昨日の日記に由紀子がＣＭの台詞をタイミングよく使うという話を書きました。
昨日は「どないしょう？」という言葉にはだまされないぞ！
と、書きましたが、
本当は由紀子がこの言葉で自分の思いを表現していることは
よくわかっているんです。
ちゃんと意味が解かって使っているんですよね・・・。
謝っていたんだと思います。
ちょっと意地悪だった自分を反省しています。
このように、由紀子は言葉をＣＭやビデオの中の台詞から覚えて、
ひとつずつ自分のものにしています。
少し前まで、自閉症は親の育て方のせいだといわれていました。
親が放ったらかしにして、ビデオばかりを見せているから
人に興味がなくなった！
自閉症の子どもを持った親は、こんな言葉にたくさん傷つけられてきました。
私も、昔は周りの人の何気ない言葉にいっぱい苦しい思いをしました。
今だから、はっきり言えますが
自閉症は,絶対に親のせいじゃないから！！！
自閉症の子どもは、パターン化されたものが好きだから
毎回、同じ事を繰り返してくれるビデオやＤＶＤ、そしてＣＭが好きなんですよね。
テレビを見させすぎたから自閉症になったのではなくて
自閉症だから、テレビを夢中で見てしまうんだと思います。
私も、由紀子が自閉症とわかった頃はまだそんな事を知らないから
ビデオの事で自分自身を責めていた時期がありました。
それで、療育センターの言語の先生に
「ビデオをずっと見せてきたから、この子は喋らないんでしょうか？」
と、聞いたことがあります。
そのときに、言語の先生は
「ビデオを見せる事は、一概に悪いことだとばかりはいえないと思いますよ。
ビデオが言葉を育てるということもあるし・・・。」
その頃、私には先生が言われた本当の意味はよく解からなかったんですが・・・
なんとなく、「ビデオが悪いというわけではない！」と言う事だけを
心に留めていました。
なんと、いい加減な理解！・・・（笑）
でも、その言葉の意味を、それから数年後に実感することができました。
それは、由紀子が小学校に入ってから、
少しずつ会話らしきものをするようになったときです。
周りの人から
「ゆきちゃんはお話が上手になったよねぇ～！」
と言われるようになったのですが・・・。
なぜか、私はとても違和感がありました。
私から見たら、その言葉のほぼ全てが、ビデオやＣＭの台詞だったからです。
でも、よく気をつけて聞いていると、その台詞をとても的確に
場面場面で使っているんです。
言葉の一つ一つは台詞なのですが、
いつの間にか、その台詞は由紀子自身の言葉になっていたんです。
一番印象に残っているのが、「うん！」という言葉です。
由紀子はずっと「うん！」「いや！」を言わない子でした。
それが言えるようになったきっかけは、ジブリのトトロの中の
メイちゃんの台詞です。
ビデオを繰り返し見ている間に、この「うん！」が由紀子のアンテナにヒットしたようで、
前後の台詞を繰り返しながら「うん！」「うん！」を繰り返していたんです。
そのうちに、この言葉を自分のものにして使えるようになりました。
この時の感激を私は新聞版の「ゆきちゃん通信」 №９に書きました。
※携帯の方はこのリンクが見られないとの事でしたので、
次のページにその記事を抜粋して書きました。
他にもいっぱいこんな言葉があります。
いえ、今でも由紀子の言葉のほとんどがそうです。
言語の先生がおっしゃっていた「言葉を育てる・・・」の意味がこういう事だったのか・・・
今はちゃんと理解できるようになりました。（笑）
感覚統合の本の中にも
子どもは、今、自分に必要としている刺激を知っていて、
その刺激を取り込もうとする。
と、言うようなことが書いてありました。
そうだとしたら、由紀子が繰り返し、繰り返しビデオを見て台詞を覚えるのも
言語の刺激を必要としていたから・・・かもしれません。
本当に？？？（笑）
＝ＥＮＤ＝
