めおと上海生活(旧:北京的生活)

北京での留学生活を終了した年とゆっこ。上海での駐在員・太太の生活や食べ物・文化等を写真と一緒に書いてゆきます

どうやらナンパらしきもの

2009-03-30 21:38:02 | 上海:生活

平日昼間、アラサー女子3人で「お肉を食らおう!」ってことで向かったは新天地にある
シェラスコ(ブラジリアンBBQ)のビュッフェランチ。

目の前で巨大な串から切り分けてくれる、じゅわ~っと汁がしたたる数々のお肉や魚、
焼きたてポンデケージョなどなど熱ッアツでうみゃ~なものから
サラダ、デザートまでブラジリアンなものをたらふく頂いておりました

ビュッフェの常で、おなかいっぱーい!もう立てない!っと2時半近くにお会計をしようとしたところに
ちょうど伝票を持った店員さんが。そこには・・んん?一枚の・・・名刺??!

「あちらのお客様がみなさんの分もお会計を済まして帰られました」と、店員さん。
ふええ?!後ろの席の、西洋人男性の2、3人組み?!ひとことも喋ってないよ!?

戸惑う私たちを尻目に「とにかくもう払ってありますので」とにっこりする店員さん。
こうゆうのが珍しくないのか、なんだか慣れた様子でした。よくあるの

日本人の感覚的には「ご馳走さまでした」な~んて電話することはありえないけど
(顔すらよく覚えてない、ってか目すら遭ってないよう
西欧人の間では、ナンパの常套手段だったりするのかな?不思議であーる。

「どうせ全部払ってくれるんだったら、シャンパンでも飲めばよかった」と
ヨクを出して残念がったのは、ココだけの話

今回の写真は文章と関係のない、浦東のあるビルからの眺め。ひさしぶりに見ると、いいね、夜景。


【Data】Latina
住所:新天地内、南里(北里から移動しました)
電話:6320-3566
料金:98元で食べ放題。飲み物別。


この花なんの花?

2009-03-27 08:19:02 | 上海:生活

寒の戻りがありつつもすっかり春めいた上海。木蓮、桜、梅・・・いろいろな花が一斉に咲いています。

そんな中、毎年3月になると見かけるんです、このお花。

名前をご存知の方いらっしゃいますか?

小さな花が寄せ集まって、ひとつの塊になっています。
近寄るといいかおり~

日本ではあんまり見た記憶がなくて。なんだろうねえ。
すごく起毛してるよお花もまだ寒いのかな(笑)
ぽてっとしたフォルムがかわいいです。

屋久島一周ぐるぐるり

2009-03-26 12:00:46 | 旅する:北海道&日本

とある日は、鹿児島で出会った友達・宿で知り合った人と総勢8人で島一周。

以前屋久島でガイド経験のあるお兄さんを先頭に、まずは宿泊していた「宮之浦」から
左周りで出発 こうすると、後半に温泉巡りができるそう。うっししし

最初のポイントは「一湊矢筈嶽神社(やはずだけじんじゃ)」↑。

急な崖をくだり、波間を越えてようやく辿りつく、なんともご利益がありそうな立地。
鳥居までくると、うしろには大きな洞窟がぽかっと口をあけている。
ここまで来たら絵馬の内容をね、ぜひ見てみてくださいおもしろいよ~

その後は、「永田いなか浜」へ。
ガイドブックで夏の写真を見て「ゼッタイいくー!」と息巻いてたんだけど
あの青いあおーーい透き通る海の色は、夏ならではらしい。冬の永田いなか浜は、猛烈な高波。



これはこれですごい迫力!!こうゆうのもいいねえ~
若干1名、撮影に夢中になって波に呑まれかけたけど・・・それもまた、たのし。

その後は近くにある「横河渓谷(よっごけいこく)」へ。山のようにタンカンがなっている畑を通りすぎて
てくてく歩くと渓谷へと、はい、とーちゃく

わ~い、おっきな岩がいっぱい!!みんなのテンションあがりまくる。

そして何よりも、水の色がすごいのだー



ここも晴れた日には、もっともっと緑がキレイなんだろうなぁと思う。また来たい、また来たい。
で、次回は水着を着てきて思いっきり泳ぎたい!今回は「落ちたらびしょぬれ」とハラハラしながら岩渡り。

何時間いても飽きないな~と思いつつ、次があるので後ろ髪引かれながらも、また出発。

お次は「屋久島灯台」。灯台の裏側にね、小さな祠がひっそりと佇んでいます。
これはぜひ見てほしい。海に向いて、こう、いい感じなんです

西部林道とゆうクネクネの道を抜けて~お次は「大川の滝」へ。
滝の雄大さもさることながら、私たちが釘付けになったのは、その河口、海と川とがまじわるところ。



屋久島は、岩がおっきくって、水がとことんキレイで透き通っていたのが印象的。

こうゆうぷるっぷるな水をずーーっと見てたいなぁ。美しいものを見ると心が洗われるね!




