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はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

低温調理のサラダチキン

2021年01月31日 | 食べ物

2021/01/31

 

70℃の低温で調理するサラダチキンを作ってみました。

鶏手羽肉は脂肪が少ないのでヘルシーですが、調理方法によってはパサパサします。

塩麴に1日漬けこんでおくと、塩麴のうま味でおいしくなります。

 

一昼夜塩麴に漬けた鶏手羽肉を袋のまま約70℃のお湯で湯煎します。

ホットクック調理器でやってみました。

メニューは温泉卵にしてみました。温泉卵は68℃、40分間です。サラダチキンは70℃で30分とのことですから、温度と加熱時間が近かったので、これで調理してみます。

 

 

出来上がってあけてみると、まだ少し生っぽいところがありました。もう10分追加加熱したら、大丈夫そうでした。

もっとお湯を多くして、初めから70℃程度のお湯を入れてからスィッチを押せば、よかったかもしれません。

切る時も弾力があって、ジューシーな感じです。

中まで火が通っています。胡椒を多めに振って。

 

食べてみるとおいしい。今まで鶏手羽肉を調理したなかでは、いちばんおいしいかも。

塩麴と低温調理のおかげですね。

ホットクックがない場合は、炊飯器の保温機能を使って同じように作れます。

炊飯器にあらかじめ熱めのお湯をたっぷり入れてから、鶏を袋ごと入れて40分保温してみてください。

保温には高温と低温がある場合は、高温のほうです。

 

 

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フィギュアスケート試合予定いろいろ

2021年01月30日 | フィギュアスケート

2021/01/30

 

日本スケート連盟から、来シーズンの試合開催日程等の発表がありましたね。

2021/22シーズンのグランプリシリーズ、 NHK杯(第4戦)は11/12-14 東京(国立代々木競技場第一体育館)、GPファイナル は、12/9-12 大阪(東和薬品RACTABドーム)にて開催予定です。

 

今年の11月頃には、コロナは終息しているでしょうか?

東京・代々木開催のNHK杯は見に行けるようになっているといいのだけど。

 

その前に3月の世界選手権が予定通り、ストックホルムで開催されることが決まったそうです。

これはいかにも難しそうです・・・3月開催はできるのかしら?

〈ロシアのタス通信は28日(日本時間29日)、フィギュアスケートの世界選手権(3月、ストックホルム)が予定通り開催されると報じた。「大会の準備は計画通りに継続されており、日程に変更はない。関係筋が明かした」としている。この日は国際スケート連盟(ISU)が、開幕まで2カ月を切った世界選手権の開催可否を協議することになっていた。

日本勢は、昨年12月の全日本選手権(長野)の成績を基に代表を決定。男子は羽生結弦(ANA)宇野昌磨(トヨタ自動車)鍵山優真(星槎国際高横浜)、女子は紀平梨花(トヨタ自動車)坂本花織(シスメックス)宮原知子(関大・木下グループ)、アイスダンスは小松原美里&尊(ともに倉敷FSC)組が選ばれた。ペアは三浦璃来&木原龍一(ともに木下グループ)組が派遣されることも決まっていた。

今後は、選手の安全を最優先に考えている日本スケート連盟が、派遣の可否を慎重に判断していくことになる。また、スウェーデンが加盟する欧州連合(EU)が日本からの渡航を禁止する決定を出したが、入国管理は原則、権限を持つ各国の判断となっている。

これに対して、日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長が名古屋市内で取材に応じ「北京五輪の枠取りがかかっているので、各国参加せざるを得ない。選手の安全が第一。安全に試合に出してあげることが僕らの仕事」と話した。〉(日刊スポーツ)

 

〈伊東委員長は「情報は入っています」とし「開催はするけど、この先コロナの状況でどうなるか分からない。基本的にはスウェーデンが本当にやるかやらないかは決めるので」と説明。

