はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

務川慧悟さん ピアノリサイタル

2024年08月23日 | コンサート
2024/08/23


昨夜、サントリーホールで行われた
務川慧悟さんのピアノリサイタルに
行ってきました。


務川慧悟さんの演奏は
Solistiadeのコンサートで反田さんとの連弾や
ソロを聴いたことがありますが
本格的なソロのリサイタルは初めてでした。


務川さんは第81回日本音楽コンクールに優勝して渡仏 。
この時は反田さんと同時に1位でしたね。

フランス在住は10年にもなるそうです。

チケットは完売で
務川さんの人気がうかがわれました。





〈プログラム〉

J. S. バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 「テンペスト」Op. 31, No. 2

———-

ショパン:ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想」Op. 61
フォーレ:ノクターン第8番 変ニ長調 Op. 84-8
フォーレ:ノクターン第13番 ロ短調 Op. 119
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op. 14

アンコール

ラヴェル:マ・メール・ロアより「妖精の園」
ショパン:英雄ポロネーズ





これらの選曲は思い入れがあって
どうしても弾きたかった曲だそうです。


冒頭のバッハのパルティータが軽やか。
心が明るくなるような音。

音が美しくよく練られた演奏。
精緻で端正な印象でした。




後半は作曲家が死をどこかに感じる作品を
集めたそうです。

幻想ポロネーズはショパン晩年の作品で
そこまでの暗さは感じられずに
ショパンらしい美しいメロディに
きらびやかさもあり
激情と諦観が入り混じっているように
感じられるのです。


後半の始まる直前に
小林愛実さんと反田恭平さんが
通路をやってきて
私のいた席から少し前に座りました。

わぁ(キタ!)と思いました。

愛実さんのふくれ織りの
白いブラウスが素敵でした。

務川さんは自分を強くアピールするタイプ
ではないようですが(私の想像です)
自分らしさが静かな情熱となって
実力を感じたコンサートでした。

終演後、サイン会があったようですね。



コメント
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