めおと上海生活(旧:北京的生活)

北京での留学生活を終了した年とゆっこ。上海での駐在員・太太の生活や食べ物・文化等を写真と一緒に書いてゆきます

くさい、くさい~!

2006-02-28 23:38:03 | 上海:生活
最初北京にいて、それから上海に来たわたしたち。
北京にいた時から感じてたコト、それは水の臭さ!!

うがいは勿論のこと、顔を洗うとき、シャワーを浴びるとき・・・

水道水をひねるとすこし黄色がかった、このくさい水が流れ出てきます。あいやー。
特に上海ではこのにおいがキツクて、料理はもちろん浄水器を使っています。
中国の人々も浄水器や、ペットボトルを買ってそれを飲んでいる模様

中国の水はどうやらカルシウムの含有量が多くて、いわゆる「硬水」にあたり
日本の水はカルシウムが少ない「軟水」になるようで、まずそこが違う。
そして水源として使っている河の汚染度が違う。ようです。

この水でお茶をいれてるレストランがあるのが、なんともツライー!
上海の人たちはもう(最初から?)慣れているようでがぶがぶ飲んでいますが。
つくづく日本は美しい水で潤った、温帯湿潤気候の国だね
特に青森と長野は水道水もそのままおいしく飲める。すばらしい!

上海市政府は水質向上のために、水処理所の改善に取り組んでいるようです。
期待してますよー!加油~(ガンバレ~)



男の美学。それは

2006-02-26 13:06:39 | 上海:人街人
黒の革ジャン。

黒の革ジャンと黒の革靴、それは冬の中国男性にとっての『基本』のようです。

特にある年代以上の男性の半分近く(それ以上?)は
この黒の革ジャンを愛用している姿を多くみかけます。
売り場でも数多くみかける、本当にスタンダードな、
これを持っていてこそ中国男子な一着のようなのです。

これは北京も上海も変わらないので、中国文化のひとつと言っても過言ではあるまい!

地域や年代によって「きまってる」「かっこいい」「綺麗だ」とみなされるアイテムに
いろんなバラエティがあるというのは、つくづく面白いなぁ~


そうだ、パールを飲もう。

2006-02-23 23:57:16 | 上海:スウィーツ
ちょっぴりのどが渇いた、そして小腹も空いた。
その両方の欲望を満たしてくれるのが、このパールミルクティー。(珍真ナイ茶)
いっぽうでゴクゴク。いっぽうでモグモグ。
う~ん、 気づけばおなかは満たされています 
だいたいどこのスタンドでも3元(約45円)とゆうお手軽さも魅力☆彡

ココナツジュース+タピオカも4元(約60円)で売られていて、
見ているとこちらもなかなかの人気者。


どの飲み物も、その場で作ってくれるので熱々です!日本はどうだったかなぁ?
もともと台湾の飲み物みたいだけど、上海でもすっごい人気
特に地下鉄周辺では小さなスタンドで手作りしてくれる処が多くあって、
歩き飲みをしている人々をよく見かけます




ざくっとタピオカをすくってカップに入れた後、ジャジャ~っとミルクティーを注ぎます。このあたりの大雑把さ加減は、さすが中国。
その後は機械で蓋をして、「ストローさす?」と聞かれてオシマイ。





チョコレートフレーバーなどには、「素」のミルクティーにチョコレート粉末をたして出来上がり♪ものによっては、ミルク(粉末クリープのようなもの)が強すぎで、胃にもたれるものもあるけど、今回飲んだこの避風糖のものは、さすが!!黒タピオカの歯ごたえも、ミルクティーの濃度も◎でした。


ストロー刺さりにくいことがあり、カップがぐにゃぐにゃになったり
蓋に小さな穴があいて中身が飛び散ったりと 意外に危険
その場でお店の人に開けてもらうのが、安心して飲めるコツですょ~


お花市場@曹家渡

2006-02-21 23:02:26 | 上海:市場
日本を離れて旅をしているとき、その国の市場を訪れるのは大きな楽しみのひとつ
上海にも服飾市場・生鮮市場などいろ~んな種類の市場がありますが
今回は街の北よりにある「お花市場」へ行ってきました

場所は長寧路と長寿路の境目を北に入る、曹家渡(cao jia du)と呼ばれるエリア。
大きな交差店を北方向へ進むと「中国でもっとも大きなお花市場のひとつはこちら」と
『最大』が強調されているのが、なんとも中国らしくてニヤリ。

中に入ると1階はお花と観葉植物が中心に置いてあります。
中国によくある、小さなお店がわんさか連なっている形式になってました。



心なしか、空気が濃密な感じ~あーやっぱり植物っていいね。
ここでお部屋用にひとつ購入!無料で部屋まで配達してくれて、便利、便利~☆彡
値札どおりに買っちゃったけどひょっとして値切れたかな?