日本スケート連盟内でもスピードスケートやショートトラックは国際大会への日本選手団派遣取りやめを決めているが「スピードやショートと違ってこの世界選手権は五輪の枠取りがあるので。各国参加せざるを得ない」と状況を明かした。

現状、選手が参加しなければ22年北京五輪の枠は1枠になるという。  

また大会開催にあたって「バブルでやるという話は聞いています。人を絞って最小限。空港に着いてから会場まで一つの泡の中に入れるという方法でやるという話は聞いています」と伊東委員長。「刻一刻と色んなことが変わるが、1番は選手の安全。安全に試合に出させてあげる、そして最高のパフォーマンスを発揮するようにしてあげるのが僕らの仕事なので。外務省やスポーツ庁、いろいろなところと相談してしっかり対策を練っていかなきゃいけない」と話した。〉(デイリースポーツ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/0736245e16532bde40acf01030b970e33d943867

 

昨日、「日本で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、EU=ヨーロッパ連合は日本から域内への渡航を再び原則禁止にすることを発表した。」というニュースもありましたね。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210129/k10012838451000.html

こんな状況下で、日本をはじめとする各国の選手がストックホルムに集まることができるのか・・・

(バブルでやる)とは、どんな方法なのかしら。

伊東委員長の言葉では、まだ日本からの参加は不確定のようですね。

スウェーデンは感染者も多い国ですし、コロナは後遺症も言われているし、危険を冒してまで開催することが必要なのか疑問もわいてきますね。選手の安全と健康が第1です。

 

 

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かてぃんさんの『大猫のワルツ』

2021年01月29日 | ピアノ

2021/01/29

 

最近、気に入ってリピートしているのは、かてぃん=角野隼斗さんの動画。ネコちゃんを傍においてピアノを弾いてます。

このにゃんこがかわいくて、ネコがいる暮らしっていいなあとうらやましくなってしまう。私も飼いたいけれど、鼻炎でアレルギーがあるから飼えないなぁ。

『大猫のワルツ』はかてぃんさんの自作曲で、とてもいい曲です。演奏も高速弾きで、巧みだなあと感心します。

ネコの動きと曲がよく合っていているので、とてもセンスよく作り込んでいるなと思うのです。

曲のフレーズの切れ目で軽く低音がドンと鳴るタイミングで、ネコがゴロンとソファに体を横たえる。ネコの速い動きのときは曲も速いし、リラックスモードのときはゆったり曲調。

ネコを膝の上においてピアノを弾く場面では、揺れる膝の上で、よくじっとしているなあと思ってしまう。でも逃げていってしまいます(笑)。

ピアノの音はかなり大きいはずだけど、いつも聴いていて音量に慣れているのかな。

一番気に入ったところは、菓子を下に落とすにゃんこの手(笑)。

(動画お借りします)

 

 

 

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今は家にいる時

2021年01月28日 | 雑感

2021/01/28

 

コンサートやバレエ、演劇、お笑いの公演情報がメールで毎日届きます。

例年だったら、喜んで申し込んでいたものばかりです。でも、今は先のことがわかりません。春から夏にかけての公演でも、まだ申し込むことには躊躇します。

昨年は、覚えているだけでも11公演払い戻しをしました。払い戻しもしないで、そのまま行かなかった公演もありました。

私は行動的だと思われているフシもあるのですが(笑)、実は家にいるのが好きです。パソコンも、読書も、ピアノも、テレビも、園芸も好きなので、退屈しないうちに時間が過ぎていきます。

今はこういう時期だから、家にいて、せいぜい自分を楽しくさせて過ごそう、と思います。

何かちょっとためになることをしておこう、いや、しなくても全然かまわない。…というのも、無為に過ごしてしまったと自分を責めるのもよくないから。

何ごともなく平穏無事に暮らせたことこそ、大切なのではありませんか。

何気ない日常がありがたいことですよね。

 

