わが心のホームコース (ゴルフダイジェスト新書classic 1 夏坂健セレクション 1)夏坂 健ゴルフダイジェスト社このアイテムの詳細を見る |
本日も朝から晴天でした。気温は朝方は氷点下で昼は零度から2度の間。明日も同じような天気で、昼間の最高気温は3度から4度くらいだそうです。やや気温が上昇しているみたいですが、どっちみち寒いことには変りありません。
こんなに寒いとゴルフどころか、ウォーキングに行くのも決死の覚悟がいるもので、結局何もせずに家でゴロゴロ読書です。
で、夏坂健氏のエッセイ1冊目を読みました。
あらためて、ゴルフに嵌った人間にしかわからないゴルフのおもしろさとゴルフに纏わる人間模様のおもしろさに感動いたしました。
そして、日頃スウィングがどうだとかスコアがどうだとか言うのもいいけど、もう一度、ゴルフの起源に帰って厳格にして崇高なゴルフの精神を学ばなくてはと思いました。
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ゴルフの起源については諸説があっても、今のゲーム形態が発祥したのはスコットランドで、15世紀には早くもこの頭がヘンになるほどおもしろいスポーツに人々は夢中だった。
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本に拠りますと、当時のゴルフは、「あるがままのボールを打つ」というのが伝統で、時代がどんなに変化しようとも、ゴルフの精神を伝える用語とルールだけは「神聖にして犯さざるもの」と敬意を払って厳格に守っていたそうです。19世紀過ぎにアメリカに渡ってゴルフは一気に花開きますが、最初はスコットランドに忠実に伝統を守っていたものの、1940年代後半になってパブリックコースの建設ラッシュによって大衆化して俄かに用語とルールが乱れ始めたそうです。
「あるがままのボールを打つ」という伝統が崩れ、6インチレプレイスなどというローカルルールが出来たのがアメリカだったんですね~。(曰く、”かつてどこにも存在したことがないウィンタールールという不思議なもの・・・”)
日本にはさらに、前進4打とか特設ティーとかあるみたいですが・・。
この「あるがままにボールを打つ」ということで自分を鍛えなくてはならぬと強く思った次第です。ラフが深いとか、谷越えがいやだとか、ブラインドホールは嫌いだとか、贅沢なことを言って人工的なゴルフ場で遊ぶのは本来のゴルフ道ではないんですね。あるがままの自然な地形と土地のゴルフ場だと農薬などとも無縁ということですわね・・。そんなゴルフ場、現在あるのかしらん?
ところで、うちのホームコースはかなり自然に近いかも・・。山坂そのまま使ってるし、冬は泥んこだし・・。ほとんどブラインドホールだし・・。
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心からゴルフを愛するならば、大自然と、そこに棲息するものたちを決して痛めてはいけない。
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深いラフにはまり込んだボールが打てなくて、思わずまわりの背の高い草を抜きたくなりました。こんなことをしてはいけません。反省!
いやいや、15世紀のスコットランドにいたであろう、大自然を相手に黙々と自分と戦うようなゴルファーになりたいものだと思ったのでした。
ゴルフ場ごとのルールがあるので、
前進4打とか、仕方ないとは思いますが、
私はラウンド中にボールにはほとんどさわりません。
グリーン上でも、自分が一番距離が遠ければ、
マークしてボールを拾い上げて拭くなんてやりません。
自然破壊うんぬんを言われることもありますが、
私が一番自然に触れることができるのも
ゴルフ場だったりするのですよね、これが。