2階はガラっと雰囲気が変わって、お部屋装飾の雑貨・ろうそくや、造花など。
花瓶もかわいいのがあったので購入~こちらは10元くらい安くなったよ♪



3階はほとんどが準備中。かごや油絵や、石などのわりとナゾな感じのお店たちが
ぽつぽつと開いているだけでした。
全体的に街中で買うよりぐっと安くて、オトクな感じ。たまにぷらっとまた来よう





迷った時には・・・西湖牛肉羹

2006-02-19 23:10:07 | 上海:ごはん
中国に住んでいると、漢字だらけのメニューの中からいくつかお気に入りができて
定期的にそのメニューたちをぐるぐるローテーションしたりする。
最初の頃は「これ、食べてみちゃう?!」とか冒険したりもしたけど、
けっこうリスキー!!大量に残したり、胃もたれしたり 失敗しながら
徐々に馴染みのメニューを増やしてきました

その中でも、なかなか開拓が進まないのがスープ類。
★1ボールが想像を絶する巨大さで、二人じゃ飲みきれない(私たちの胃袋でもムリ)
★名前が長くて覚えられない・・・(これは記憶力の問題
以上の二つが主な理由。でも最近お気に入りスープを発見、発見~

その名は『西湖牛肉羹』
最後の羹は、そう、羊羹(ヨウカン)のカンと一緒。
なんとなく甘い汁を想像してしまうけれど、
この字はとろみの強いスープのことを示しています
さらっとしたスープは「湯」の字で表されます

具は牛肉(ひき肉)・香菜・卵・たまにお豆腐。ベースは何かのガラ。
どのお店で頼んでも薄味のことが多くて、胃にやさしいホッとする味
粉末のレトルトを買ってみたけど、それもなかなかおいしかったなぁ

冬にはこのとろみがアッツアツでちょうどいい♪ヤケドにご注意


中国のバレンタイン:情人節

2006-02-14 23:03:38 | 上海:人街人
今日は、バレンタインですね。中国語では「情人節」といいます。
まあ恋人の日・・・とゆうような意味合いになります。

街で多く見かけたのは、花束を抱えた男性!そしてチューする若者!
や~盛り上がってるねえ。チョコレート売り場も人の山でした。

日本と違って恋人同士がプレゼントをあげる日、とゆうのが定義のようで
ランチ・ディナーも「特別コース」を用意しているお店が多いみたい

そしてこんな面白い記事を見つけました
『ロマンチックな14の方法と7種の必勝求愛武器』とゆう項目など
これから中国人と恋仲になりたい人には必見!の内容になっています
(もちろん口説く予定のない人も、純粋に楽しめる内容です・笑)

こういった行事とゆうのは、本当にお国によって様々なんだなぁ。
↓彼女のもとへ、急げっ↓



ところでバラの花束ってみなさんどうですか???
もらったら「あ~ロマンチック」って本当になるのかなぁ
お花を買ってきてくれた、その気持ちはきっと すっごく嬉しそうですが

光り輝く糖葫芦

2006-02-12 12:24:15 | 北京:食べ物

上海でも蘇州でも見かけますが、もともと北部地方出身のスウィーツ『糖葫芦』
山木査(さんざし)やその他フルーツを串刺しにし、上から飴がコーティングしてあります。
そう、思い出しましたね?お祭りの屋台で出る、りんご飴の兄弟分です★

大きい方から小さい方へ・・・可愛らしく整列してます



最初に周りのパリパリ飴を食します。ぱりぱり。う~ん、懐かしい味!
そして初・さんざしを ぱくっ
意外としっかりとした甘酸っぱさがあって、思わず顔がほころぶ~
これぞ! 甘さと酸っぱさのハ~モニ~♪♪ 種がゴチっと当たることもありますが。
さんざしの味はシャキシャキしていない姫りんご、とゆう感じでしょうか。
こんなに数があるのに、飽きずに最後までぱくぱく イケる味です!



