めおと上海生活(旧:北京的生活)

北京での留学生活を終了した年とゆっこ。上海での駐在員・太太の生活や食べ物・文化等を写真と一緒に書いてゆきます

佃煮日和

2009-12-13 10:14:40 | 日本:東京生活

月島のすぐお隣は佃島。つくだ島。そう、あのツクダ煮の発祥の地です。

ということで、お友達が月島に遊びに来て時間のあるときには、
佃煮の老舗が3軒並ぶ、佃煮ストリートにお連れしています。
名前の関係からとあるお店を特に贔屓にしていたんですが「天安」の味が好みかもしれません。
甘みがしっかりしていて、醤油との風味と相まってマサに「甘辛」の味。
上海料理に舌が慣れたのかな~。甘みがある方がおいしく感じるみたい

「佃源 田中屋」天保14年(1843年)創業、「天安」天保8年(1837年)創業、「丸久」安政6年(1859年)創業となっていてどこも老舗だけれど『天安』が特に歴史があるみたい。実は『佃源 田中屋』の創業年は不詳らしいというウワサも??



扉を開けると、ふわ~っとお醤油の香ばしい香りがたちこめています。
お値段はスーパーで買うよりも高いけれど、ここは専門店。ハラを括ってお買い物。
今のところ値段の安い順に味を試してるので、まだ実は海鮮を食べていませんが(笑)
次はエビか小魚あたりを買おうと思います。

先日関西から遊びに来た友達と訪れたら「いかなごのくぎ煮に似てる」とのこと。
「くぎ煮」って?と思ったら、形が釘に似ているからなんだってー。
色んな地方の色んな特産品、見たことも聞いたこともないおいしいものが
この世にはいっぱいあるんだろうなあと、なんだか旅に出たくなりました。

こちらはそんな、他地域に住む人からの注文であろう品々を発送準備中の方たち。



落ち着いた佇まいの老舗佃煮屋さんの中でてきぱき手を動かしている風景は
ほのかに昭和っぽくて、なんだか懐かしい気持ちになりました。
ごはんのお供に佃煮が好きな方。月島まで来た際にはぜひ佃まで足を伸ばしてみてくださいね


【Data】佃源 田中屋
住所:中央区佃1-13-3
電話:03-3531-2649

【Data】天安
住所:中央区佃1-3-14
電話:03-3531-3457
URL:http://www.tenyasu.jp/