午後から雪が降ってきました。

降り出す前に買い物に行っておいてよかった。

ずいぶん冷えると思ったけれど、雪になりました。視界が白い。

 

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コロナのことを初めて書いてから1年が過ぎて

2021年01月27日 | 新型コロナ肺炎

2021/01/27

 

1年前の今日は、初めて新型コロナが私のブログに登場した日です。

私がコロナを話題に書くほど、ニュースにもなり、人々の意識にのぼって来たということですね。

2020年1月27日の記事 ↓

https://blog.goo.ne.jp/yoshieri/e/baca28b149d21db65ccf5a22bda62a5e

 

〈まず手洗い、マスク、うがい〉と書いてあって、これは今も変わりません。

あの頃思っていたよりもずっと長くコロナは続いていると思います。

ただ、山中伸弥氏のコロナに関する情報サイトを見るようになって、「コロナは長く続くマラソンのようなものだ」と書いていらっしゃったので、すぐに終わるものではない、と感じていたところもあります。

でも、丸1年経っても、こんなに禍中にいるとは思いませんでした。

昨年の今ごろはクルーズ船のことが話題になっていた時期でもありますが、感染症専門家・岩田教授のゾーニング(船内がレッドゾーンとクリーンゾーンに分かれていない)という動画の指摘が衝撃でした。

私はそのことで、レッドゾーンとクリーンゾーンという考え方を知り、それ以来、家の中はとりあえずクリーンゾーンとして、外から来るものは汚染が不明なのでレッドと考えて、物品を取り扱っています。

だから店で買ってきたものだけでなく、郵便ポストに入っているチラシや郵便物、宅配便も全て消毒しているのです。

今は、加熱したり水で洗って食べることが難しい食品・・・例えば握り寿司や刺身類も食べないようにしています。生の和菓子、ケーキ類も火を通すことができないという理由で食べていません。(個人的な判断なので、根拠があるものではありません)これらは私の大好物なので、食べないでいるのはつらいです。しかし、火を通さなくても、水で洗い流せる食品・・・野菜、果物などは食べています。

自分がよく行くデパートのサイトを見ると、ほぼ毎日のように感染者の知らせが出ています。そして、公立保育園でも職員に感染者が出ていることが区のHPに告知されています。そのような中で仕事に向き合っているエッセンシャルワーカーの皆さんには頭が下がります。

なにより、直接コロナに向き合って奮闘している多くの医療関係の方々にも本当に感謝しています。こういう方々の奮闘があってこそ、私たちが日常を送れているのだと感じています。

1年後、去年の今ごろは郵便物まで除菌していたんだ、と笑い話になっていればいいと願っています。

 

近所にロウバイが咲いていました。

 

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ブロッコリーの炊き込みご飯

2021年01月26日 | 食べ物

2021/01/26

 

テレビで、ご飯を炊くときに、炊飯器に生のブロッコリーを一緒に入れて炊くのをやっていました。

こういうアイディアがあったのね!

ブロッコリーではありませんが、生の鶏肉や、塩鮭を炊き込むのはやったことがあります。お米にうま味がしみておいしいものです。

ブロッコリーは栄養価が高くていつも食べたい野菜ですが、この方法ならゆでる手間がいりませんね。

テレビでは丸ごと1個でしたが、私は半分にしました。そして茎は付けたままです。

お米2合に、コンソメの素とバターひとかけ。

炊きあがり。

 

しゃもじでかき混ぜると、ブロッコリーはほろほろと崩れるほど柔らかいです。

ご飯に甘みがあって、これはブロッコリーの甘さだと気がつきました。ブロッコリーが甘いなんて今まで気がつきませんでしたね。バターとコンソメの風味でおいしいご飯です。

ブロッコリーご飯は洋風のお皿に盛って、傍におかずも添えて、ワンプレートにしました。

冷蔵庫にあった昨日のロール白菜、人参、タネの残りのミニハンバーグ、ゆで卵など。

ブロッコリーをゆでる手間もいらないし、これは楽。野菜臭さがないので、野菜嫌いの子にもいいかな。

 