しかーし。こんなに澄んだ水も、人が集まれば水切り合戦の場と化す(笑)
その波紋もめっちゃ綺麗 や~贅沢な水切り場です。

その後、モッチョムを眺めながらお昼。島豆腐ってのが濃厚でおいしい。ぎゅっと豆の味がする。

魅力的な温泉は数あれど、時間が迫ってきていたので「JRホテル」とゆうちょっとリッチな温泉に。

島の南側は北とうってかわって晴天、そこに見えた虹。わほほーーい♪♪旅の間、3回くらい見えました。感謝。



温泉は、露天あり、内湯も海に面していてほんと~にリラックスできる素敵な湯でした。
お湯に浸かった人同士で、気軽に会話が弾むのも屋久島ならでは?!


今回は、屋久島で一番有名な「縄文杉」に会いに行けなかったし、他にもたくさんたくさん
まだまだ行きたい処があるから、ゼッターイ、また行きます屋久島。


運命のモッチョム

2009-03-23 22:17:02 | 旅する:北海道&日本
2006年の9月、北海道で「達成感」に目覚めたわたし。
ハイキングやジョギング、マラソンと「やりぬいた感」を感じるものに嵌ったこの数年でした。

で、登山はとゆうと。刻々と変わる山の景色の美しさや山頂での爽快さは言わずもがな、なんですが
ピークが「山頂」だとすると、帰り道は、疲れた体でいちどすでに通った道をひたすら下る・・・
そんなマイナスなイメージがあったんですね。

しかーし!

モッチョムは違いました!!


モッチョム、本当に何もかもが素晴らしい!!!




・ピンクのリボンを目印に
・ロープは絶対放さない
・途中の沢で水を汲もう

この3つを経験者の友達に教えてもらい、旅先で巡り合った女子3人で登ってきました。

崖や滑りやすい箇所が多く、落ちる危険性もある、難易度の高いモッチョム。軍手必須です!
両手を使いまくるので一番筋肉痛になったのは、ニノウデ&背中といえば想像つくかな?

まずは万代杉を目指す。そこまで1時間くらい。
なにせ誰も詳しく調べてない状態(ムボウです)なので、ここまで来たら全体の何割登ったのか
それもまったく分からない。とりあえず前を目指して、ひたすら手足を動かします。

「ずいぶん登ったね~!」と言い合ってたら「ピンポンパンポーン」と町内会のお知らせ放送が・・・
登ったつもりでも、まだまだのようです。


山の裏側に出ると急激に気温が下がって、冷たいアラレが打ち付ける。
こんなに寒い思いして、なぜワザワザむきむき何時間もひたすら登ってるのか?
しかもまた同じ道を戻ってくるのに!と、弱音を吐きたくなる時間帯も でも自分で決めたことだから!ね。



途中でひとり、駆け足のお兄さんに抜かされる。その人が山頂から戻ってきて擦れ違って
「あとちょっとですよ」と言われ、ようやく先が見えてくる。

「モッチョム太郎」とゆう大きな杉も居たハズなんだけど、見逃して・・・
いよいよクライマックス!!
一人づつ、ロープで垂直に近い大きな岩をぐんぐん登る。そのさらに上の大きな岩が、頂上。





ふわーーーーー。

神々しい、清らかな、爽やか、神聖な・・・どんな言葉も足りない、すがすがしい感動。

そっか、ここまで、自分の力で登ってきた人にしか、この風景と感動は体感できない。


やっぱり登山っていいな。すごいな。
特にモッチョムはいろ~んなことを教えてくれた!!今回屋久島に来たのはモッチョムに登るためだったんだな

このままパラシュートで海まで一気に飛び降りた~いとラクしようと考えたのはここだけの秘密です。(笑)


そして。
目標のない単調な下り道・・・という言葉はモッチョムの辞書にはないのであーる!
「こんな道とおったっけ?」と不思議になるくらい、新鮮な景色。
アップダウンが激しい分、「くだり」と言っても「のぼる」ことも多々なアドベンチャーワールド
行きに見れなかった「モッチョム太郎」も見れて、満足満足♪♪


真夏は暑すぎて登れないそう。それ以外の季節に、またお礼参りで登りにこよう。

全身くったくたで約6時間で戻って来たあとは、温泉へゴー!!熱~い温泉でほぐす時間、最高


もちろん、すごく、きつかった。でもそれ以上に物凄く深くて優しいことを教えてくれた
我が人生の恩山、モッチョムでした。一緒に行動してくれた素敵なみんなも、本当にありがとう。



