柴胡(さいこ)は解熱・解毒・鎮痛として用いられた有名な漢方薬で、静岡県三島地方で良質のものが生産されたことから和名がつけられました。
1つの花がとても小さいので撮すのにいつも苦労します。 今回は思い切ってアップにしてみました。 花弁は小さくて5枚あり、その間から雄しべが顔を覗かせていました。
柴胡(さいこ)は解熱・解毒・鎮痛として用いられた有名な漢方薬で、静岡県三島地方で良質のものが生産されたことから和名がつけられました。
1つの花がとても小さいので撮すのにいつも苦労します。 今回は思い切ってアップにしてみました。 花弁は小さくて5枚あり、その間から雄しべが顔を覗かせていました。
まっ青な空と強い日差しに生える、この濃いオレンジ色はまさに盛夏の花です。
花被片についている焦げ茶色の斑点は、一見てきとうに着いているようですが、どうも真ん中に向かって模様が並んでいるようです。 その真ん中には、溝が通っています。 この溝には蜜がありますので、この斑点は蜜のありかを教えているようです。
訪問昆虫はアゲハの仲間が多いのですが、中には蜜だけを目当てにハナバチも訪れていました。
あれっ? キキョウの八重咲き??
このキキョウの花を初めて見たときはこう思いました。 でも八重咲きではなくてドーム型の花が二重になっているだけで、それ以外の雄しべや雌しべ萼は、まったく普通です。 実はこれは野生種ではなくて公園に咲いていたものです。
もしかしたら野生のものでもこんなのはできるかもしれないなぁ・・と思ってその後は気をつけて野生のを見ていますが、いまだに一重のキキョウしか出会っていません。 やはり全くの人為的な花なのかもしれませんね。
ぽんっ・・と咲いたキキョウの花は、咲きはじめは雄しべが雌しべにぴったりと張り付いています。 雌しべの青さはきれいですよね!
花粉を花柱に渡してしまうと雄しべは離れていきます。雄性期です(雄性先熟)。
花粉がなくなったころに、ようやく雌しべが熟します。 雌性期に入ります。 このように雄しべと雌しべの熟す時期をずらすことで、上手に自家受粉をさける仕組みになっているんですね。
平尾台に、秋の七草のキキョウが咲き始めました。
「咲くとき ポンといいそうな・・」と歌にも詠まれたつぼみが大きくふくらんできて、今にもはじけそうです。
・・・ ぽんっ 。
ネジバナが実をつけ始めました。 なんと花が咲いていたところには、ほとんど果実が稔っています。 この株を数えてみたところ、90%以上がちゃんと実になっています。 これはものすごい結実率ですね!
まだ、完全に熟してはいませんが実の中を見てみました。
中には長さ0.5~0.6mmほどの細長くてとっても小さな種子がびっしりと詰まっていました。
このネジバナの細長い種子は、 真ん中に種子があり両端が薄い翼となっています。 熟すと風にのって散布されていきます。
漢字で書くと「屁糞蔓」・・かわいい花なのに、なんともかわいそうな名前です。 匂っても、さわっても臭くはありません、ただもんでみると匂ってきますけどね・・。
白い花の中はどうなっているのか、切ってみました。
中は紅紫色をしていて、先が2つに分かれた雌しべの花柱がのびています。 雄しべは4~5個あって内面にへばりついています。 すでに花粉を出していました。
そして花の中には、一本一本の先が丸くなっている白い細い毛がたくさん生えています。 どうも受粉に関係しているらしいです。
ツユクサの花がいよいよ咲き始めました。 ツユクサはどこにでも見られるポピュラーな野の花ですが、じっくりみるととっても綺麗です。 さらに、まだまだわかっていないことがたくさんあるという不思議な花でもあります。
花びらは3枚あるのですが・・、大きな青い花弁が2枚以外の、あとの1枚は白くて小さい目立たない花弁になっています。 どうしてなんでしょう?
雄しべの葯をささえている花糸には、青い色がついていてオシャレですよね。
ちょうど昨年の今頃、井原山にオオキツネノカミソリを見に行きました。 少し時期が早かったのですが、登山道の両側いっぱいに独特の黄赤色の花咲かせ始めていました。
キツネノカミソリに比べ、花や葉が大型で 雄しべが花から長くつきでるのが特徴です。
芽が出始めたものや、後ろ姿も写してみました。
雌しべがクルクルッとおもしろい形になっています。 これは、花の終わりの頃で雌しべが花粉を受け取れる状態の雌性期にあたります。
花が咲き始めてすぐの頃は、雌しべは真直ぐで花粉をどんどん押し出している状態の雄性期です。
雄性期と雌性期の時期をずらすことによって、自分の花粉が着いてしまう自家受粉を防いでいるんですね。