ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

療育手帳

2003年07月29日 | ゆきちゃんの日記
今日は療育手帳の更新日でした。

2年に一度知能テストと生活状況の聞き取りがあって
障害の等級を決めます。

今までの等級はB2・・・
一番軽い障害の等級で手帳によって援助される事が少ない。

将来障害者年金を受ける事もこの等級ではなかなか難しいのです。

障害が軽くなると将来が心配・・・・変な話です!

そんな複雑な思いを持ちながら
児童相談所へ検査を受けに行ったのですが、

この日のゆきちゃんの機嫌はかなり悪いかった。

まぁ、もともと最近は機嫌のいい日の方が少ないんだけど・・・。(笑)

まず生活状況の聞き取りがありました。

この2年間でいろいろな問題が出てきていることを
正直に話をしました。

そして、知能テスト・・・

私が検査官に由紀子の問題点を話しているのを聞いていた
由紀子はますます不機嫌!

(だから本当は別室で検査して欲しかったんだけどなぁ・・・。)


横で見ていても集中できないのがわかりました。

そろそろ知的に急な伸びを示す年齢が終わろうとしているせいもあるけれど、

2年前のテストの時にできなかった事が
そのままできない項目が多くありました・・・。


苦手な短期記憶の項目の時にも
「わからない!」と答える事が多かったし、

他の項目も検査官の質問がわからなくて
横に居る私に助けを求める目をしていました。

でも、テスト中は私はけっして口出しをしない。

私が質問を噛み砕いて伝えてやれば
答えられる問題が多い事は解っているんだけれど、
それでは検査の意味が無い!


結果、知能指数は2年前よりも数値が落ちました。

それに加えて思春期の入り口で
自傷やこだわりが強くなった事も加味されて、

等級がB1に変更になりました。


検査官の方は結果を伝える時に言いにくそうにしていたけれど、

私は正直な所、
心の中で「よかった!」と思いました。(笑)

これで、由紀子への援助が大きくなるぞ!(笑)

そして、将来の年金への距離も近くなった。

等級が下がってよろこぶのはおかしいと言われるかもしれないけど・・・


この複雑な障害児の母の気持ち・・・
わかってくれと言っても難しいですよねぇ・・。

(;^_^A

この日の検査で笑っちゃった事!

ボートにお父さんと子ども達が乗っている絵を見て
何をしている場面かと聞かれた由紀子の答え

「カヌーだ!」(笑)

その絵はかなり昔の絵で古臭いのですが、
正直ボートがカヌーみたいに見えました。(笑)

正直な由紀子の答えはピンポーンです。


他にもキューピー人形を抱えた
おかっぱ頭の女の子に和服に割烹着姿のお母さん・・・。

ねぇ!
そろそろ新しい絵に変えた方がいいんじゃなですか?(笑)


=END=
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする