ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

母の思い出の味~たけのこ、ふき、わかめの炊き合わせ~

2020年05月11日 | ごはん

先日、私の故郷京都の大枝から送ってもらった筍。

茹でてタッパ―に入れて冷蔵庫で保存。

こまめに水を換えているので1週間経ちましたが、まだまだおいしく食べられます。

これを昆布とかつお節のだしで煮含めました。

いつもは料理に砂糖はほぼ使わないのですが、淡白で苦みのある素材には少し加えた方が味が入ります。

今回は簡単に。だしは初めは昆布だしだけで炊いて、煮えてきたらおいしい花かつおをキッチンペーパーにくるんで鍋に投入するんです。

そうして置いておけば、簡単でえぐみのない澄んだ一番だしで煮物ができます。

 

ふきは先日書いたいただきものの太いところを、これまた同じやり方で煮含めておいたもの。

わかめは今が旬の生わかめ、お刺身で食べられるのを買ってきたので、これだけでンまいっ!んです。

 

これをたけのこだけあっためて、器に盛りつけたあと、上からお汁をかけて。

さあ、できました♡

 

器は、母が大切にしていた香蘭社のもの。

ちょっと小料理屋さんで出てくるみたいにできたかな(*^^*)

 

 

母は毎年、たけのこをおいしく炊いてくれました。

こうしてわかめもふきも入っていることはなくて、わかめだったらわかめだけで若竹煮、ふきだったらふきとたけのこで・・・というのが母の筍料理さでした。

だから、これがそのまま母の味ではないんだけど、私は両方が手に入る時はこうして一緒にします。

そして、母のそれは、一日目は上品な感じなんだけど、二日目は味が染みて、わかめは煮溶けてきて、ふきは色が濃くなってきてやわらかにもなっていました。

それは、一緒にいれて煮込んでいたからです。

昔・・・といっても私の子どもの頃も冷蔵庫もレンジもあったのだけれど、今のように作り置きをしておくというより、煮物のようなものは2日くらいで食べきるものだった気がします。

だから、夜作って、残りはお鍋のまま置いておいて、次の朝火を入れてあっため直す。

それがまた、とっても美味しいんです。

わかめのとろとろがたけのこに絡んで、そのままごはんにのせると、少し味が濃くなったわかめが、そう!ちょっと上等な海苔の佃煮のような感じ。

あれ、好きだったなあ。

 

私もそれが食べたいなあ・・・と、こうして振り返っていると思うのです。

だけど、今はついつい、こうして写真撮ったりするので、どうしても見栄えを考えてしまってるんでしょうね。

なんか残念な感じ、わたし。

 

上品なままのたけのこもふきもわかめも、今は冷蔵庫でタッパのまま眠っています。

明日は全部お鍋にあけて煮込んでみてもいいなあ。

そんなことを考えています。

 

母の日に、亡き母を思いながら書いてみました(*^^*)

 

 

 


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コメント
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