創価学会・公明党が日本を亡ぼす

  政教一体で憲法(20条・89条)違反だ!-打首獄門・所払い(=解散)せよ!

創価を斬る.41年目の検証-83

2020-11-25 09:36:14 | Weblog

 --いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
    (本文中の色文字・下線・太線=兼ブログ主編)


藤原弘達 創価学会を斬る 41年目の検証 
      言論出版の自由を守る会編 日新報道 2012=平成24年
    人権侵害・政権簒奪・歴史改竄
 創価学会・公明党による言論出版妨害事件を風化させてはならない
         --目次は第3回目に掲載--
   ------(P.225)---(以下、本文)-------

【第3章】言論出版妨害事件
      =歴史の改竄を図る池田大作・創価学会
・言論出版妨害事件とは
 ◆ 憲法違反と歴史の書き換え
(1) 言論出版妨害事件の経緯
 ① 言論出版妨害事件は池田大作の指示と命令で起きた /山崎正友
 ② 座談会「事実無根」は真っ赤なウソ 業務命令で書店に圧力をかけた
(2) 言論出版妨害事件の歴史的事実の改竄図る池田大作・創価学会
 ◆ 世間欺く方便だった謝罪講演  
 ◆ 歴史の改竄企てる「新・人間革命」
 ◆ 政教一致批判も政治的謀略と主張 
 ◆ 故人・藤原弘達を激しく誹謗中傷
 ◆ インタビューで開き直る池田大作 
 ① 偽造される「開かれた教団」の言論弾圧史 /段勲 
 ② 池田大作怨念のフレーズ「宗教弾圧」 /乙骨正生
 ◆ 熾烈な塚本元民社党委員長への誹謗中傷 
 ◆ 言論出版妨害の被害者だった塚本代議士
 ◆ 証人喚問を怖れる池田大作   (~以上、前掲 P.306~)
 ③ インタビュー /塚本三郎・元民社党委員長に聞く
 ◆ 歴史的事実を無視した不見識な誹謗だ /塚本三郎
 --「聖教新聞」掲載の座談会で、秋谷会長以下の創価学会の最高幹部が、かって創価学会を批判した政治家を激しく非難していますが、その中でも塚本元民社党委員長に対する攻撃は熾烈てす。
 塚本…「フォーラム21」に、創価学会が私を誹謗しているとの報道がありましたので、そうした事実があることは知っていました。もっとも「聖教新聞」は読んだこともありませんので、具体的にどのようなことを言っているのかは知りません。

 --創価学会は、塚本元委員長が昭和四五年二月の国会で、創価学会・公明党が引き起こした、戦後、もっとも悪質な人権侵害ともいえる言論出版妨害事件を追及し、池田会長の証人喚問を要求したことを激しく非難。「日本の憲政史上に残る宗教弾圧の暴挙だった」(平成一六年七月五日付「聖教新聞」)などと攻撃しています。
 塚本…お門違いなんじゃないでしょうか。言論出版妨害事件は、創価学会・公明党が引き起こしたものです。しかも、私の国会の議事録を読んでいただければすぐに分かることですが、私が衆議院の予算委員会で、創価学会・公明党による言論出版妨害事件を質したのは、私自身が、創価学会・公明党による言論出版を妨害するような圧力を受けたからに他なりません。

 --昭和四五年二月二八日に開かれた衆議院予算委員会で、塚本元委員長は、自ら執筆した「公明党を折伏しよう」のゲラが、印刷所の学会員によって持ち出され、公明党国会議員を通じて民社党の幹部に出版を中止するよう圧力がかかった事実を明らかにし、創価学会・公明党の人権侵害体質を問題にされ、真相究明のために池田会長の国会証人喚問を要求しています。
 もっともこの事実についても創価学会は、「『公明党を折伏しよう』とかいうデタラメな本まで書いた。国会で、そのデタラメ本を振り回して騒いだこともあった」(同)と誹謗しています。
 塚本…公明党の幹部から私の先輩である民社党の春日一幸先生に、「塚本の出版を中止させて欲しい」という圧力があったのです。しかし私はそれを断って印刷を強行しました。すると刷り上がった本の印刷状態はムラだらけという最悪のもの。印刷所は名古屋でも一流の印刷所ですから、考えられないような仕上がりでした。しかも書籍の出版と流通を取り扱う取次業者の東販と日販が、『公明党を折伏しよう』の取り次ぎを拒否してきたため、私の本は一冊も書店に並べることはできませんでした。こうした事実を踏まえて私は、創価学会・公明党の言論出版妨害という憲法で保障された言論・出版・表現の自由に抵触する重大問題を質問したのです。
 こうした歴史的経過と事実を無視して、「宗教弾圧」だったなどと、一方的に私を非難することは、不見識だと思いますよ。
 私の国会質問の内容は、議事録に載っていますから、お読みになればすぐに分かります。創価学会の幹部の皆さんは、私の質問の議事録をお読みになっていないんでしょうね。読んでいれば、こんな事実と異なる発言はできないでしょうから。

 --意図的というか、確信犯的発言だと思いますが?…。
 塚本…言論出版妨害事件当時、創価学会は厳しい社会的批判を浴びました。その体質が変わったのかどうか、私は分かりませんが、この記事を見る限り、自分たちと意見を異にする人に対する姿勢にはあまり変化がないようですね。

 --「聖教新聞」掲載の首脳座談会の中では、亡くなった民社党の春日一幸元委員長を誹謗するくだりもあります。「とっくの昔に死んだから、あまり言いたくないが」(同)などと言いながら「『票狙い』の卑しい魂胆で、学会を狂ったように攻撃してきた」(同)として、昭和四五年に春日元委員長が、国会に創価学会問題に関する「質問主意書」を提出したことを非難しています。
 塚本…公明党そして創価学会は、春日先生をはじめ、西村・佐々木の両元委員長にもさんざん世話になっています。その結果、創価学会や公明党の最高幹部との間で、民社党と公明党の合併話まで持ち上がりました。私は、宗教団体と一体になっている政党とは一線を画すべきだとしてこれに反対しましたので、結局、合併の話は頓挫しましたが。その春日先生を悪し様に罵ることに驚きを禁じ得ません

 --塚本元委員長をはじめとする外部の政治家ばかりではなく、いま、創価学会・公明党は竹入、矢野の両元委員長に対しても激しい攻撃を加えています。
 塚本…創価学会とすればあれほど支援してやったのだから、ということだったんでしょうが、言論出版妨害事件の時に竹入さんは、田中角栄さんに藤原弘達さんの書いた『創価学会を斬る』の出版中止を仲介してくれるように頭を下げるなど、懸命に池田大作さんを守るために努力したんでしょう。当時、竹入さんも矢野さんもずいぶんと私を非難していました、そうした事実からもわかるように、客観的に言えば竹入さん、矢野さんは、池田さんや創価学会を守るために努力した。社会的評価は別として、創価学会からすればその功績は大きかったんじゃないんですか。

 --「聖教新聞」における一連の最高幹部らの発言が示すように、創価学会は自らに逆らう者を滅ぼせと主張しています。そうした排他的な体質をもつ創価学会・公明党が、自民党と連立を組んで日本の政界に大きな影響力を発揮していることは、憲法の政教分離原則の上からも重大問題です。
 塚本…創価学会・公明党に対して何かを言うつもりはありません。しかし自民党の諸君には早く本来の自民党に立ち返るべきだと申し上げたいと思います。自民党支持者の多くは、創価学会・公明党を共産党を嫌うのと同じように忌避している。その創価学会・公明党と組むことによって自民党は、本来の支持者を失っていることを真剣に考えるべきだと思います
 国家・社会の行く末を誤らせることのなきよう忠告しておきたいと思います。(取材・構成 /乙骨正生)
     ----------(つづく)---------309

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創価を斬る.41年目の検証-82

2020-11-24 07:32:12 | Weblog

 --いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
    (本文中の色文字・下線・太線=兼ブログ主編)


藤原弘達 創価学会を斬る 41年目の検証 
      言論出版の自由を守る会編 日新報道 2012=平成24年
    人権侵害・政権簒奪・歴史改竄
 創価学会・公明党による言論出版妨害事件を風化させてはならない
         --目次は第3回目に掲載--
   ------(P.225)---(以下、本文)-------

【第3章】言論出版妨害事件
      =歴史の改竄を図る池田大作・創価学会
・言論出版妨害事件とは
 ◆ 憲法違反と歴史の書き換え
(1) 言論出版妨害事件の経緯
 ① 言論出版妨害事件は池田大作の指示と命令で起きた /山崎正友
 ② 座談会「事実無根」は真っ赤なウソ 業務命令で書店に圧力をかけた
(2) 言論出版妨害事件の歴史的事実の改竄図る池田大作・創価学会
 ◆ 世間欺く方便だった謝罪講演  
 ◆ 歴史の改竄企てる「新・人間革命」
 ◆ 政教一致批判も政治的謀略と主張 
 ◆ 故人・藤原弘達を激しく誹謗中傷
 ◆ インタビューで開き直る池田大作 
 ① 偽造される「開かれた教団」の言論弾圧史 /段勲
 ② 池田大作怨念のフレーズ「宗教弾圧」 /乙骨正生
 ◆ 熾烈な塚本元民社党委員長への誹謗中傷 
 ◆ 言論出版妨害の被害者だった塚本代議士 (~以上、前掲 P.303~)
 ◆ 証人喚問を怖れる池田大作
 自らの体験に根ざして創価学会の言論出版妨害の実態を告発した塚本氏は、これ以後、出版取次や広告の問題、憲法二〇条の政教分離規定に関する問題、さらには創価学会員による選挙妨害や犯罪の多さを指摘し、創価学会の体質に言及した。
 その過程で塚本氏は、言論出版妨害事件に関する調査特別委員会の設置と関係者の証人喚問を求めている。
 だが、すでに関係者の証人喚問については、各種の委員会において複数の議員が要求しており目新しいものではない。
 では、創価学会が塚本氏を「日本の憲政史上に残る暴挙」「宗教弾圧」と非難する所以はなにか。それは塚本氏が、創価学会の体質を究明するために欠かせないとして要求した、次のような一言に起因すると思われる。

 (塚本)いまここにたくさんのいわゆる犯罪の数々というものが、不幸にして創価学会さんのものがあまりにも私は目につきました。そこで、この際、かっては立正佼成会庭野会長を呼んだ事例が国会においてはあります。よって、この際、われわれはいまこそ国政調査権を発動して、国民の前にこのような真相を明らかにする必要があると思います。
 したがって、これらのデータから見まするとき、この際創価学会池田大作会長を証人として喚問することを委員長に要求いたします。

 池田氏の女性スキャンダルが問題となった月刊ぺン事件で、検察官から池田氏の証人出廷を求められた創価学会は、相手方の月刊ぺン側の代理人に二〇〇〇万円とも三〇〇〇万円ともいわれる裏金を渡し、池田氏の証人出廷を阻止すべく工作した。
 また平成七年初頭には、自民党の池田喚問要求を阻止するために公明党出身の新進党議員やその秘書らが、国会でピケを張ったのも記憶に新しい。ことほど左様に、池田氏ならびに創価学会は池田氏の国会証人喚問を恐れている。
 その池田喚問を最初に要求したのが塚本氏だったことから、創価学会は塚本氏を誹謗中傷し続けるのである。要するに首脳座談会での誹謗中傷は、証人喚問を要求された池田氏の恨みつらみの投影に他ならない。そうであればこそ、次のような下品で野卑な言葉が羅列されるのである。

 「宗教弾圧の政治屋は全部自滅。当然だ。正義の法則に怨嫉すれば自分を破壊」(〇四年八月二五日付「聖教新聞」「寸鉄」)
 「『ゲスは美徳に出会うと気分を損ねる』哲人。学会を嫉むゲス議員ども」(〇四年九月三日付「聖教新聞」「寸鉄」)
 「仏法迫害の政治屋は『終にほろびざるは候はず』。現罰続々、無惨な魔物よ」〈〇四年一〇月八日付「聖教新聞」「寸鉄」)

 創価学会用語における「宗教弾圧」とは、畢竟、池田氏の国会証人喚問要求に他ならない
 ちなみに池田氏は、昭和三四年一〇月二三日付「聖教新聞」に掲載された学生部弁論大会の報道記事で次のように発言したと報じられている。
 「三、四年前立正佼成会の庭野日敬が国会に召喚されていろいろ調べられた事がある。この時会長(戸田城聖)はニッコリ笑ってこっちへくればいいな、この時こそ立正安国論を叫びたいと申しておられました。大事な時に叫ぶことこそ、私は本当の雄弁ではないか(と思う)」
 言行不一致,自家撞着とは、こうしたことを言うのだろう。
     ----------(つづく)---------306

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創価を斬る.41年目の検証-81

2020-11-23 06:10:30 | Weblog

 --いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
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藤原弘達 創価学会を斬る 41年目の検証 
      言論出版の自由を守る会編 日新報道 2012=平成24年
    人権侵害・政権簒奪・歴史改竄
 創価学会・公明党による言論出版妨害事件を風化させてはならない
         --目次は第3回目に掲載--
   ------(P.225)---(以下、本文)-------

【第3章】言論出版妨害事件
      =歴史の改竄を図る池田大作・創価学会
・言論出版妨害事件とは
 ◆ 憲法違反と歴史の書き換え
(1) 言論出版妨害事件の経緯
 ① 言論出版妨害事件は池田大作の指示と命令で起きた /山崎正友
 ② 座談会「事実無根」は真っ赤なウソ 業務命令で書店に圧力をかけた
(2) 言論出版妨害事件の歴史的事実の改竄図る池田大作・創価学会
 ◆ 世間欺く方便だった謝罪講演  
 ◆ 歴史の改竄企てる「新・人間革命」
 ◆ 政教一致批判も政治的謀略と主張 
 ◆ 故人・藤原弘達を激しく誹謗中傷
 ◆ インタビューで開き直る池田大作 
 ① 偽造される「開かれた教団」の言論弾圧史 /段 勲
 ② 池田大作怨念のフレーズ「宗教弾圧」 /乙骨 正生
 ◆ 熾烈な塚本元民社党委員長への誹謗中傷 (~以上、前掲 P.301~)
 ◆ 言論出版妨害の被害者だった塚本代議士
 創価学会・公明党による言論出版妨害事件は、池田大作会長の指示に基づき、創価学会そして公明党が組織的に実行した、憲法の言論の自由を侵害する重大事件である。塚本氏はその事件の本質を具体的事実に基づいて議論し、創価学会の体質を問題にしているのである。
 繰り返しになるが、そもそも事件の出発点は創価学会が卑劣な言論出版妨害を行ったことに起因する。それを批判する議員を「宗教弾圧」と非難する創価学会の姿勢は、盗人猛々しいと言う以外ない。
 この後、塚本氏は、一月一日付「聖教新聞」で誹謗中傷されている「公明党を折伏しよう」と題する自著を通じて体験した言論出版妨害の事実に基づき、創価学会・公明党の体質に言及する。
 以下、少々長くなるが、大変興味深い内容なのでその部分を見てみよう。

(塚本)私自身の体験をひとつ聞いていただきましょう。これは御調査いただかなくてもすぐおわかりいただけることだと思います。
 お読みいただいた、あるいはごらんいただいたとは思いますが、「公明党を折伏しよう」、この私が印刷をいたしました。 あえて出版だとは言いません。印刷をいたしましたこの書物に対して、昭和四四年八月『公明党を折伏しよう』なる著書を出版しようとして印刷に付しました。この原稿を名古屋市の某印刷会社に手渡しました。
 もちろんその場合、ツルのタブーなるものを私はある程度承知しておりましたので、印刷会社の責任者に、創価学会員が従業員におりはしないか、ごく少数の人に活字を組ませるように等々、でき得る限りわずらわしい事態になることを避ける心組みで注意しておきました。私はことさらに問題を起こそうとは実は思わなかったからであります。

 ところが、何と驚くべし、わずか数日後にはすでにその第一校正のゲラが公明党首脳の手に渡ったのか、その情報が通じて、わが党の責任者のもとに、塚本の準備している「創価学会に強くなろう」なる著書の出版を中止するようにとの要請がなされてまいりました。
 なお、私の驚いたことは、著書の題名等いまだ私がきめておらない段階に、すでに公明党の責任者より堂々とその題名がわが党の責任者にも伝えられたことであります。私は印刷所にこの由を問い合わせたところ--印刷所に聞きましたところ、その題名は印刷所に私がふと漏らした注文書に書き込まれたものであることがわかったわけです。まだきめていない段階において、私がふと漏らした「創価学会に強くなろう」ということを、かりに実は注文書に彼はつけたというわけでございます。そのことがすでに公明党の幹部のもとに数日後に手渡ってしまっておるではございませんか。

 なお、工場長に調査してもらったところ、創価学会員が三名ほどいたので、外漏れてしまって申し訳ありませんでしたとの返事であります。
 およそかくのごとくで、出版の中止ができねば題名を変更してくれとの要請であります。創価学会という名前だけは変えてくれということに、実は要請が変わってまいりました。一体これは私一人の体験でないことは、藤原氏の問題をごらんになってもわかるとおり、私自身が驚いたような事態ではございませんか。これらの著者の方々が一様にこのことは指摘しておるではございませんか。
 戦前の事前検閲と少しも違わない事態が、ツルのタブーとしてこの数年間創価学会の批判は許されないとしてきた事態を何と考えられておるのでございましょうか。『ツルのタブーとは何だ』と呼ぶ者あり

 教えてあげましょう。創価学会に対して批判をしたものは、ことごとくその大きな宗教団体の財力の裏付けをもって、公明党の幹部の諸君や創価学会の幹部の諸君が実は印刷所へ話し合いに行って発行させないようにするから、創価学会、公明党に対する批判は絶対言論界においてはできないという通用語でございます。おわかりになりますか。
 こういうことで、これだけの人たちが実はこういう被害にあっているのでありまするから、証拠を突きつけてもそのように反抗なさる態度は、往生ぎわが悪いと私は思います。
      ----------(つづく)---------303

 

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創価を斬る.41年目の検証-80

2020-11-22 08:36:20 | Weblog

 --いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
    (本文中の色文字・下線・太線=兼ブログ主編)


藤原弘達 創価学会を斬る 41年目の検証 
      言論出版の自由を守る会編 日新報道 2012=平成24年
    人権侵害・政権簒奪・歴史改竄
 創価学会・公明党による言論出版妨害事件を風化させてはならない
         --目次は第3回目に掲載--
   ------(P.225)---(以下、本文)-------

【第3章】言論出版妨害事件
      =歴史の改竄を図る池田大作・創価学会
・言論出版妨害事件とは
 ◆ 憲法違反と歴史の書き換え
(1) 言論出版妨害事件の経緯
 ① 言論出版妨害事件は池田大作の指示と命令で起きた /山崎正友
 ② 座談会「事実無根」は真っ赤なウソ 業務命令で書店に圧力をかけた
(2) 言論出版妨害事件の歴史的事実の改竄図る池田大作・創価学会
 ◆ 世間欺く方便だった謝罪講演  
 ◆ 歴史の改竄企てる「新・人間革命」
 ◆ 政教一致批判も政治的謀略と主張 
 ◆ 故人・藤原弘達を激しく誹謗中傷
 ◆ インタビューで開き直る池田大作 
 ① 偽造される「開かれた教団」の言論弾圧史 /段 勲 (~以上、前掲 P.296~)
 ② 池田大作怨念のフレーズ「宗教弾圧」 /乙骨正生
 ◆ 熾烈な塚本元民社党委員長への誹謗中傷
 「宗教弾圧」--政治家による創価学会批判に抗う創価学会の常套句である。
 その使用例を創価学会の機関紙「聖教新聞」に見てみよう。例えば平成一七年一月一日付「聖教新聞」に掲載された創価学会首脳らによる「栄光の学会創立七五周年座談会」。そこでは「宗教弾圧の政治屋は必ず滅ぶ」との見出しのもと、民社党の元委員長だった塚本三郎氏について次のような悪罵を投げつけている。

 「青木(理事長)…中部といえば、昔は変な議員がのさばった。陰険、陰湿な宗教弾圧、人権侵害もあった。だが、中部の同志は勝った。
 松尾(中部青年部長)…愛知県選出の塚本三郎だ。昔の民社党の委員長までやった男だったが、最後は惨めな敗残の姿になった。今じや若い人は、塚本なんて全然、知らない(笑い)。
 松原(中部長)…塚本は昭和四〇年代に『公明党を折伏しょう』とかいう、ふざけた、デタラメな本を出した。以来、学会への狂気じみた弾圧、中傷を何十年も繰り返した。
 青木…塚本は立正佼成会だった。それで偉大な学会に嫉妬していたんだよ。
 原田…あいつは、そのデタラメ本を国会の衆院予算委員会にまで持ち込んで“証人喚問、証人喚問”と、狂ったように喚き散らしたんだ。
 松原…昭和四五年二月二八日のことだ。あの陰険な宗教弾圧! 日本の憲政史上に残る暴挙だった。
 松尾…しかし、末路はあっけなかったな。悲惨だったな。
 原田…最後はアッと言う間に転げ落ちた(大笑い)……
 松尾…今じゃ、誰も塚本なんか相手にしない。寄りつく人間なんて、ほとんどいない。
 松原…もともと同僚や後輩からも『心の狭い男だ』と陰口を叩かれていた。有名な話だ。政治家を辞めたとたんに、皆から見捨てられたのも、当たり前だ。
 藤野(中部婦人部長)…本当に哀れ(笑い)。これが、権力に狂い、嫉妬に狂った『政治屋』の末路ね」

 ではここで創価学会首脳が「日本の憲政史上に残る暴挙」と形容する「宗教弾圧」とはどのようなものだったのか。問題の昭和四五年二月二八日に行われた衆議院予算委員会での塚本氏の質問を国会の議事録から見てみよう。当時、国会では、前年暮れに発覚し一大社会問題となっていた創価学会・公明党による藤原弘達著『創価学会を斬る」などに対する言論出版妨害事件が大きな焦点となっていた。

(塚本委員)
 私はただいまから、総選挙以来問題になってまいりました言論出版の自由妨害の真相につきまして、
 第二には過ぐる総選挙をはじめ、最近行われております民主主義政治の根幹であります選挙運動にまつわりまして、通常の選挙違反とは違っております異常なる妨害、悪質なる妨害が累積いたしております。これを第二にご質問申し上げてみたいと思っております。
 そして最後には、憲法第二〇条信教の自由と政教分離の問題につきまして、政府の見解をただしてみたいと存じております。
  いままで多く本委員会をはじめ本会議におきまして、この言論あるいは出版の自由妨害につきまして、論議が展開をされております。しかし、これらの多くの問題は、政党すなわち公明党という立場から議論が展開されておるようでございますが、しかし、深くこれを堀り下げてみますると、一連の宗教問題であると私は思っております。
 したがいまして私は、今回の言論妨害は創価学会に関する宗教問題であると思っております。
 それを公明党を対象にして論ずるところに、若干の食い違いがあると思うのであります。私は憲法第二〇条信教の自由は、また一方において政教分離の原則をも打ち立てているものと思います。
 よって世人が迷惑を受けあるいは不信に思っております言論妨害をはじめ、一連の諸問題につきましては、宗教の面に力点を置いて国民の疑いを晴らさんとするものでございます。

 ここで塚本氏が言及しているように、すでにこの問題は衆議院予算委員会はじめ各委員会で多くの議員が取り上げていた。
 例えば塚本質問前日の二月二七日の予算委員会でも、共産党の不破哲三議員が言論出版妨害事件を取り上げ、厳しく創価学会・公明党の体質を批判している。

 (塚本)この問題は、いわゆるこの問題だけにとどまっておらないということも、すでに多くの委員が言っておるところでございます。創価学会員、潮出版社、公明党議員等が出版を妨害したとする行為は、著者藤原弘達氏及び出版社日新報道の、誘惑にも負けない、圧力にも屈しない勇気によりついに目的を果たせなかったが、このような行為は、明らかに憲法で保障された表現の自由を奪おうとするものと見なければなりません。藤原弘達氏の『創価学会を斬る』の出版問題は、公明党及び創価学会批判に加えられた圧力としては、氷山の一角とみなければならないでございましょう。
 出版界におきましては、菊とツルのタブーという言葉が言い伝わっております。菊とは皇室であり、ツルは創価学会をさしております。創価学会を批判してはならないという意味であります。

 内藤国夫著「公明党の素顔」、植村左内著『これが創価学会だ」、福島泰照著「創価学会-公明党の解明』、大戸惺著「宗教の本」等の出版物に対する創価学会、潮出版社社員、公明党議員等の、社会の注目を引いている重大な出版妨害の事件について、人権侵犯事件処理規程に基づいて調査はいまだしておらないということは、きわめて遺憾なことでございまして、ひとり、いわゆる藤原弘達氏のごとき著名の人物だから問題になっただけで、いま申し上げた数々の、ここにありまするその著書等は、実はこの問題を契機にしてやっと日の目を見るようになったことが大部分ではございませんか。
 だからこのことは、実はいままでこのような事態が犯されておったということをはっきりと国民の前に明示していただきまして、これから、宗教団体である創価学会が国民の前にお詫びをしていただくのが本筋ではなかろうか。公明党という党の問題よりも、これはすべて創価学会という宗教に対する問題であります。

 かって評論家丸山邦男氏は、この問題を党の問題として扱うことは筋違いだということを言っております。もちろん、このことは一昨々日もお会いいたしました著者藤原弘達氏も言明いたしております。
 問題は宗教の問題で論じてきておるのにかかわらず、公明党の議員の皆さま方がとやかくなさること、そのこと自身が問題でなかろうかといわれております。信教の自由に基づきまする国家的な多くの保護を受けておりまする宗教団体が、こんな巨大な力で出版界に対する圧力を加えておりながら、そのことに対して、政党だけがぎゃあぎゃやあ言っておるということ自身が、私は問題の問題たるゆえんでなかろうかと思っておりますが、いかがでしょうか。
      ----------(つづく)---------301

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創価を斬る.41年目の検証-79

2020-11-21 08:11:07 | Weblog

 --いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
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藤原弘達 創価学会を斬る 41年目の検証 
      言論出版の自由を守る会編 日新報道 2012=平成24年
    人権侵害・政権簒奪・歴史改竄
 創価学会・公明党による言論出版妨害事件を風化させてはならない
         --目次は第3回目に掲載--
   ------(P.225)---(以下、本文)-------

