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ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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フナバラソウはこのブログでも何度か登場しています。ガガイモ科の花で、チョコレート色の花が印象的な花です。またフナバラソウの名前の由来となった大きな実はとてもユニークです。
そのチョコレート色のフナバラソウに緑色の花のものがあるというのは以前から聞いていました。また以前探したこともありました。ただその時は時期がちょっと早くて見つかりませんでした。今回はまた探しに行こうということになり、自生地を訪れたのでした。

★フナバラソウ


普通のフナバラソウは沢山咲いていましたし、株も沢山見つかりました。

★アオフナバラソウ


2時間くらい探し回り、見つかったのはこの一株だけでした。つぼみの状態の時には普通のフナバラソウと同じようです。ですから、これから咲く株は沢山ありましたので、まだまだあると思います。



他のガガイモ科の茶色の花にも緑色のものがあるようですから、フナバラソウの変種なのだろうと思います。でも今まで沢山のフナバラソウを見てきたのに、緑色のものはこの花が初めてでした。


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ずっと以前から見たいと思っていた「イワギリソウ」をようやく見ることができました。咲いているところは家から遠いので、この花だけを見るために訪れるのは気が引けていたのですが、高速道路が1000円になったので、ここぞとばかりに行って来ました。

★イワギリソウ


イワギリソウはイワタバコと同じ仲間で、似たような環境に咲いています。真夏の暑い時期に咲くイワタバコよりも花期が早いのが特徴です。



「目の高さに咲いているものは無い」とのことでしたが、あるのは本当に手の届かない断崖の上の方ばかりで、探すのに首が痛くなりました。でも道に迷ってヤブコギをしたおかげで目の高さのものに数株出会えました。



「岩にへばりついて咲く桐の花に似た花」ということでイワギリソウ(岩桐草)です。

★セッコク


こちらも「目の高さに咲いているものは無い」と言われていたラン科のセッコクです。本当に断崖絶壁の上のほうでしか見ることはできませんでした。時期もちょっと過ぎていて、写真のものが一番キレイだったのですが、ボケていますね。

★ホタルブクロ


こちらのホタルブクロも垂直の断崖絶壁に咲いていたのですが、こちらは手の届く範囲でした。


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★イブキジャコウソウ




この花は花期が長いんですね。10月でも見れる場所があります。沢山咲いているとお香のようないい香りがします。

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★ホザキザクラ




今年もホザキザクラを見てきました。サクラソウ科なのですが、花の咲き方も、大きさも、葉っぱの様子も、サクラソウとは全然違います。花の大きさは1cmにも満たないくらいですし、色が純白です。でも花の形を見てください。しっかりサクラソウなんです。鹿児島県から琉球列島に咲く花なのに、なぜか山口県の、それも決して暖かいとは言えない場所に咲いています。不思議です。

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★ムサシアブミ




カラスビシャクの葉っぱをさらに大きくしたような形をした葉っぱが一対になっていて、その間からお世辞にもキレイとは言えない、むしろちょっと気持ちの悪い花が咲いています。テンナンショウの仲間は不気味なものが多いのですが、その中でも不気味さナンバー1と言っても過言ではないと思っています。

でも名前はかっこいいんですよね。漢字で書くと「武蔵鐙」。何か強そうな名前です。

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★チョウジソウ






チョウジソウのこの何とも言えないブルーの色が大好きです。

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いつもの年だとゴールデンウィークには時期的に少し早いランの花たちが、今年は暖かいおかげで5月の連休中に見頃になっていました。ラッキーです。まさに「ラン、ラン、ラン」といった気分でした。

★ギンラン




もともと数の少ないギンランですが、今年はこの一株を見ただけでした。

★キンラン




ここ数年、キレイな姿を見ていなかったキンランですが、今年は出会えました。太陽の光が当たるともっとキラキラ輝いて見えるのですが、丁度曇っていました。輝いているキンランは、こちらからどうぞ。

★タカネエビネ




エビネとキエビネの交雑種です。最近はこのタイプのものが増えているようです。

★キエビネ




純粋なキエビネはとっても目立つので、数が減っているようです。

★エビネ




純粋なエビネはもっと減っているようで、どんどん減っています。いろんな所で見られたのに、見られる場所が限られてきました。

それから、いつも見ていた場所のエビネやキエビネが20株くらい全てなくなっていました。ここ数年ずっと毎年見ていましたから、自然消滅ではなく人為的なものだと思います。どうして庶民のささやかな楽しみを奪ってしまうのでしょうね。自分だけが良ければ、自分だけが儲かれば、人はどうなっても良いという風潮が、あまりにも蔓延しすぎています。