昨日は「どないしょう？」という言葉にはだまされないぞ！
と、書きましたが、
本当は由紀子がこの言葉で自分の思いを表現していることは
よくわかっているんです。
ちゃんと意味が解かって使っているんですよね・・・。
謝っていたんだと思います。
ちょっと意地悪だった自分を反省しています。
このように、由紀子は言葉をＣＭやビデオの中の台詞から覚えて、
ひとつずつ自分のものにしています。
少し前まで、自閉症は親の育て方のせいだといわれていました。
親が放ったらかしにして、ビデオばかりを見せているから
人に興味がなくなった！
自閉症の子どもを持った親は、こんな言葉にたくさん傷つけられてきました。
私も、昔は周りの人の何気ない言葉にいっぱい苦しい思いをしました。
今だから、はっきり言えますが
自閉症は,絶対に親のせいじゃないから！！！
自閉症の子どもは、パターン化されたものが好きだから
毎回、同じ事を繰り返してくれるビデオやＤＶＤ、そしてＣＭが好きなんですよね。
テレビを見させすぎたから自閉症になったのではなくて
自閉症だから、テレビを夢中で見てしまうんだと思います。
私も、由紀子が自閉症とわかった頃はまだそんな事を知らないから
ビデオの事で自分自身を責めていた時期がありました。
それで、療育センターの言語の先生に
「ビデオをずっと見せてきたから、この子は喋らないんでしょうか？」
と、聞いたことがあります。
そのときに、言語の先生は
「ビデオを見せる事は、一概に悪いことだとばかりはいえないと思いますよ。
ビデオが言葉を育てるということもあるし・・・。」
その頃、私には先生が言われた本当の意味はよく解からなかったんですが・・・
なんとなく、「ビデオが悪いというわけではない！」と言う事だけを
心に留めていました。
なんと、いい加減な理解！・・・（笑）
でも、その言葉の意味を、それから数年後に実感することができました。
それは、由紀子が小学校に入ってから、
少しずつ会話らしきものをするようになったときです。
周りの人から
「ゆきちゃんはお話が上手になったよねぇ～！」
と言われるようになったのですが・・・。
なぜか、私はとても違和感がありました。
私から見たら、その言葉のほぼ全てが、ビデオやＣＭの台詞だったからです。
でも、よく気をつけて聞いていると、その台詞をとても的確に
場面場面で使っているんです。
言葉の一つ一つは台詞なのですが、
いつの間にか、その台詞は由紀子自身の言葉になっていたんです。
一番印象に残っているのが、「うん！」という言葉です。
由紀子はずっと「うん！」「いや！」を言わない子でした。
それが言えるようになったきっかけは、ジブリのトトロの中の
メイちゃんの台詞です。
ビデオを繰り返し見ている間に、この「うん！」が由紀子のアンテナにヒットしたようで、
前後の台詞を繰り返しながら「うん！」「うん！」を繰り返していたんです。
そのうちに、この言葉を自分のものにして使えるようになりました。
この時の感激を私は新聞版の「ゆきちゃん通信」 №９に書きました。
※携帯の方はこのリンクが見られないとの事でしたので、
次のページにその記事を抜粋して書きました。
他にもいっぱいこんな言葉があります。
いえ、今でも由紀子の言葉のほとんどがそうです。
言語の先生がおっしゃっていた「言葉を育てる・・・」の意味がこういう事だったのか・・・
今はちゃんと理解できるようになりました。（笑）
感覚統合の本の中にも
子どもは、今、自分に必要としている刺激を知っていて、
その刺激を取り込もうとする。
と、言うようなことが書いてありました。
そうだとしたら、由紀子が繰り返し、繰り返しビデオを見て台詞を覚えるのも
言語の刺激を必要としていたから・・・かもしれません。
本当に？？？（笑）
＝ＥＮＤ＝
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