浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

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歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
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ミラーニューロンに一言

2009-07-22 22:56:00 | 出来事
マルコ・イアコボーニの「ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学」100ページ読んだ時点で潔く断念。DNAの発見に匹敵すると言っている人もいるらしい、ミラーニューロンの発見なのだそうだが、それは一体誰が言っていて、どんなに凄い事なのか、全然わからん。

発見に至る経緯を読んでも素人には、はっきり言って当たり前の事にしか読めない。
ほんとにこれって凄いのか?

自分がある行為をする際と、他人がその同じ行為をする際に発火するニューロンが同じだったと云うけれど、この同じだというのはあくまで当事者本人の脳のなかで同じニューロンが発火しているというだけで、人類共通のニューロンがあったという訳ではない。

ミームみたいな概念を引っ張り出しているけれど、結果と原因がごちゃまぜになった話しだと僕は感じる。

普通自分がコップを手にする場合も、他人の手がコップを手にする映像を見た時も、自分が見ている絵は大体相似していて、これを同じものだと知覚するなら同じ脳細胞が反応していると云うのは寧ろ当然の事だと思うのだが、大きく読み違っているだろうか。

ホーガン先生これについてどう思うか一発かましてやってくだせい。この本がこの先どんな展開をみせるのか、僕は全く興味が湧かない。

人体を解剖しても生命や自我を切り出す事が出来ないように、脳細胞をどう切り刻んでも意識や心は出てこないと思うぞ。