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ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

習近平の汚職撲滅運動では何も改善されない

2015年02月14日 | 国際・政治(中国)

中国の現在のニュースを読んでいると、昔の歴史小説の一場面を見るようで、「中国はちっとも変わらないなあ」と興味深いです。良く言われるように、習近平の汚職撲滅運動は権力闘争だということです。

下記サイトの記事や他のメディアの記事をまとめると、次のような出来事がありました。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41999

 

1月3日に江沢民一家三代が海南島の景勝地の東山峰に登りました。中国の人は「東山」という言葉から「再登板」を連想するそうです。そこで江沢民元主席は「海南島のこの名山に来ていない人は残念だ。このような風光明媚な景勝地は、大々的に宣伝すべきだ。私は北京に戻ったら、君たちのために大宣伝してやろう」と述べた後、歩きながら次のように大声で叫んだという。「江沢民来たれり。この歩行はウソではないぞ!」

 

スゴイですね。88才になっても、この権力への執着心とそれを語った舞台背景。小説や演劇の見せ場になりそうですね。

 

続いてこんな記事がありました。

1月23日に「賈廷安(かていあん)上将が、習近平主席の指示で中国共産党中央規律検査委員会に身柄を拘束された」との噂が北京で広まったそうです。この賈廷安上将は、江沢民元主席の側近中の側近なので、1月3日の江沢民元主席の行動と発言も理解できます。

 

しかし習近平主席が汚職撲滅を旗印に江沢民元主席を退治しても、中国の権力システムは基本的に何も変わりません。習近平主席(胡錦濤元主席?)が江沢民元主席と入れ替わるだけですから。また習近平主席が政敵をやっつける隠れ蓑に汚職撲滅や不正摘発を進めているので、一時的に汚職や不正が減少することはあっても、直ぐに元に戻るでしょう。

 

2015.02.14


アフリカで中国人の排斥は起きる?

2015年01月09日 | 国際・政治(中国)

中国は資源を確保するのと勢力圏を広げるために、世界各地に金と人を送り込んでいます。なかでもアフリカに多く進出してインフラ整備や鉱山開発を行っています。しかしながら、その進出が急なので、現地の人と摩擦は起きないのでしょうか? いつも不思議に思っています。

 

私の推測では、中国人はそのうち世界から嫌われると思います。なぜなら、世界の警察官と言われた時もあるアメリカもかなり嫌われていましたから。海外に投資すると、どうしても富が偏り、富にありつけなかった人たちからは恨まれます。中国の場合はアメリカよりも露骨に金をばら撒いているので、アメリカ人以上に嫌われるでしょう。

 

中国は特にアフリカに多額の投資をしていますが、相当な金が一部の人にしか行っていない(見てきたわけではありません)し、労働者を中国から連れて行っている場合もあり、恩恵に与れなかった人たちから不満が出てもおかしくない。東南アジアでは肌の色で見分けが付き難いのに比べ、アフリカでは直ぐに見分けが付くし、進出が余り急なので余計に目立ちます。このような要因から、アフリカでは中国人の排斥運動は将来起きると思います。残念ながら。

 

2015.01.09


日本の悪口と中国の悪口

2015年01月06日 | 国際・政治(中国)

中国で言われている日本の悪口の中で、有名な一つが「小日本」だそうです。中国国民は日常的に使っているとインターネットでは言っていますが、実態はどうでしょうか。

 

ところで、日本では「シナ」とか言うのは、悪口になるのでしょうか? 石原慎太郎は、「シナ」と連呼していましたが、もし悪口になるのなら、東シナ海・南シナ海はどう言えばいいのでしょう? 

 

昔からの中国への悪口は他にもありますが、今では一般的ではなく普通は使わないと思います。日本語の中国への悪口は案外少ない印象ですね。もともと、日本語には悪口が少ないとインターネットでは言っていますが・・

 

香港では、中国本土の人のことを「バッタ(実はイナゴらしい)」と呼ぶそうです。私はバッタよりもゴキブリの方がより適していると思います。追いかけまわして叩いても、スキを見てすばやく逃げ回り、寒い冬もしぶとく生き残って暖かくなるといつの間にか台所に現れるゴキブリの方が似合っていると思います。

 

ここまで書いてきて、中国にゴキブリがいるのか疑問に思って調べたら、中国にもいます。それに、ゴキブリを食用や薬用にする国も中国を含めて沢山あるようです。確かに中国という存在は、日本の薬にはなるかも。

食用や薬用の詳細は次のURLで。http://t-meister.jp/gokiburi/lab/syokuyou/

 