漢字検定協会の親子も逮捕されましたが、彼らも最初は儲けよりも漢字の面白さや奥深さをもっと広めようと思っていたはずです。でもそれが儲かるとわかったとたん、最初の志は消えてしまったのですね。僕も同じ立場だったらどうなるかは分かりませんが、人間の弱いところ、怖いところを見た気分です。折角、下の子と一緒に「漢検」を受験しようかと思っていたのに、その気が失せてしまいました。


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★ヤマシャクヤク




数年前に記事にした「ヤマシャクの谷」は今ではすっかり整備され、ロープなども張られたそうで、もう独り占めはできなくなってしまったようです。そのニュースを聞いてから、出かける気力がなくなってしまったので、別のところのヤマシャクを見ています。数は多くはありませんが、静かに花を楽しむことができる場所です。

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★ハシリドコロ




前回は食べられる野草でしたが、今回は食べられないというか食べてはいけない野草です。若い葉っぱは美味しそうなのですが、食べたら走り回って苦しむそうです。ですから「ハシリドコロ」だそうです。

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★サンインスミレサイシン




スミレサイシンの山陰型だそうですが、具体的な違いがよくわからないんです。
スミレサイシンは花が大きいです。葉っぱも柔らかくて美味しそうです。実際、葉っぱも花も根っこも食べられるんです。


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★ボタンネコノメソウ




ネコノメソウの仲間の中ではわりとポピュラーな花です。色が先のサンインシロガネソウとよく似ている上に、同じ場所に咲いていて紛らわしいのです。

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ハランに関しては以前記事にしたことがあって、結構知らない人からもコメントをいただきました。その記事はこちらからどうぞ。

★ハラン


葉っぱがキレイなので庭によく植えられていますが、「そういえば花が咲いたのを見たことないわねぇ、植物だから花が咲いたり、実がなったりするはずよねぇ」と言われたりします。
花は咲かないのではなく、咲いている姿を見せないのです。写真の中の黄色の矢印のところに咲いています。分かりにくいので拡大します。



これがハランの花です。最初から見えていたわけではありません。落ち葉や土を取り除いて見つけたのです。写真を撮影したらまたかけておいてあげました。
奥の緑色のものが実です。こんなところに咲いていますから、当然蜂や鳥などが受粉に関わることはできません。ナメクジやカタツムリが媒介していると言われていましたが、ダンゴムシが媒介しているというのが有力な説のようです。



別のところでは3つ花が咲いていました。この花は何科かというとユリ科です。ユリ科の中でもスズランなどに近いようです。とてもこの花がスズランやササユリと同じ仲間だとは思えません。
僕もキムタクや福山雅治を見ると、「同じ男に生まれるのだったら、あんな風に格好良く生まれたかった」と思いますから、ハランも同じユリ科に生まれるのだったら、スズランやササユリのようにキレイで、見る人からチヤホヤされたかったに違いありません。


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★クロモジ


まだ春も浅い山で、他の木々がようやく芽吹いた頃にクロモジの花はすでに咲いています。葉っぱが出るよりも花のほうが先に咲きます。
僕はこのクロモジの匂いが大好きなのです。とは言っても、この花が香るわけではありません。小さな枝をちょっといただいてその切り口を匂います。そうすると何ともいえない甘い香りがします。
ですからクロモジは高級爪楊枝の材として利用されます。また飲み屋さんなんかでは爪楊枝のことを「クロモジ」と呼んだりします。



クロモジの多い山ではこのように一面が薄い黄色になります。まだ花や緑の少ない時期ですから、一段と目立ちます。

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★リュウキンカ


前回のミツガシワと同じような環境に咲くリュウキンカです。群生して咲くと黄色の絨毯を敷いたようです。



キンポウゲ科の花で、キンポウゲと同じ時期に咲きます。但しリュウキンカは珍重されますが、キンポウゲは雑草扱いで草刈機でバンバン刈られています。

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★ミツガシワ


ミツガシワは氷河期からの残存植物らしいです。どちらかというと寒い地方や高地に多い植物ですが、山口県にも自生地があります。これらは氷河期に南下したものが残存したらしいです。ただこの花は島根県のものです。



このような湿地に咲く植物です。漢字で書くと「三槲」と書くらしいのですが、他で「槲」の字は見たことがありませんね。



花の感じは確かに古臭さを感じます。現代的な洗練された感じではありませんね。でもこの花びらのもじゃもじゃがいいですね。

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