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国会中継を見ていて

2021年01月25日 | 政治

2021/01/25

 

今日は午後、NHKの衆院予算委員会の中継を「ながら」で見ていたのですが、立憲民主党の小川淳也議員の質問には注意を引かれました。

小川議員は昨年11月にコロナに感染し、回復して、今日の質問に立っているということでした。

まず、「菅総理は咳が止まらないとか、咳込むという報道が散見されるが、今日も声のかすれが気になるが、体調は大丈夫なのか?」という質問でした。

菅首相の答えは「喉が痛くて声が出ないだけで、いたって大丈夫です」

でも、注意して見ると、菅総理、声はかすれているようだし、目は虚ろで、どこかぼんやりとして元気のない様子です。体調が悪いのか、それとも、このところ批判を浴びて精神的に参っているのかはわかりません。常にこういう様子の人だったかしら。

ただ、それ以後も気になってしまって、ずっと注意して見てしまいました。

この第3次補正予算にはGoto予算が1兆円入っているそうです。批判の多いGotoですが、まだ1兆円の予算を組んでいるのですね。小川議員も指摘していましたが、この1兆円をもっと有効な使い方があると思うのは私だけでしょうか。

 

「石原伸晃幹事長がコロナに感染し入院したと発表があったが、発症日に石原幹事長は坂本地方創生大臣と会食・会合していたのは不謹慎である。そして坂本大臣が今日、この場に出席しているが、濃厚接触者ではないのか?」という質問。

坂本大臣は「初めての会合だったので出た。ただし2m以上離れていた。食べるときだけマスクを外した。PCR検査を受けたら陰性で、保健所からも濃厚接触者ではないと言われた」という答えでした。

それに対して、小川議員は「1日~2日ではわからない。だから濃厚接触者は14日間待機するのだ」と。

坂本大臣は職業上の責任から委員会に出席されているのかもしれませんが、まだ感染の危険があることを配慮しているようには思えませんね。

 

小川議員の自分の感染の経験から課題を見つけたことを話していました。ここでは省きますが、参考になると思いました。

(テレビ画面撮り)

 

そして、小川議員が発症した昨年11月16日は、田村厚生労働大臣をはじめ閣僚3人に陳情のため面談したが、マスク越しの会話だったので、田村大臣は濃厚接触者にあたらないとされたそうです。

質問は「田村大臣は濃厚接触者ではなかったが、PCR検査を受けたのかどうか答えてほしい」

私はこの質問をする意味がわからなかったのです。

受けていれば「受けた」、受けていなければ「受けていない」という単純な質問と思っていたのです。

ところが、田村厚労大臣の答えは「これは個人情報に当たるので答えられない。ここで申し上げることによって、国民の皆様で同じような状況の方がおられたときに、圧力がかかる。ワクチンについても打ったか打たなかったを聞くこと自体も圧力になると指摘されている。だから自分がここで言うのは適当ではない」という答えでした。

意外な答え。圧力とは何でしょう。

「受けていない」とは言ってはいないので、多分検査は受けたのでしょう。しかし、それは秘密にしなくてはいけないことなのでしょうか。

国会議員のような身分の人たちはすんなりPCR検査も受けられて、ワクチンも打って、入院もできるという優遇のことを言っているんでしょうか。

法で定められた濃厚接触者になると、公費でPCRが受けられますが、濃厚接触者と言われないと自費負担なのですね。

 

委員会中継をときどき見ますが、ニュースではごく一部しか伝えていないことも、実際に中継を見てみると、いろいろわかって面白いのです。

質問に立つ人の口調や、答える人のぞんざいな感じ、答えにならない答え、菅首相を指名して質問しているのに、議長が別の大臣に答えさせてもめるなど。

安倍首相の頃からですが、いろいろ??が多い世界です。

 

