ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

風ニモマケズ。

2012年06月20日 | 着物

今回の台風は通り過ぎてなお突風の吹く、手ごわいヤツでしたね。

雨こそ降らないものの、横浜では今日も朝からずっと強い風が吹きまくり、洗濯物はもちろん外に干せないし、近くでは倒木もあったとかで、何だか普通に歩くだけでも飛ばされそう。

そんな中、着物を着てまたお稽古へ。

昨日に引き続き着物の話ですが、今日は着るかどうかかなり迷いました。

この風の中着物で出かければ、きっと歩いているときに裾を風に吹き上げられるかもしれない。足元を掬われてまたふらふらとこけそうになるかもしれない。

でも、それは洋服でも同じではないか。スカートでもひどいことになる気がする。

それならいっそ着物のほうがいいんじゃないか。体に布を巻きつけて歩くわけだから、そのほうが屈強なのではないか。

それに、台風が通り抜けたすぐあとは雨が降らないんじゃない? 梅雨の季節にそれはとても大きなこと。よしっ!!

そう考えて着物で出かけました。

6月は単衣の季節。着ようと思ったときに着ておかないと、次は9月まで単衣の着物は着られません。

そう思うと着たくなります。限定に弱いタチなのです。

 

 

着て外に出ると、わわ、やっぱりすごい風。飛ばされるよ~。

日傘なんて当然広げられません。前に進むのがやっとです。

でも、意外と草履は安定があることに気がつきました。足元がぐらぐらしないのです。ヒールのあるサンダルのほうがよほど危険です。

そういえば、今年3月11日の東日本大震災の慰霊祭のとき、美智子皇后は着物で参列されたのは、壇上で天皇陛下にさっと寄り添えるようにというためだったそうだ・・・というのを読みました。歩きながらふと思い出す。

たしかにヒールのない草履のほうが安心です。今日はそれを深く実感。しっかり足元を踏みしめて歩くと、結構安定感があると感じます。

おー、これは新発見でした(^^)v

 

 

それにしても暑い。ムシムシして半端ない。

単衣は軽やかで涼しい・・・と思っていたのは間違いだったのでしょうか。気温も湿度も高くて不快指数急上昇の今日は、なかなか難行苦行でした。(大げさな)

でも、きっと洋服にしてストッキングを履いていても、快適とはほど遠い気分だったでしょう。

だから、今日は何を着てたっていっしょだったと思うなあ。

 

暑かったけど、風も強かったけど、やっぱり今日は風にめげずに着物で正解。

ひどい雨には負けちゃうけど風には負けず。どこからでもドンと来い!!・・・と、見えない敵(!?)に胸を張る私なのでした。

コメント
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