ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

Solino

2005年01月29日 | 映画
「Solino」ドイツ2002年 監督は去年のベルリン映画祭において「Gegen die Wand」(Head-on)で金熊賞を取ったトルコ系ドイツ人の Fatih Akin。原作:Ruth Toma。1960年代に南部イタリアからドイツへ移民して来た家族の、夫婦とは、親子、兄弟とは、そして幸せとは?を問う20年くらいに渡る物語。ドイツは戦後労働力不足を補うために南部ヨーロッパやトルコから”Gastarbeiter"、つまり「働くお客さん」という移民労働者を大量に受け入れた。お客さんとは名ばかりで、多くはドイツ人がやらないようないわゆる3Kの仕事をやらせたんでしょうね。この映画の中の父親もルール地方の炭鉱町で炭鉱夫となって働き始めるのだけどすぐに嫌気がさして夫婦でイタリアレストランを開店し、それなりに成功するのだけど、父親は金髪ドイツ女と浮気、兄弟は一人の女を廻ってライバル関係でギクシャク、夫の浮気にショックを受けた母親は何が何でも故郷の街ソリーノに帰ると言い張り、ママをひとりにできないと次男は母親についてイタリアへ帰郷。それからまた10年。家族はバラバラになったけど・・誰が結局自分の人生を生きたのか・・。 仏独共同チャンネルARTEで今晩見た映画でした。

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4 コメント

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はじめまして (ゆきこ)
2005-02-20 03:26:37
スイスにて書き込みしています。私もこの間アルテでこの映画を観ました。前にも一度観たことがあるのですが、またもう一度観てみて、やっぱり好きだーと思いました。この監督の他の作品も是非観てみたいと思い、検索したところこのサイトに出会い、同じヨーロッパ、同じドイツ語、話題も何だか地続き、という感じで(男と女、を同じく観てたり、とか)嬉しくなってしまったので書き込みしています。又遊びに来ますね。
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どうぞよろしく (ジャンヌ)
2005-02-20 21:14:48
ゆきこさん、スイスにお住まいなんですか。近いですね。でもスイスのドイツ語はずいぶんとこっちと違うようですがいかがですか?

やっぱり同じチャンネル見てたんですねえ。これからもどうぞよろしく。
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Unknown (ゆきこ)
2005-02-22 05:01:34
バーゼルの、それもドイツとの国境ギリギリのところに住んでいます。裏の森を抜ければそこはもうドイツだと言うのに、言葉は激しくズーズー弁です。ドイツのテレビ番組で時々スイスのドキュメンタリーなんかがやっていると、必ず字幕が出ていますよね。語学学校ではみんなやっぱり標準ドイツ語を習うわけですが、街では例のズーズー弁なので、ドイツ語を習いたい外国人にとっては圧倒的に不利です。ところがわたしはもう『スイス人の話すゆっくりな標準ドイツ語』に慣れてしまって、逆にドイツ人の話すドイツ語は早くて美しくて戸惑ってしまいます。そうだ、アマゾンでFatih Akin監督のDVDをいくつか注文しました。楽しみです。スイスはここのところずっと寒いです。そちらも寒いでしょうね。お体お大事にして下さいね。
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ARTEにて (ジャンヌ)
2005-02-22 08:36:48
先ほどARTEで「モンスーン・ウェディング」を見た後、かなり昔の映画「Nicht Ohne Meine Tochter」の真実というかイラン人の父親側の話のドキュメントを見てました。そうだったのか・・・と深くかんがえさせられてしまいました。

こっちも先週から寒波が来ていて冷え込んでます。
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