 

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製菓用チョコにトッピングして

2021年01月24日 | お菓子

2021/01/24

 

バレンタインが近づいてくると、デパ地下や近所のスーパーにもプレゼント用のチョコが並び始めます。

それで思い出して、昨年よく作っていたチョコを作ってみました。

 

作り方は、製菓用チョコを電子レンジで溶かすだけでとても簡単ですが、溶かす時にちょっと気を配る必要があるかな。

成城石井で売っているフランス産のクーベルチュールチョコを使います。チョコ自体がとてもおいしいのです。

カカオの含有量で何種類かありますが、今回はカカオ72%のもの、ややビターです。

 

上に乗せるのは、家にあったクルミ、アーモンド、煎り大豆、レーズン。

チョコを紙カップに入れて、電子レンジで溶かします。

このとき、ときどきレンジを止めてチョコの溶け具合を確認します。

カップをまわしたり、位置を変えて、全体に均一に溶けるようにします。

溶けたら、ナッツなどをトッピング。

 

冷まして固まった後、袋に入れるとちょっと豪華に見えます。

昨年も差し上げて、とても喜んでもらえました。

この製菓用チョコは、作った後は溶けやすくなるのか、手でつまんで食べている時にも手の温度で溶けるくらいです。

あとくちがさっぱりとしていて(いいチョコのしるし)、ナッツのコリッとした歯ごたえもアクセントになっておいしいのです。

 

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ゼラニウムとヒヤシンス

2021年01月22日 | 花・植物

2021/01/22

 

今日は16度で、コートを着て歩いていると汗ばむくらい暖かい日でした。

花屋の店先に、大きなゼラニウムがあったので、買ってみました。

アメリカーナというのですって。

外国の家の窓にゼラニウムがきれいに咲いているのを見ると、ゼラニウムもいいなあと思うのです。丈夫で、育て方が簡単で、花期が長いから。

でも自分で植えてみると、あまり花がつきません。手をかけていないせいかもしれないし、日本の気候のせいかなと思ったり。

一度くらいはたくさんの花を咲かせてみたいのです。

 

もう1鉢買ったのはヒヤシンス。

毎年、今頃になると買いたくなります。

窓際に置いて、だんだん伸びていくのを眺めるのは楽しいものです。

これは紫、白、ピンクの3色仕立て。

日に当てすぎたり、暖かいと、花が徒長してすぐに咲き終わってしまうので、花が咲き始めたら、ちょっと冷たい場所に置くと長持ちします。

以前のブログを見たら、2019年の1月27日に鉢を買っていました。そして、2月11日はきれいな花を咲かせていました。 

こんなふうに咲いてくれるといいな。

 

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『パンデミックの文明論』ヤマザキマリ・中野信子著

2021年01月21日 | 

2021/01/21

 

ヤマザキマリさんと脳科学者の中野信子さんの対談本です。

テレビ共演などで知り合ったふたりがLINEでやり取りしていたら、どんどん話が弾んで、オンライン対談をして本ができたという、昨年の6月~7月頃の対談です。

パンデミックが起きたときの国別の対応、パンデミックの歴史から見る社会の変化、疫病に対する姿勢の違いなどが面白く語られています。

そこまで深い考察というのでもないけれど、充分、教養書として読めます。

この本が発行されて半年たった現在、感染者は以前増加していますが、それでも日本は西欧諸国に比べれば感染率は低く抑えられています。

 

日本はなぜ感染が低く抑えられているのかということについて。

中野:興味深いのは、新型コロナはアメリカやブラジルなど、社会の流動性が高くて移民が多い地域で爆発的な感染拡大がみられたことです。一方、日本のような流動性の低い地域は、それほど大きな被害はなかった。

