めおと上海生活(旧:北京的生活)

北京での留学生活を終了した年とゆっこ。上海での駐在員・太太の生活や食べ物・文化等を写真と一緒に書いてゆきます

世界遺産の町・麗江

2007-02-28 22:24:43 | 旅する:近郊・雲南省・四川省

さてさて、雲南省最大の都市・昆明で飛行機を乗り換え向かった都市は麗江。
1997年にユネスコ世界遺産に登録されて以来、多くの観光客が訪れるところ。

標高はなんと2400m!! 南に位置しているけれど、朝晩かなりさみゅーかった
手袋必須!とのアドバイスを頂いていたので、準備万端でのぞみました。

細かな水路と、艶やかな石畳、温かな提灯の色、居並ぶお土産屋とカフェ。。
まるでテーマパークのように整った美しい町並みです夜の雰囲気が◎。

ただ旧正月中の観光客やハンパなく、細い道は押し合いへし合い・人人人!!!
宿もしかり。予約をしておいた客桟=民宿は「もう満杯!うちにこい!」
とのこと、宮迫似のおっちゃんの家に泊まることになりました

おっちゃんはこの地域に多く住む『納西(ナシ)族』
私たちの漢字名を告げると、ナシ族の東巴(トンパ)文字で書いてくれました~♪



『年』の部分、す、すごくないですか?! 龍?馬?
私の漢字はふたつもヒトマークが入っていて、なんだか賑やかでした。おもしろい。
口にのせると、ちょっぴり日本語に似ています。
「謝謝はなんてゆうの?」と聞いてみると「メサン!」との返事が
実際は「ヨベセン」とゆう感じ。写真を撮らせてもらったお礼に言うと喜ばれました

このトンパ文字、町のいろんな処で見ることができます。
地球上に現存する最後の象形文字らしい、末永く残ってほしいものですのぉ



おっちゃんの家には小さな子どもがいるらしく「帰宅は12時まで!足音ちいさく!」
と何度も念を押されました、それほど夜遅くまで遊べるってことですね。
私たちは次の朝早起きをする予定だったので、早々に眠りました。
人の少ない街並みをみたかったので・・・



しーーんとした、静かな冷たい朝。
1000や2000はくだらないお土産屋さんもまだ営業せず、街は素朴な顔でした。
観光客の多さが苦手な人には、早起きがオススメです。



【Data】江古城大石橋客桟Ancient Stone Bridge Inn
住所:麗江大研鎮五一街興仁下段71号
電話:5184001

※おっちゃん夫婦の自宅は大石橋から数分離れた処。
※空港から市内バスあり。タクシーだと80元(30分)前後。

昆明で登龍門

2007-02-23 22:01:05 | 旅する:近郊・雲南省・四川省
中国は春節(旧正月)という事で、今週一週間お休みとなっています。
この連休を利用して旅行に行く事にしました。

旅行先に決めたのは雲南省、中国の南部に位置して気候は亜熱帯に属します。
なので今は冬ですが気温がなんと18度!
暖かい場所という事と少数民族が見たいという事が今回の旅行先の決め手でした。
(仕事の関係で年だけ先に上海に戻ってきて、ゆは今もまだ旅行中です。)

先ずは雲南省の省都、昆明(クンミン)へ行ってきました。
昆明の見所の一つに西山公園の龍門石窟という所があります。
そう、登龍門の語源にもなっている『龍門』です。
ただし中国には龍門がいくつかあるようで、黄河中流にある龍門が本家だそうな。
まぁでも景色もいいみたいだし、龍門に行く事に決めました。

西山公園は昆明湖を超えた山の中にあって、公園までは車でも行く事が出来ますが
ロープウェー(中国語では『索道』)に乗って上って行く事も出来ます。
ロープウェーは少数民族村の近くから出ています(空港からタクシーで30元弱)。



ロープウェーからの昆明湖の景色も綺麗なんですが、実はロープウェーの値段は
そんなに安くなく(往復で70元)、景色だけなら西山公園からも楽しめるなので、
車でそのまま西山公園まで行っちゃった方がいいかもしれません。
私は西山公園にはロープウェーでしか行けないものだと思っていたので、
ロープウェー乗り場までタクシーで移動してそこから乗り換えてしまいました。
西山公園まではバスも通っているみたいです。

西山公園に着いたら、龍門目指して今度はリフトに乗り換えます。
往復を買おうと思ったら切符売り場の人に『片道で十分だよ』と言われました。
確かにその通り、リフトで上まで登った後に龍門まで歩いていき、そのまま
道なりに下って行って出店の出ている長い通りを抜ければ元の場所に戻ります。
往復チケットも売っていますが、リフトは片道分だけ買いましょう。



途中の石窟をくぐっては抜け、抜けてはくぐり、階段を昇り降り昇り降りして・・・
(これが結構大変で、お年寄の何人かは途中でダウンして座り込んでました)



やっと龍門に辿り着きました!



