冠毛は純白、そう果は黒褐色とこの対比がとても印象的です。
ヤクシソウの名前の由来には、
・薬師堂のそばで最初に見つけられたから ・根生葉が薬師如来の光背に似ているから ・薬用にされたから・・・ など諸説あるそうですが、よくわからないそうです。 (薬師堂のそば説は、ほんとに?ってちょと思いますが・・・)
冠毛は純白、そう果は黒褐色とこの対比がとても印象的です。
ヤクシソウの名前の由来には、
・薬師堂のそばで最初に見つけられたから ・根生葉が薬師如来の光背に似ているから ・薬用にされたから・・・ など諸説あるそうですが、よくわからないそうです。 (薬師堂のそば説は、ほんとに?ってちょと思いますが・・・)
昨日の続きですっ!! 昨日はどうも あやふやなまま終わってしまいましたので、リベンジです。
種子を割ってみました、真っ黒い種子の中は白くてフワフワの状態でした。 その中に、堅くて・まん丸くて・黒っぽいものが入っていました。
その黒紫色の丸い玉を、さらにこすってみると、上の画像のように真珠の玉みたいになりました。
この玉をカッターナイフで真っ二つに割ってみました。 すると、左側の半分に小さな白っぽいものが見えています。 どうもこれが、胚のようです。
今度は、この胚がよく見えるようにカッターナイフで少し切った後 手でそっと割ってみました。
小さな芯です、胚に間違いないようですね。 周りをおおっている丸い部分が胚乳にあたります。 つまり、ヤブランの種子は種皮が2枚あって、たっぷりの胚乳の中に胚が入っている構造だと思われました。 ・・・これであっているでしょうか?
***追記(1月30日)***
「花の日記」のpandaさんが、リュウノヒゲの種子を割ってブログにアップされています。 ぜひ比べてごらんください。
真っ黒い種子はまん丸くて光沢があり、まるで果実のようですね。 実はヤブランの果実は さく果なのですが、果皮は生長の途中で萎縮するか、破れて種子がむきだしになって成熟します。 種子がまるで果実のように見えるのは、ユリ科の中ではヤブラン属とジャノヒゲ属だけで、これが大きな特徴だそうです。
種子を割ってみました、真っ黒い種子の中は白くてフワフワの状態でした(胚乳かな?)。
その中に、堅くて・まん丸くて・黒っぽい・・・胚でしょうか?が入っていました。
先日「花いっぱいやん」のあすかの父さんから、「種子について四つくらいに分けて我が家流に呼んでます。
一つ目はタンポポやカエデなどの「風で運ばれる」風飛系。二つ目はホウセンカやスミレなどの「弾け飛ぶ」自弾系。三つ目はカラスウリやアケビなどの「食べられて運ばれる」鳥糞系。・・・とコメントをいただきました。
これを横で読んでいた、家の奥さんが三つ目の意味を尋ねてきました。 奥さんは今まで鳥に食べられたら、消化されて終わりだと思っていたみたいです。
『実の部分は食べられるけど、種は消化されずにふんといっしょに出されることで、運ばれていく』 という説明をしたら、ものすごく驚いて、「初めて知ったぁ~!!」と叫んでいました。 動物と植物はお互いが上手に関係し合っているんですね。
そうそう、あと1つありましたね・・・そして四つ目はオナモミやセンダングサなどの「くっついて運ばれる」体着系。
とってもわかりやすい呼び名ですよね。 最近加わった5つ目の 流し系も含めて、我が家でも気に入っているんですよ。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、花は1年中見られます。 真っ白い綿毛になる頃をよく見ると、黄色い筒状花がまだ残っていて、コントラストが綺麗です。
頭花はすべて筒状花でできていて、周りから咲き始め、雄しべが先に熟して花粉を出しています。
その後、めしべの柱頭がのびだしてきています。 雄しべ先熟ですね。
昨日の続きです・・・ ハマボウの種子には、なぜ毛が生えていないんでしょうか??
コメントを書いて下さった方の中に、答えがちゃんとありました。
・奄美旅行で・・南国の海岸で群落をなし・・・かえでさん
・川があって、アシハラガニもいました・・・イワイさん
・臨海公園で、きれいなハマボウがたくさん咲きます・・・とんちゃん
ハマボウは海水が混ざる河口に育ちます。 そのため、ハマボウの種子は 風で散布されるのではなく、水(海流)によって散布されてゆくのでした。
種子をコップの水に入れてみました。 ほらっ ぷかぷか浮きましたよ。 種子には風を受ける毛は必要が無かったんですね。
ハマボウのことをもう少し知りたい方は「7月 黄槿(きむくげ) ハマボウ」をご覧下さい。
ハイビスカスの仲間の第3番目は ハマボウです。 別名キムクゲ(黄色いムクゲ)とも呼ばれています。 学名は、ムクゲやフヨウと同じく Hibiscus です。 同じ属の花ですが、前の2種の果実のように開いていません、閉じたままです。
どんな種子が入っているのか、手で果実を開いて見てみると、「あれっ?」 種子の様子がだいぶ違っています。
ハマボウの種子にはまったく毛が生えていないんです。・・・なるほどそうか!と思いあたりました。
明日へ続きます。
ハイビスカスの仲間の第2番目は フヨウです。 学名は、昨日のムクゲもフヨウもどちらも Hibiscus です。 同じ属の花ですが、こちらの果実には毛がたくさん生えています。 そして種子には さらにびっしりと毛が生えています。
フヨウの種子は風で散布されてゆくのですが、少しくらいの風では飛ばされないように 果実はしっかりと種子をつかまえています。 なるべく強い風で飛ばされた方が、より遠くまで種子を運ばせることができるという工夫だそうですよ。
種子に生えた長い毛は背面にまとまってついていて、ちょうどハリネズミのような姿です。