いってきました

2009-03-15 21:57:08 | 旅する:北海道&日本

ちょっと理由あって、九州に飛び立った冬。

博多から鹿児島って30分おきに高速バスが出てるんです!便利便利。
鹿児島からさらにフェリーで4時間。(高速ジェットだと2時間)、そこは、屋久島。

今回、まさに、思いつきで、なんとなく引き寄せられた屋久島。世界遺産で気になってた場所。
行ってから知ったんですが「癒し・スピリチュアルのパワースポット」としても有名なんだそう。
みなさん知ってました?そして今回の旅では、それを色んな場面で体感してきちゃいました

まずは【白谷雲水峡】 宮崎駿監督が、映画「もののけ姫」のインスピレーションを得た森。

旅先で知り合った友と4人で、小雨がしぶる中をテクテクあるく。
しっとりとした酸素濃度の濃ゆい空気が、心地よい真冬なのに苔むしてて青がきれいだよ~
そんな中ひときわ目立ったのがこの木!「ヒメシャラ=姫沙羅」だそうです。
ガイドさんをつけず、みんな初だったから「病気?枯れかかり?大丈夫かね?」と心配してたんだけど
もともとこうゆう木なんだって。ほっ




長野は秋でも、もう山には葉っぱがないよ!さすが南にある島だね~

延々と黙々とひたすら歩き続けるわれら。上から戻ってくるおじさんが「まだ上に行くの?」と。
「もののけの森まで行こうと思って!」と答えると「もう通り過ぎてるよ!ガハハ!」とのこと
いちばんの見所を、見逃しました・・・笑 

じゃあ、ここまで来たら行っちゃえ!と雨だけど、いちばんてっぺんの「太鼓岩」まで行く。そこからの眺め↓



ここが、んもう、めっちゃ強風まともに立つのが怖いくらい!
でもすっごく清清しい気持ちよさに満ちていた。霧の眺めもまた趣深くてステキ。

帰り道は滑る滑る そんな中、背広姿でローファー履いて傘さした男性がひょいひょい歩いてた!
ガイドさんかな?すごーーい!達人ってのはどの世界にもいるものなのね。

「雲水峡」と名づいているので、登り始めにはこんな渓流が。みよ!!この澄み具合を





そうそう、そして帰り道には「たぶんここやね?」と言いながら、もののけの森をぱちり。(立て札ナシ)
ちょうど鹿がいたの見えるかな?? 自分的今回のベストショットです こゆ大きな杉、いっぱい出会えました





鹿を見かけると、振り向かせようとして必死で叫ぶ。「タロー!ハナコー!シシガミ様ー!」って
いっぱい見れて嬉しかったなあ。あの黒目な目がすっごくキュート。

午後には晴れ間も覗いて、一気に森が息づいて神々しかった
雨のあとの雫が、キラキラキラーー!!って、いっせいに瞬く様子は自然界の宝ものだね。
そのしっとり、を見るためにわざわざ雨や雨上がりを狙っていく人もいるそうです、納得。

ここまでは車で行くんですが、道がそうとうクネクネ&落石もあったりするので
ぜひ行くときは仲間を見つけて数人で行きましょう!こころ強いよ


【Data】白谷雲水峡
アクセス:宮之浦からバスあり(12~2月運休) 市街地から約12キロ、車で約30分    
入林協力金:300円(入り口で払います)
詳しくはコチラのサイトを

つ、ついにあってしまった!!!

2009-03-10 00:19:07 | 上海:生活

とってもうららかな、春の陽気だった今日の上海

ぽかぽか気持ちいいなぁほかほか、ほくほく、ほこほこ、は似てるけど ほきほき、ほけほけ、は
全然語感が違って意味を成さないんだなどと呑気なことを考えつつ、写真を撮りながらぶらり散歩。

と!!

そんな浮かれて無防備でのほほんな様子は、どうやら顔にでるらしい。

かつ、そうゆう日に限っていつもと違うことをしてしまう。

■普段は手に持つカメラを首から提げていた(観光客風)
■普段はチャック側を前にするカバン、チャック側を後ろにして肩に掛けていた。

でで、で、ですよ!
何か、を感じてね、後ろを振り向いてみると、超至近距離に50歳前後の小柄なオッサンが!

で、すごく不思議なんですけどね、なーぜーかー、手に持ってるんですよ。

     わたしのお財布を!!!


一瞬、状況が飲み込めず、「ほけ?」とかたまるわたし。


「拾ってくれたのかな?」なーんてゆう、お目出度い考えが まずよぎり・・・

いや、まさか落とさないだろう?
ってことは、ってことは、スリ!!!!????


そう思った瞬間に、左手でお財布をひったくって奪い返し、右手で・・・思いっきりビンタ!!