カギは「新規探索性」かもしれない。「新規探索性」ー新しもの好きーという観点かもしれない。 これをつかさどる遺伝子が見つかっています。アメリカ人やブラジル人にその遺伝子を持つ人が多いが、東アジアではそうでもないことがわかっています。(p.45)

日本は流動性が低い社会。コミュニティに入ったり出たり、移動したりが長らく困難だった。流動性が低い場合はコミュニティの人々の意見に逆らわず、みんなの言うことをとりあえず聞く。(p.39)

ヤマザキ:大陸ならよその土地へ流れていけますからね。イタリアは文明の十字路だから流動性がすごく高い場所。

ヤマザキ:ヨーロッパは「感染症に打ち勝つ」という概念。それは自然を征服することで、人間至上主義なんです。コロナを敵とみなす。これは14世紀の黒死病パンデミックのときに生まれた思想。キリスト教がペストを逆手にとって、主導権を握った。「ペストは信仰を持たないものへの天罰だ」と大キャンペーンを広げたわけです。

中野:ペストを骸骨の姿に描いて、鎌を振り上げる死神のイメージを強調した。 

ヤマザキ:そうやってキリスト教は死神と戦っているんだという意識を植え付け、民衆の信頼と信望を得ようとした。あれが大きかった。

中野:日本人にとって疫病は「避けるもの」であって、「戦うもの」ではないようですね。

ヤマザキ:妖怪の正体は疫病なんです。

中野:戦う相手だから「マスクをすることが『負け』になる」という欧米の感覚。日本人にとってはマスクをするのも、疫病に見つからないように顔を覆う、という感覚と近いところがある。疫病をもたらす妖怪とは、ネゴシエーションすることでやり過ごそうという日本のやり方は、実に「ウィズ・コロナ」的。

中野:日本の社会には古くから、いつ自分が阻害や排除の対象になるかわからないという「圧」があったんだと思う。資源の少ない貧しい国だったから。国外に逃げられない。群においては空気になるほうが生き延びられる。

日本の人々が無意識に行ってきた工夫としては、明文化されない厳しい掟のある集団を形成しはするけれど、やはり密で暮らしているのにアクリル板で隔てられているかのように、見えないアクリル板をマインドセット(思考様式)の中に作ったこと。

ヤマザキ:(感染率の低さは)日本の移動しないという民族傾向が関係していると思う。東日本と西日本の通婚率がかなり低い。国土が山、川、海に阻まれていた。

(私の感想:だからGoToで移動させたのは、明らかな間違いだった)

古代ローマ人は北はスコットランド、東はユーフラテス川まで領地を広げた。ペストなどの疫病もローマの道を通じてどんどん入ってきてしまった。大航海時代は、コルテスやピサロがヨーロッパの疫病をアステカ王国とかインカ帝国にもちこんで先住民をほぼ全滅させてしまったし、スペイン風邪は第1次世界大戦の軍隊の遠征によって拡大していった。流動性が高ければパンデミックを招く。(p.135~138)

ヨーロッパ文明の転換点には、大きな感染症があった。それが、キリスト教の勢力が拡大していく契機にもなった。

日本では「自粛警察」という言葉も生まれたように、法律で規制しなくても、お互いが検閲しているような社会。

日本は地震、津波、台風と自然災害を経験しているので、予行演習ができているのかもしれない。パニックを起こさないし、諦観が身についている。(p.194)

ペストが終焉してルネッサンスが始まったので、コロナ終焉後は、何か新しい文化が生まれているかもしれない。

コロナに関係のない話もちょくちょく出てきますが、国民性の違いや古代ローマ史を学ぶと思って読むと、勉強になります。

こんな話もおもしろかった。

今は若者と高齢者の力が逆転している。ネット社会なので、情報を使いこなせたり、いち早く取り入れられたりするものが強い。高齢者はそれができないから、置いてけぼりにならないように焦っている。だから若者の言うことを信じてしまって、オレオレ詐欺にひっかかったりする。若者の圧がすごい。

 

 

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