2022/07/31
連日、猛暑が続いています。
皆さんも熱中症には
くれぐれもお気をつけください。
さて、6月にBS世界のドキュメンタリーで
ドイツの「歩行は技術だ!」という番組
が放送されていました。
興味があったので録画しておいて見ました。
番組の紹介文によると
「ほとんどの時間を座って過ごす現代人。
その生活習慣は喫煙に次ぐくらい危険だと
研究者たちは警告を発する。
一方、歩くことで細胞や臓器、免疫システムが活性化される。
糖分を摂取した後に20分程度の歩行を行うことで
糖尿病患者の血糖値が下がる実験結果も。
最新の科学研究から、心身を癒す健康効果をもたらす
ウォーキングの秘密を探る。」
歩くのが健康によいというのは
多くの人が知っていることでしょうね。
介護予防リーダーの講習では
日本人は世界一、座りすぎな国民だと
いうことでした。
「日本人は世界一、座っている時間の長い国民です。
ちなみに2番目はサウジアラビア・・・台湾、ノルウェーなどが続きます。
座りすぎは筋肉が弱り、姿勢が悪くなり、血流が悪くなり、心血管疾患のリスクが高まります。また、消費エネルギーが少ないので、代謝疾患のリスクも高まります。」
と、その時の記録に書いてあります。
だから、この暑いさなかも
少しくらいは外を歩かないと
身体がなまってしまう気がして
ちょっとした買い物に出かけたりします。
この番組では歩行の効果について
実験データからいろいろ紹介していました。
ドイツ、ケルンのフィットネス研究者によると
ゆっくりした散歩では不十分。
呼吸や心拍数をあげるウォーキングこそが
意味があるのです。
歩くと免疫が活性化し血流がよくなって
細胞に酸素が届きます。
筋肉が活動し関節も動きます。
人は8∼10分ほど座りっぱなしでいると
眠くなってきます。
脳にいく血流が滞ってしまうのです。
座っていると体は安定しているので
頻繁にバランスをとる必要がありません。
頻繁にバランスをとる必要がありません。
しかし座った状態から立ち上がると
脳はモーターのように動き出します。
立つと体のバランスを取らなくては
いけないので脳が活動するのです。
歩き出すと視点が変わり
周囲に対する知覚が研ぎ澄まされます。
注意力も必要になります。
煮詰まった時に散歩に出るとよい考えが
浮かぶのは、発想が変わるからです。
全身の血流がよくなると
脳も体の一部なので血流がよくなります。
歩くことは癒し効果もあります。
鬱状態が歩くことにより軽減されるそうです。
歩くと幸福感を高める神経伝達物質
エンドルフィンが分泌されます。
エンドルフィンは「ランナーズハイ」
とも呼ばれている物質です。
暑い時間を避けて
早朝や夜間に歩くのもいいかもしれません。