【第3章】言論出版妨害事件
      =歴史の改竄を図る池田大作・創価学会
・言論出版妨害事件とは
 ◆ 憲法違反と歴史の書き換え
(1) 言論出版妨害事件の経緯
 ① 言論出版妨害事件は池田大作の指示と命令で起きた /山崎正友
 ② 座談会「事実無根」は真っ赤なウソ 業務命令で書店に圧力をかけた
(2) 言論出版妨害事件の歴史的事実の改竄図る池田大作・創価学会
 ◆ 世間欺く方便だった謝罪講演  
 ◆ 歴史の改竄企てる「新・人間革命」
 ◆ 政教一致批判も政治的謀略と主張 
 ◆ 故人・藤原弘達を激しく誹謗中傷
 ◆ インタビューで開き直る池田大作 (~以上、前掲 P.291~)
 ① 偽造される「開かれた教団」の言論弾圧史 /段 勲
 平成一三年九月一九日付の「産経新聞」に、池田大作・創価学会名誉会長のインタビュー記事が掲載された。米国の同時多発テロ事件にふれて、「対話による解決を」等、もっともらしい発言の後、「まさか!」とわが目を疑う言葉が続いていたのである。
 創価学会が三〇年前に起こした「言論出版妨害事件」を問われて、池田氏はこう発言をしていたのだ。
 「…許せなかったのは、学会婦人部に対し、口を極めて侮辱したことだ。この点に怒ったのだ。政治評論家として名を売っている人が、真剣に宗教を持っている人にそこまで誹謗するのは許せなかった。…侮辱の作り話などに反発し、怒るのは当然だろう…」

 これだけでは若い年代の人は何のことか分らない。まして学会青年部なら、どこかの政治評論家がむかし、学会婦人部を侮辱する作り話の言論を用いたのだろうと読み流したに違いない。だが、実態はまるで違う。
 ここに登場する政治評論家とは、故・藤原弘達氏のことで、一九六九年一一月に出版された同氏のベストセラー「この日本をどうする2 創価学会を斬る」(日新報道出版部刊)を指している。

 学会婦人部に対してこの本が、「侮辱した、その侮辱に対し、怒るのは当然だろう」という池田氏の断定的な発言。一言で言って、あまりにも事実と相違している。人権、人道を声高に主張する教団の最高指導者とも思えない。
 まず婦人部を海辱した、という指摘。記憶では同本に、そうした表現はなかったと思ったものの、一応、三〇年ぶりに表紙の埃を払って再読してみた。同著に「婦人部」という用語が四力所ほど使われている。
 例えば、「……この他に年齢別の組織とでもいえるものとして、壮年部、婦人部、青年部等がある。このなかで青年部がもっとも活動的であり、創価学会の中核エネルギーを形成していること、これまた周知のところである…」(四九ページ)
 あるいは、「壮年部会員は会長(注 池田氏のこと)ジキジキの言葉にふるい立つ。婦人部の人々は会長のいたわりの“お言葉”に涙ぐむ……」(九九ページ) 等、「婦人部」の用語を注入している著者の目的は、創価学会の組織形態を解説し、または池田氏と婦人部の絆の深さを表現したものである。

 いずれも事実で、どのような読み方をしても、これが創価学会婦人部を侮辱しているとは思えない。まして「作り話に反発し、怒るのも当然」という池田氏の言葉も空しい弁明で、それこそ作り話である出版界の戦後史にも残る七〇年の「言論出版妨害事件」について、当時を知る人が少なくなったと判断し、池田氏は偽造の挙に出たのであろうか。実際、同事件はどのような顛末を迎えたか、かいつまんでありのままの事実を再現してみよう。

 一九六九年一〇月、明治大学法学部教授で、政治評論家の藤原弘達氏が『創価学会を斬る』を上梓した。内容は三部に分かれ、第一部、実態-これが創価学会の正体だ 第二部、分析-その病理を衝く 第三部、展望-その危険なる未来である。氏が同著を書いた動機は、
 「日本の政党政治、民主主義の前途を考えた場合、なんらかの意味においてこの創価学会-公明党という存在に対する対決を回避しては、日本の議会政治、民主政治はとうてい健全に育たないという強い確信をもったからにほかならない」(「まえがき」から)

