や草にからみつきます。 夏~秋に白い花を上向きにたくさん咲かせます。 花びらのように見えるのは萼だそうです。
種子の白い毛が光を受けてキラキラしているようすは、ちょうど野山のイルミネーションのようですね。
タカネハンショウヅルの白いまんまるい綿毛が、今あちこちで見られます。
タカネハンショウヅルはキンポウゲ科センニンソウ属のつる性の低木です。
果実は多数のそう果が集まり、そう果の花柱が羽毛状になっていてこれが、センニンソウ属の特徴の一つになっています。
センニンソウ属の学名はClematis(クレマチス)で、園芸種のカザグルマやテッセンも同じ仲間です。
秋の花の時期でも、気をつけていないとわからないように遠慮がちに咲くタカネハンショウヅルの花は、とってもかわいいですよね。
ウメバチソウはこれで3回目の登場となります。
果実が熟し、先が4つに割れてきました。中にはとっても小さな種子がたくさん入っていて、風に吹かれると小さな種子がこぼれていきます。
果実の周りには、がくと枯れた仮雄しべがこの時期までもしっかりとくっついたままです。
ウメバチソウは真白い花びらが散るとほとんど目立たなくなりますが、糸状に分かれた仮雄しべは花びらが散った後も美しく花後を飾ってくれています。
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