長芋(皮つき・ヒゲつき)の飴かけもあったりして、味が気になります
苺の飴かけも、めちゃうまでした!クルミ挟みや色取りフルーツも食べてみよう。
値段も2元~とお手ごろで、両手に2種類持って食べてる男性の姿も見かけます。
冬限定の風物詩。美容にもいいみたいだし、また串を手にぶらぶらしようっと




今だ!買い時だ!

2006-02-09 16:16:48 | 上海:生活

春節は旧正月の15日まで続くとの事なので、また旧正月ネタです

旧正月が近づいた上海市内では、街角で、スーパーで、デパートで・・・
いたる所で熱烈販売されたのが、そう「果物」です。箱詰め・籠盛が一般的で、
上の写真は中国人の友達が買ってきてくれたもの(王琳ありがとね☆)
果物関係のニュースを調べてみると、以下のような記事がみつかりました

 上海果実食品業界協会の関係者によると、春節(旧正月)休みの期間中、上海市で1日に取引された果物は4千トンを超え、最高は5千トンを超えた。
す、すごい数ですねー!1日で、ですからねw

 上海の人々にとって、果物は旧正月に訪れた客人をもてなす必需品だ。今年は特に彩りに凝った取り合わせが好まれ、ブドウ、ザクロ、リュウガン、マンゴー、パイナップルなどに人気が集まった。また、新しい物好きの市民の間では、日ごろは見かけないパパイヤ、スターフルーツ、レンブなどの南国フルーツを買い求める人が相次いだ。 ふむ、ふむ。頂いた籠の中にも10種類以上の果物が入ってました。マンゴスチンの姿も。

 上海の人々は、親戚や友人を訪ねるときにも、しばしば果物を手土産にする。果物の配送などを手がける上海果品配送有限公司によると、バスケット詰めフルーツとして販売される果物が、これまでより25%近く増えた。自分であいさつ回りをする時間のない人のために、果物の詰め合わせギフトを届ける宅配サービスも人気だ。
まるでお歳暮の時の日本みたい~。

街中の果物屋さんも、贈り物用の箱でいっぱい。ちなみに右端に見えるのはサトウキビ。



果物以外の贈答品としては健康食品・お酒・チョコレート・クッキーが人気のようでした。
箱はモチロン赤が金でね☆


日本写真界の第一人者:森山大道

2006-02-06 23:59:25 | 上海:生活

写真好きなら一度ならずとも聞いたことがある人、それが森山大道。
白黒写真を撮る男子が、ほのかな・時には強烈な憧れを抱く人、それは森山大道。
彼はその特徴のあるモノクロプリントで一世を風靡し、
今やこの人の名をなくして今の日本の写真界を語ることはできません。
60を過ぎてるようには見えない、男・森山大道!

その彼の写真展が上海でもあるとゆうことで、先日ついに行ってきました!

『森山大道・ブエノスアイレス』@エプソンギャラリー。
長年想いを温めていた、ブエノスアイレスを激写しています。すごく、いいです。





12月17日から始まり、終わりは今月の14日まで。
興味のある方はぜひ足を運んでみてください。百聞は一見にしかずなり★
エプソンギャラリーは、へ~こんなとこに?とゆう街中にありました。

【Data】エプソンギャラリー
Huai海中路651号 (ベネトンすぐ隣)
5306-7711



中国四大名園のひとつ:拙政園

2006-02-05 22:27:15 | 旅する:近郊・雲南省・四川省
蘇州にたくさんの庭園があることは以前の記事で紹介しましたが
今回は、その数ある庭園の中でも特に有名な「拙政園」を紹介します

ここ、もともとは唐の詩人・陸亀蒙の私邸だったそうですが、元代には大宏寺になって
その後太平天国の乱のとき(ありましたねえ~!)には李秀成が執務室として使ったそう。

蘇州近くの太湖では、水の浸食により奇怪な形をした太湖石を産出するそうで
庭園におくのは大人気とゆうこともあり、蘇州の庭園いたる処でこの奇石を見かけました




水と自然と建造物の調和がとれた、和やかな空間が広がっています
ちょうどこの日は風もなく穏やかな日差しで「うららか」な気分~☆彡
緑燃える春・夏、紅葉に染まる秋はもっと美しいんだろうなあ。