門の下に玉がついていて、それを触るといいそうな。みんな触ってました。
私も『登龍門』のご利益に与るため、その玉に触ってきました(トップの写真)

また、龍門や西山公園からはこんな風に昆明湖と昆明市街がきれいに見渡せます。



(広辞苑)
登龍門: 困難ではあるが、そこを突破すれば立身出世が出来る関門。


一年の初めに登龍門をくぐった私、今年はステップアップの年になるのか?!
乞うご期待。



【Data】
西山公園: 入場料無料
龍門石窟: 入場料30元
西山公園へのロープウェー: 往復70元、少数民族村のそばに乗り場あり
龍門石窟へのリフト: 片道15元

くず粉ならぬれんこん粉

2007-02-15 22:09:36 | 上海:ごはん

最近風邪をひいた友だちが幾人か周りにいたので、体に優しそうな食材を求め
スーパーをうろうろしていました。
そこで『くず粉』や『葛根湯』ないかな~と栄養食品近くを見てみると。

ありました! 『西湖藕粉』なるものが。

表には「杭州著名特産」や「速溶」、「WestLake Lotus-root Starch」の文字。
裏には「沖入90度左右的開水、撹拌至半透明状即可食用」とあります。

お湯を注いでかき混ぜて半透明になったらできあがり
これこれ!きっと私が求めていたのはこれっと買ってみました。

味気ない個包装、なんだか薬に見える顆粒状ですが、溶け&味はよし
ハスの根=蓮根(レンコン)の澱粉ってどんな栄養があるのか知らないけれど
ドロっとした半透明の液体は、消化によさそうだし、温まるので
これから風邪気味の時には食べてみようと思います。

中国人の友だちに聞いてみたところ、特に体調を崩したときに食べるのではなく
小腹がすいたとき、朝に、お粥やゴマスープの感覚で食べているそうです。

ところで蓮根って「藕(ou3)」とゆう専門の漢字があったのね。へー。
以前の記事でも思ったけど、ハスって本当に大活躍!素敵です




【Data】西湖藕粉

スーパーに各種メーカーの物あり。
180g(6包)10元前後。

上海で保齢球☆

2007-02-11 23:57:27 | 上海:生活

上海で初めて保齢球(bao3ling2qiu2)=ボーリングをしてきました!
とってもローカルな場所にある、中国っぽいボーリング場。
卓球台とビリヤード台もあって気軽に遊べる雰囲気が

面白かったのは、靴。
窓口で3元を渡すと、おばちゃんがサイズを奥に向かって叫びます。
そうするとぽいっと靴が放り投げられて出てきた!
いちおう日本のような、ボタン式の靴入れあるのにw

そしてこの靴の中に、うすーーーいストッキング状の靴下が入ってマス!笑えるよー。
 

レトロな雰囲気に心が和みました~♪♪
時間によってはだいぶお得な値段で投げることができるので、オススメです。
周りの中国人は若者や家族連れが多く、爽やかな休日でした

この日は送別会だったので、総勢10人で3レーンを使用。そしてバトル
送られる人のチームが見事優勝して無料ゲームを獲得!すばらしい☆
ボーリングってたまにやると盛り上がりますね~ 楽しかった!

【Data】櫻花保齢球館
住所:江寧路580号(×康定路)
電話:6227-1088


カグワシイ香り

2007-02-07 23:53:10 | 上海:太太お習いごと

小麦粉製品がだいだいだい好きなわたし。
大学時代に1番長くやっていたバイトは、パン屋さん
温かい照明の色にてらされて、つやつやとお行儀よく並ぶパンたち。
こうばしい香りとともに、焼きあがってくるあの瞬間。。。
あぁおなかが空いてきた~。とにかく!なにはともあれ!好きなんです!パン。

そんな私が密かに狙っていたのは、そう、自宅でパン作り。パン教室。
そしてここ上海で発見し、1~2ヶ月に一度かよっています

フォカッチャなどのシンプルなパンから菓子パン、揚げパンまで色々。
これは秋くらいに作った、メロンパン☆ もうこの先作ることはないかもー
菓子パンって見た目よりも大変なのですな。ベタベタでした。

最近家で復習しているのは、ベーグル
しわしわしたり、穴が開かなかったりと意外とキレイに仕上がりません。
奥深し!パン作り。自分が作るとなぜかおいしいパン作り。
とはいえおいしいパン屋さんもあるので、買うのがラクだあね~



ため息のちがい

2007-02-04 23:50:07 | 上海:人街人

ここ上海でため息を耳にする機会は多い気がする。上海在住のみなさん、
この「ため息」日本で聞くのと、ずいぶんシチュエーションが違うと思いませんか?!

日本では…
●仕事あがりにビールを一口 はひ~今日も一日お疲れサマ。
●午後から会議。なのに資料がまだできあがってない!はぁ~。どうしよう。
●やることが山積。何から手をつけたらよいのやら。はぁ~。
●今回こそはやってやる!はぁ~。だめだったか。

安堵・心配・憂鬱・失望。感心もあるかな?などなどなど。


中国で主に聞かれるのは…
●バスが急停車!満員の車内で乱れる人々。あちこちから、はぁー!
●まだ来ない!どうなってるの?!はぁー!

などなど不満・イライラを表す時に多く使われている気がします。
(もちろん日本と同じ使われ方もしていますが、比較的。)

バスや電車では、お互い様でしょうがないのでは…と思うのだけど
押した人を振り返って,きっと見つめながら「は~!」とやります
自分がこの溜め息を浴びせられると、やりきれないー
もっと別のところにそのエネルギーを使っておくれ。

そんなこんなで「ためいき」の使われ方って文化や国によって違うのかなぁ?と
興味深く思う今日この頃。知っている方いたら教えてください、ゼヒ!