谷口雅春先生は
生長の家のみ教えについて
ただ一つ“人間神の子”の五文字であると
申されていたそうです。
(参考 あなたは必ず救われる 藤原敏之 日本教文社)
【谷口雅春先生も常に、「私が発見したことは字の数にすればたった五文字でありますよ」と申され、それが「人間神の子」の五文字なのであります。このことをはなれて生長の家はありません。他に沢山のことが書かれてありますが、みんなこの「なぜに人間が神の子であるか」ということをあらゆる角度から説明せられているだけであります。せんじ詰めれば、あくまでもこの五字なのであります。ですからこの五文字の意味が頭の先だけでなく腹の底(魂)でわかったとき、救いが成就するのであります。】
この“人間神の子”の真理を、これを藤原先生のご著書から短く言葉で言えば、「肉体無し現象無し心も無し実相あるのみ」ということになります。
この現象の世界は、例えば舞台俳優が舞台で演ずる主人公の役の舞台のようなものであり、舞台装置が設定物であるのと同様、時空世界の現象世界は認識の形式であり、“人間”も真実存在でなく、肉体と心を使っている“いのち”が本当の人間であるのです。
この肉体を使っている“いのち”が神(神の子)であり“生命の実相”です。その“いのち”は万物の“いのち”と一体なのです。実相世界が「神の子・神の国」の世界ですから、現象世界もその写しなので本当は「神の子・神の国」の世界であるのです。見えなくても厳然と存在している “いのち”の世界“実相世界”の存在に気づき本当に実感できた時に、地上に天国が現われます。