3日目にはクチャ→タージョンの道をひた走る。
タージョンは「塔中」=つまり、タクラマカン砂漠の真ん中。とゆう意味の町!わひょ~
日本の国土面積とそう変わらない面積を持つタクラマカン砂漠をいよいよ縦断です。
そして今回の旅のメインイベントと呼んで差し支えのない、砂漠でテントの日でございます!
朝から空が白いのは気になっていたのですが。。。。
途中お昼を食べたレストランの従業員さん「こうゆう風が吹き始めたら3日は吹くね」
・・・・・・・・星って曇ってたり砂が舞ってると見えんよね?!(涙)
今回の道中、みな胸の中にそれぞれの熱い想いがあったでしょうが
この「砂漠でテント、そして満天の星空」を一番の楽しみにしていた友も少なくないハズ。
風によって細かな細かな砂が容赦なく舞い上がり、視界何メートル??!とゆうくらい周囲は真っ白。
砂の世界に埋もれてしまいそうだよ~。バスも休み休み、私たちのテンションも休み休み下がり続けます。
テントポイントを探して、まずはテント設営。
一人分のテントを6つ、女6人でえっさえっさ作り始める、も。ここで強烈な突風の連続!!
サングラス、帽子、マスクの上にストールをぐるぐる巻きの完全に怪しい人スタイルにも関わらず
口の中はジャリジャリ、目からは涙、そして何度杭を打っても無情に飛ばされ続けるテント。。。。
もうどの位時間が経ったのか分からないような無我夢中の時間を過ごし、ようやくなんとか設営完了。
ところが、私たちの敵は風だけじゃあなかった。
それは数え切れぬほど大量のシャクトリ虫。
ぴっこんぴっこん体がこれでもかって位曲がる、足のないぐにゃとしたアヤツです。
バスの止めてある道から砂漠まで、その距離わずか5メートル前後。でも、でも!!
その道のりのなんと険しくつらかったことか・・・
しかも苦手な私ともう一人を狙ったかのようにくっついてくる!ヒー!キャーキャー騒いでエネルギー浪費。。
疲労困憊のため夕ご飯はノドを通らず。
ピーチジュースが体に染み渡った~~人生でいちばんおいしく感じた
ピーチジュース。
また恐怖の虫虫ゾーンを走りぬけ、テントを目指します。
ここで随分風が穏やかになっているー!ちょっぴり希望の光が
テントの側にシートを引いて、大量のお菓子とシャンパンと梅酒で、さあ、砂漠の宴、はじまりはじまり~!
ろうそくの光に照らされてキャラバンみたいだったなー
(ワインは栓抜き忘れたため下界)
ガイドさんに現地の歌を聴かせてもらったり、語ったり語ったり、砂山を登ったりしてると。。。
見えてきたよ~いよいよ星が
!!目のよい組みは「プラネタリウムみたいっ」と大感激。
メガネの度がよろしくない私はまあまあの見え、でも3時間後くらいにはキレ~に見えて嬉しかった
それにしても人間ってちっぽけだなぁと毎度思うことをやっぱり思う。
この雄大で厳しく優しい自然の前で、自分の夢も欠点もはっきり見えてきて、なんだか胸がいっぱいになった。
研ぎ澄まされるなぁ。
次の朝はありえないくらいキっっっっったない顔に、我ながら大爆笑!!顔中砂だらけっす。
朝の砂漠もまた素敵でぶらぶら。
4日目は砂漠の残り半分を踏破し、玉で有名なホータンに。
ホータンでは夕食後夜市アリ。やったー!買い食いのチャ~ンス☆
新疆に来てからことあるごとに食べているプレーンヨーグルト。ここのやつがぷりっぷりでいちばんおいしかった。蜜もサイコー。
次はいよいよ旅の最終目的地、カシュガルへ向けて西へ、西へ。