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「学級崩壊」に関して、できること。

2011-02-24 06:24:51 | Weblog
今朝の神奈川新聞に、
県内の公立小学校の学級崩壊に関する
記事が掲載されていました。

『急増』。2009年度データですが、
近年のピークは、2007年度で184学級で
「崩壊」と定義づけられた報告がなされたようです。

「正常な学習活動ができなかった状況の学級」
と定義づけているようです。
小学校は、担任の先生が基本的には、
すべての授業を担当しますね。

カリキュラム数が多いことを考えると
大変な仕事です。

加えて、子どもの心のコントロールや
子どもたちの生活の背景を理解したうえで
子どもと接し、保護者とのやり取りを繰り返しますから
休む間もないことが容易に想像できます。

昨今、クレーマーと言われるような保護者の急増も報告され
我が親が先生を神格化し、聖職者だととらえていたころとは
指導環境も大きく異なります。

そうした意味では、より深みのある人間教育者が、
生徒である子どもたちと向き合わないと
コントロールも不能となるのは見えています。

県教委は、増加の原因を下記のようにとらえています。
「集団生活の機会が減ったことによる児童のコミュニケーション力、
規範意識の低下」と分析しているようです。

はて??
学校というところは、勉強だけを教えるところなのでしょうか?
元々集団で構成されている教室の運営は、
集団生活を意識してのクラス編成ではなかろうか?

それとも先生が足りないから、すし詰め的な
40人学級などと言われた時期があったんでしょうか?

40人学級でもきちんとした生活を送れたところからは
ヒントが見え隠れしていますよね。

今後の対策としては、前兆になりそうなチェックリストを作成し、
配布活用してもらうそうです。

そうした流れに対して、有識者は
「予防策として一定の意味はあるが、担任が児童と保護者との
信頼関係を気づくことが最も大切。児童への指導の在り方も問われている」
と指摘しています。

かつて、当たり前の順序として、躾の基本は、家庭が1番ととらえられていました。

そこで事足りないときに、子どもが多くの時間を費やす生活の場である
学校に、2次的な生活習慣の安定・指導が求められます。
3次的に我々のような地域活動をする者が、補足的に活躍するとともに
年齢によっては、学校や家庭以上に、大きな役割を背負うことがあります。

現代社会では、不景気により家庭に保護者不在の時間も多く
目が行き届かなくなっている現状があります。
そうするとかつての順序には変化が生まれます。

だからこそ、地域社会で子どもたちを育む必要性があると思います。

我々はその地域社会で、あってもなくてもよい存在ではなく
必要な存在となるために、子どもたちの心をスポーツを通じて
育むことを念頭に活動しています。

スポーツで礼儀を学び、規範意識を高め、集団で行動することの意味を
問いかけ続けたいと思います。

やがて、子どもたち自身が答えを見つけ、
解決力を身に付けた大人になると思います。
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