それまで「見つかってもうた~」な顔してたオッサンが、手で頬を押さえなが一瞬ムっとした表情に。

「やり返すつもり?あーんーたーが悪いことをしたんでしょが!!!
と無言のまま目力で凄んだところ、あっさり逃げてゆきました

ワンピースじゃなかったら、回し蹴りでも飛び蹴りでもくらわしたのに!(まだやる気)
カメラを首に下げていた分、両手が自由でよかった奪回!死守!
それにしても条件反射?で手が出た自分、スゴイ&笑えます!これぞ現地化ふふ

でもこれがガタイのいい男性だったり、すばしっこい若者で即走って逃げられたり、
チームでスリしてて、ぽいっと離れた仲間に投げられたりしたら、一巻の終わりだったな~

ああ、ほんとうに不幸中の幸い で終わってヨカッタ・・・

中国に暮らしはじめて早4年、自分がスリに遭うのは初めてでした!!!

油断した頃が危ない、とはよく言ったもの。ああ、危機一髪。

でも私が男だったら、手首でも捕まえて警察に電話したりしたのかな?
スリに遭ったときってどうしたらいいんだー!ビンタはしたけどみすみす逃がしちゃったよ。

いちおうこの中国語は覚えておこう!ってか私も忘れてた~
「小偷(シャオトウ)」=ドロボー!
「抓住(ジュアジュー)」=捕まえて!     正義感の強い人が捕まえてくれるかも


ところでこのお財布。

旅先で出会った大好きなともだちが、本職のかたわらに一針ひとはり丁寧に心をこめて
手縫いして、上海に送ってくれたもの。皮もデザインも一緒に考えて作ってくれた、
世界にたったひとつだけの、かけがえのない、大切な大切なオーダーメイドお財布。

これを無くしたら、もう、本当に泣いても泣ききれない。さらわれないで、よかった。



これからもっともっともっと、大切にするからね

孔明灯

2009-03-08 10:28:26 | 上海:人街人

ほぼ一ヶ月前の2月9日、その日は「元宵節」。
中国最大のお祝い旧正月から15日目にあたる、節目のこの日は提灯が賑やかな日でした。
そんな中、遠い夜空に「孔明灯」が空を舞うのを目撃

映画レッドクリフpart2、みなさん観ましたか?わたしはこの数日前に、映画館でちょうど観たばかり。
その一場面ですごく印象的だったのが、灯篭が風に乗って舞う姿。ちいさな気球がふわふわ~っと
夜空いちめんに舞う姿は本当に感動的で。

それが上海の空にも浮いている!!一回帰宅したものの、近くで見たいな~と諦めきれず
真夜中12時の30分頃前に、ひとりカメラを片手に寒空の下街へ繰り出すと…いましたー!やった

7人ほどの人だかり。どうやらみんな立ち止まって取り囲んでいるみたい。

まずは2人から3人がかりで火をつけます。




中に火が灯ったのを確認。紙の部分がふくらみきったら・・・リリース!




ふわ~っ もっと揺らめいたりするかと思ったら、意外とすすーっと迷いなく空へのぼってゆきます。





あっとゆう間に夜空の中にぽつんと光る、小さな点に。みんな黙って見守る。




「これはどの位のあいだ、飛んでいるもの?5分くらい?それとも10分とか?」と聞いてみたら
「見えなくなるまでよ」との返事。じーん。なんだか一体感がうれしく、どんどん小さくなるのがちょっと淋しい。

ちょうど月の綺麗な夜。お月様よりちっちゃくなっても、まだ見えました。


この孔明灯、三国志の諸葛孔明が発明したからそう呼ばれるそう。
中国に暮らしてはや丸4年。初めて見たよ。いいもの見ました、うん。ありがとう。
ちなみに現代ではイギリスの結婚式で使われることもあるみたい!国際化しとるねえ。
日本の「灯篭流し」、これもスゴく素敵で感動しそうだなぁ。いつか見にいきたい


そして、アンケートに答えてくださったみなさん、重ねてお礼申し上げます、謝謝
こうしてここでもらった温かいパワーみたいなものを、大切な燃料にして
また細々とではありますが、続けてゆこうと思います本当にありがとうございました

ちなみに、集計結果は…「4:上海の人、気候、街並など」がいちばん多く、続いて
「2:上海のレストラン、ショップ情報」「5:駐在員・駐在員妻の暮らし」が同着2位でした。
そして「1」「8」「10」がまた次に同じくらい。だいたいこの配分でやってゆけたらなぁと思っています。


以前写真を悪用されてしまった反省から文字を入れることにしました、よろしくお願いします。
またちょっと写真多目の記事も増やしてゆこうかと考えています
ページを開くのに時間が掛かることがあるかもしれません、これまたどうぞよろしくお願いします