2015.01.06


最近金回りが良くなって社交界にポッと出てきた世間知らずの国、中国その2

2015年01月05日 | 国際・政治(中国)

その1でも書きましたが、田舎から出てきた中国人が海外に出ると、習慣の違いからヒンシュクを買うことが多々あるようです。

 

それと同じようなことが、軍事面でも起きていますが、物がモノだけに厄介な問題です。

中国が近代的な空軍や海軍で国外に出るのは初めてでしょう。その割にデカイ顔をするのは、素人と思われることが嫌で見栄を張るからでしょう。

 

昨年にあった、海上自衛隊の艦船に射撃用管制レーダーの照準を合わせた中国の軍艦、ハワイ沖で開催されたリムパックに艦船を派遣しながら同時に情報収集艦も派遣してヒンシュクを買ったこと、スクランブルをかけた自衛隊機に空軍機が背後から至近距離で追い越して行った例などは、中国の経験不足の表れでしょう。また、防空識別圏の設定では、国際的なルールを無視して自分勝手に設定したことで、かえって素人であることを晒したようなものです。

 

また、自衛隊機によるスクランブルに対して異常に抗議するのも経験不足を晒しているようなものです。大体、他国の近くに軍用機が飛べば、その国は警戒してスクランブルをかけてくるのは当たり前なのに、中国外交部の報道官(他部門に対して権限など無いのに、虚勢を張ってデカイ面する)が騒ぐなとか邪魔だとか言うのはそういう経験が全くないのを白状しているようなものです。まあ、こういう素人はそれなりに扱ってあげましょう。それが先輩と言うものです。

 

例えて言うと、商売で当てて大金を手にした成金が、その地域の慣習を無視して自分の好き勝手に振る舞っているようなものです。町内会費は払わないし、ゴミは勝手に捨てるし、車は路上駐車しっぱなしだし、注意すると汚い言葉で逆切れするし。近所の人たちは怖いので眉をひそめていますが表だって文句を言わない。そのうち、成金にすり寄る焼肉店まで出てくるので、近所の人たちは「世界の警察官」に助けてもらおうと相談しているところでしょうか。

2015.01.05


最近金回りが良くなって社交界にポッと出てきた世間知らずの国、中国 その1

2015年01月03日 | 国際・政治(中国)

昨年夏、京都駅前から市バスに乗ろうと列に並んでいたら、二人の若い女の子が横から乗車口に駆け寄り、先に乗ってしまいました。私も続いてバスに乗り、その二人の女の子と元々バスに乗っていた女の子たちの会話を聞いていると、中国語のような印象でした。しかも、元々乗っていた女の子たちが横入りした二人の女の子に注意しているような・・(私は中国語がわからないので、あくまで印象です)

 

週刊東洋経済電子版の2014年12月29日に「午前は清潔感!中国に奇跡的リゾート出現」という見出しで、中国広東省珠海にできた世界最大級の水族館とディズニーランドを合わせたようなリゾート施設を紹介しています。午前中は清掃員がゴミを直ぐに片づけるのできれいだけど、混んでくる午後になると、ゴミを清掃しきれなくて散乱したままになり、そのうち道の真ん中で小便させる親も出てくるそうです。著者の結論は、リゾートのソフトは改善できても「最後に残った課題は『客の質』」だということ。田舎から出てきた成金たちのマナーの悪さは、信じられないほどひどいと嘆いています。

http://toyokeizai.net/articles/-/56378?page=2

 

昔の日本でも大挙して海外旅行へ出かけだした頃は、「農協さん」の悪名は海外に轟いていました。

TVなどで、中国人が国内や海外などで引き起こす騒動を見て、「日本も昔はそうだった」と言う人がいますが、「日本も昔はそういうことがよく起きた」こともあるし、「日本も昔はそういうことがタマにあった」こともある。しかし、「日本の昔でもさすがにこれは無かった」ということもあるので、何でも「日本も昔はそうだった」という言い方は無責任です。

 

その「農協さん」の悪名も何年か経つと収まってきました。農協や旅行会社、現地のガイドなど皆さんの努力があったのだと思います。

大きな声では言えませんが、私も海外では穴に入りたいような恥をそれなりにかいています。

 

だから問題は数年後の中国がどうなっているかでしょう。やはり同じままなのか、大きく改善しているのか?

私は、改善はしているけど、騒動は起きていると予想します。なにしろ中国は人が多いので、そんなに簡単におとなしくならないと思います。

2015.01.03