2020/09/30
自民党の杉田水脈議員には理解に苦しみます。
性暴力を受けた女性被害者に対して「女性はいくらでも嘘をつけますから」という発言。
女性蔑視とも受け取れますが、女性を男性と言い換えても、それは同じ。人格を認めていないのです。
でも同じ女性として、性暴力被害を受けた苦しみや、訴えることの勇気や困難さを理解していないのが不思議でたまりません。どの立場に立った発言なのでしょう。
そして批判されると「そんなことは言っていない」と否定している。「いくらでも嘘はつけますから」とは、あなたのことですか。
杉田議員は以前から問題の多い人、こんな人が国会議員をやっているんだ、と思って見ておりました。
杉田議員は今年1月にも、衆院本会議で、夫婦別姓を選べず悩みを抱える男女の事例を野党議員が紹介した際に「だったら結婚しなくていい」とやじを飛ばしたとして批判されました。
また、伊藤詩織さんを誹謗中傷するツイッターに賛同を示す「いいね」を押し名誉を傷付けられたとして、伊藤さんに損害賠償を求められる訴えを起こされています。
その伊藤さんは先日、米誌タイムによる「世界で最も影響力のある100人」の一人に選ばれました。性被害を告発する「#MeToo」運動に日本の女性たちも加わることを後押しし「フラワーデモ」にも火を付けたと評価されたのです。
杉田議員は2018年にも、『新潮45』8月号で、「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない。つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。」という文を寄稿しているのです。
生産性で人を判断することの危険性・・・病気や事故、障害、高齢などで生産性のない人はたくさんいます。事情があって子どもを産めないカップルもいます。そういう人たちにも税金を投入する意味はないのだろうか。生産性がなければ、人としての価値はないのだろうか。
人の考え方は多様だと思っていますが、人権に配慮のない考え方は政治家として取るべきでないと思っています。