  と、あり、政治学者らしく、主として創価学会と公明党の関係を解析し、現状のままでは危険な存在として世に問いを投げかけた内容である。発行された一九六九年という時期は、公明党が「王仏冥合」や「国立戒壇」を成就すべく、衆議院に進出してまだ二年目。自民党の政策と反目していたが、しかし、藤原氏はすでに同著で、将来、創価学会・公明党は自民党と結びつくだろうと予測している。まさに政治学者が真摯にとらえた創価学会・公明党の解析本であった。前述したように三〇二ページの本には、婦人部への侮辱など一行も書かれていない

 その同著が発売されて二カ月後の一二月一三日夜、NHKで放映した「総選挙特集番組」で、共産党の議員が、「創価学会を斬る等の出版物に、創価学会・公明党が出版に圧力、妨害をくわえている」と、発言。受けて、公明党の議員が、「そんなことはしていない。すべてウソである」と、反論したことから、著者の藤原氏が、「冗談じゃない。それでは事実を語る」と、公明党から依頼されたという自民党の当時幹事長であった故・田中角栄氏による、出版差し止めを前提にした“アメとムチ”による妨害、圧力。さらには広告拒否や自宅への強迫電話、黒枠つきのハガキなどがジャンジャン郵送されてきていることを暴露。創価学会・公明党による「言論出版妨害事件」が、こうして表面化した。

 自民党の実力者まで動員した出版への妨害は著者に限らず、本の取次店から一般の書店にまで広く、深く伸びていたのである。大手の書店によっては、学会開係者が入れ替わり立ち替わり来店し、
 「店頭に本を置くな」と、圧力をかけた。
 やがてマスコミが大きく報道するにつれ、学者、文化人、出版人など三千名が参加し、東京・文教公会堂で「言論・出版の自由に関する大集会」なども開催された。

 さらに、「私の出版も妨害された」と、名乗りを上げる著者や出版社が続出。内藤国夫氏の『公明党の素顔』もそうだったが、ほか『これが創価学会だ』『創価学会・公明党の解明』『日蓮正宗創価学会・公明党の破滅』『公明党を折伏しょう』『小説・創価学会』『創価学会』等
 なかでも、『これが創価学会だ』(植村左内著)などは、まだ出版の準備段階で、学会・公明党が東京地裁に「図書発売等禁止仮処分申請」を行い、同地裁から、「本もできていないのに、禁止はできない」と、却下されるという凄まじい言論・出版弾圧が展開されていたのである。
 宗教と社会の開係を考える月刊誌「フォ-ラム21」の発行人・乙骨正生氏が、原稿料(コメント料)の支払いも発生していないのに、五社の出版社に学会が、「債権差し押さえ」をしたようなものである。

 まさに、鶴のタブーが一挙に表に出たわけだが、同事件はやがて「国立戒壇」や「政教一致」問題に波及し、池田大作氏の国会証人喚問にまでエスカレートした。
 万事休すとなった池田氏は、一九七〇年五月三日、東京・両国の日大講堂で開催された「第三十三回本部総会」で、…今回の問題は、あまりにも配慮が足りなかったと思う。また、名誉を守るためとはいえ、これまで批判に対してあまりにも神経過敏にすぎた体質があり、それが寛容さをかき、わざわざ社会と断絶をつくってしまったことも認めなければならない。…今後は二度と、同じ轍を踏んではならぬと、猛省したいのであります。…言論の自由が、幾多、先人の流血の戦いによって勝ち取られたものであり、…これを侵すことは民衆の権利への侵害であることを明確に再確認し、言論の自由を守り抜くことを私どもの総意として確認したいと思いますがいかがでしょうか(大拍手)」

 こう猛省発言を行った。まさにその同時期、一方で、山崎正友・同会顧問弁護士をリーダーとする謀略軍団は、同事件で追及の先頭に立つていた日本共産党の宮本顕治委員長宅への電話盗聴の工作に着手していたのである……
 言論事件で池田氏は、迷惑をかけた関係者に「お詫びをしたい」とまで発言した。だが、本音は逆であったことが、当時、池田氏の側近で教学部長を務めていた学会最高幹部の一人、原島嵩氏の著書でも明らかにされている。
 「タカシ! いいか-必ず仇をうて、いつか、この本は何だ!! と本人の前にたたきつけるのだ」
 (『池田大作先生への手紙』)という、池田氏による憎悪の指令がすべてを物語っていよう。「婦人部」がどうのこうの言う、池田氏のインタビュー記事を目にしたとき、三〇年前の言論問題について、何一つ反省などしていないことがあらためて裏打ちされた。これが言論・出版の自由に対する創価学会の素顔であろうか。
     ----------(つづく)---------296

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