ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

赤ちゃん、かわいい!!

2009年06月07日 | ゆきちゃんの日記
中学部のときの担任だった、魔法使いS田先生にお子さんが生まれました。

なぜ魔法使いか?(笑)


ずっと日記を読んでくださっている方にはわかると思いますが、
魔法使いのように、魔法の呪文で由紀子をうまく動かすことのできる人だったからです。


そのS田先生に小さな魔法使いの弟子が生まれました。(笑)


赤ちゃんが大好きな由紀子にぜひ見せたあげたい!
そう思ったので、由紀子を連れてお見舞いに行きました。

性教育のときに医療学習用の赤ちゃんのお人形を抱い事がある由紀子は
赤ちゃんを抱かせてもらうことをとても楽しみにしていました。

この写真は性教育の時の写真です。
とても愛おしそうに抱いているでしょう?(笑)



ところが、本物の赤ちゃんを見た途端に、その勇気がなくなってしまいました。(笑)

先生が
「ゆきちゃん、赤ちゃんを抱っこしていいよ!」(o´∀`o)ニコッ

すると・・・
「やだ~~!」(--;)> イヤァ、、、



だって・・・足が動いてるんだもん・・・・(@_@;)!?


o(〃^▽^〃)oあははっ♪

母は、しっかりその足をコチョコチョしてきましたよ!(笑)

本当は抱かせてもらいたかったんだけど、ぐっすりお休み中で・・・
私がいじっても、全然おきてくれなかったんです。
残念!!


そして、帰るときに先生が由紀子にお土産のお菓子を入れた袋をくださいました。

でも、由紀子はあまりお菓子を食べません。
いつも、こうしていただいたお菓子は、
ほとんど私がいただくことになるのですが・・・

家に帰って、その袋を開けたら・・・
全部、由紀子が食べられるものばかりが入っていました。

魔法使いは、今でも由紀子のことをよくわかって下さっているんですね。

ありがとうございます。




これからは、小さな魔法使いの弟子を、愛情いっぱい育ててくださいね。

そして、母親という新しい視点を加えて、魔法に磨きをかけて、
学校で待っている自閉症の子どもたちのために
お仕事に戻ってあげてください。

=END=
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言語について・・・その2のおまけ(自閉症の特性17)

2009年06月07日 | 自閉症の特性
注)この記事を読む前に言語について・・その2(自閉症の特性16)
読んだ方がいいかも!(*^-^*)



=====新聞版「ゆきちゃん通信」№9(2000 年9月3日発行)より抜粋===========


    「うん!」という言葉・・・。 

最近「ゆきちゃん、ご飯食べた?」と聞くと由紀子は「うん!」と答えます。

普通の子どもにとってはなんでもない会話ですが、
由紀子がこの言葉を身につけるのには本当に長い時間がかかりました。

上の娘たちは言葉を話し出す前にうなずくという方法で
この「うん!」を身に付けていました。

でも、由紀子は三歳になってもその兆しは見えませんでした。

それが自閉症を疑いだしたきっかけでもありました。

由紀子はこの言葉をビデオの「トトロ」の中に出てくる
メイちゃんという女の子のセリフから覚えました。

いえ、学習したといっていいかもしれません。


今まで質問には
「ご飯食べた!」
と言うようなオウム返しに似た返事をしていたのですが、
ビデオの中でメイちゃんが
「うん!」
と答えている場面を見ているうちに
由紀子の中で何か感情が芽生えたのかもしれません。

最初のうちはメイちゃんの言い方そっくりに真似をして意味もなく
「うん!」「うん!」をうれしそうに連発していましたが、
時間が経つにつれて、その言葉は由紀子のものになりました。

いろいろな場面でとても自然にそして的確に使えるようになっていったのです。

今までも、由紀子はこのような形でいろいろな言葉や動作を身につけてきました。
全てが学習なのです。


それにしても、
由紀子が「うん!」と答えるたびに私は笑顔にならずにはいられません。

ずっと、ずっと待っていた言葉だった。

そんな気がします。

=END=
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