池の片隅には必ず番(つがい)で行動することで有名な「オシドリ」発見
♂はとっても色鮮やか。つくづく人間の世界とは華やかさが逆ですのぉ~




この拙政園でいちばん好きになったのが、ここ。園の一番奥あたりですが
行かれる方はぜひ行かれてみてください



ごつごつした岩やそのまま枝がのびた木が庭を飾る。
日本にも通ずる東洋庭園の美を感じられる、そんな庭園でした。


【Data】拙政園
蘇州市東北街178号
7:30~17:30(入場は17時まで)
50元(オフシーズン)70元(ハイシーズン)


常識越えの光景・続報

2006-02-04 21:35:50 | 上海:生活
大晦日に爆竹と花火がすごいのは知ってましたが、なんとそこから5日後、
初五を迎えるその夜にも祝砲が轟きわたった~!! これは@上海。

本当の意味の「新年」は初五までなので、それをお祝いする花火だったのかな?
日本でゆう三箇日、のようなものでしょか。

窓を開けるとお互いの声が聞こえないくらい、音でかいのだー、ひゃー。
民間レベル(ってか家ごとに?)絶え間なく続く 花火と爆竹は
興奮を通り越して、笑えるほど すごいなぁ中国人!

中にはこんな処も・・・も、もう火事寸前?ってか火事?!



0時5分くらい前には、すでに街が煙にかすみ始めてまひた…。
住んでるマンションの中庭でも、当然打ち上げアリ!
ち、ちかいっすね~ ギリギリ楽しめる距離。これ以上は近寄らないでね。



なにはともあれ、中国人の情熱はよぉ~く分かりました。でもね、でもね。
今さらっと調べてみたら、なかなか衝撃的なニュースが・・・


■北京市内だけで、29日に花火・爆竹が原因で病院に運ばれた人 112人

■重慶市では29日だけで、191件の火災発生

■河南省安陽市で29日爆竹倉庫が爆発し、三十六人が死亡し負傷者は四十八人

・・・みんな危険を冒してるんですね。もう少し安全を考えてもいいんじゃないかなあ
ところで「爆竹で死亡や怪我って?」と思われた方、いませんか?
こっちの爆竹はサイズは日本のものとほぼ一緒ですが数が桁違いに違います



少なくても500個が連結状態、多くて…∞??この渦巻きはすべて爆竹なのです。
それは すごい こと です ねぇ・・・。




日本人の常識を打ち破るもの

2006-02-02 15:54:09 | 旅する:近郊・雲南省・四川省

中国に来て初の旧正月。どうやって過ごそうかと考えた結果、
北京の時の家庭教師の先生(大学生)が実家の蘇州に帰ってきているので
彼女を訪ねに行こうと言う事となり、上海から電車で1~2時間の蘇州へ。
ゆっこも年も二人とも初の蘇州。



蘇州は東洋のベニスとも言われていて、街中に河が走っていた。
今は船が走っていたとしても観光目的だが、昔は船に野菜を積んで売り回ったりと、
生活における主な交通手段として使われていたとの事。

そんなこんなで昼は観光スポットをいくつか回り、いったんホテルへ。
ホテルで少し休んでいると、何やら外で
「どーん!」
「どっかーん!」
「ばばばばばばん!」
という音が!

旧正月の到来を祝う、爆竹や花火の音。
中国の旧正月はものすごく賑やかだと聞いてたけども、こんなにもの爆音だとは!
いやぁ、もうそれは窓を閉め切っても中まで容赦なく聞こえてくるくらいの音。
100デシベルくらいはあるんじゃないだろうか。

んで、何が「日本人の常識を打ち破るもの」かというと、それは打ち上げ花火。
日本で打ち上げ花火と言ったら、青森だったら海だし、長野だったら川だし、
東京だって海か川でやるもの。
そして打ち上げ花火は専門の職人さんが打ち上げるもの。
それが日本人の常識。

でもこっちはそんな常識は無い!
道路で打ち上げる!繁華街で打ち上げる!マンションの中庭で打ち上げる!
そしてそれを一般の人が打ち上げる!
いやぁ、爆音にもびっくりしたけども、これにはもっとびっくりした!

自分でも打ち上げてみたくなってコンビニで花火売ってるかなと思ったら、
どうやら日本と違って専門のお店でないと買えないとの事。
来年はぜひともセルフでの打ち上げ花火に挑戦してみたい。