「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「リハーサル」

2011年07月16日 | 家族・孫話

     

         

いよいよ夏本番。 夏休みを目の前にした3連休初日。
午前11時に孫の兄ちゃん二人がやってきた。先ずは畑のチェック。「キューリが重くなってぶらさがっとるよ~」「トマトが赤くなっとるけーもぐよ~」我が物顔に叫ぶ。 

競争で、キューリに味塩つけてかじり合う。
「じいちゃん、何かしよう・・・1番、海で魚釣り。2番、海で泳ぐ。3番、海の公園散歩。どれがいい?」自分たちが行きたい海の公園にからむ話ばかり。

「お昼ご飯をいっぱい食べたらどれかを決めよう」
ソーメンを思いっきり茹でた。食べる食べる・・・兄ちゃんだけ。カー君はまるで食べない。好かしたり脅したり・・・ようやく兄ちゃんの三分の一を食べさせた。さー海の公園へ・・・。

「今日は引き潮だから魚釣りは無理。泳ぐことにしよう」。大潮の大干潮。浜辺が広い広い。普段見られない岩場も、亀の甲羅干しのようにモッコリ姿を見せている。泳ぐにはかなり沖まで出なければならない。監視役の足腰を考えて、遠くに行くのは禁止令。

遊ぶ遊ぶ。やれヒトデの化石が見つかった・・・。ナガニシの生きたのが取れた・・・クラゲが、ニシが、カニが、イカの甲羅が・・・。うるさいほどに見せに来る。
そのうち兄ちゃんが顔色変えて、後生大事に両手で何かを持って来る。「じいちゃん、アナゴアナゴ」見るとまだ成人前のアナゴがニョロニョロ。水の中で捕まえたという。今度はカー君が「これウニじゃ~」と本物のウニを見つける。

帰り道「これね、ウニっていうんよ。ウニってこんな形しとるんよ・・・」得意満面、若いアベックや中年のお散歩夫婦に講釈を垂れるカー君。
持って帰って開いてみたら、きれいなウニの実。試食はグルメの兄ちゃんに譲る。

先が思い遣られる監視役リハーサルだったが、監視役が一番楽しんだ一日となった。

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「脳ドック」

2011年07月15日 | つれづれ噺

          
                写真はイメージ

これまでMyDocterから、MRIなどの精密検査を受けなさいなどと指示されたことがない。
現役時代のまだ若い頃、一度だけ胃カメラを強制されたことがあるくらいで、特に大きな検査も必要としないままここまで生きてきた。

市の保険年金課から、毎年送られてくる定期健診や、がん検診などの受診案内を見ていると、段々心細くなってくる年齢にさしかかってきた現在、本当になんにもしないでいいのか?と思うようになった矢先、脳ドック健診の募集が目に入り、申し込んだところ、運良く抽選に当たった。そうなると何はともあれ受診することになった。重ねて言うが、自覚症状などあるわけではない。
自覚症状があるとすれば、それでなくとも密度の低い脳みそが、益々すり減っていて、脳が隙間だらけだったらどうしよう・・・という不安くらいなものだ。

兎に角、年金保険課からの指示通り4760円の実費で受診することになった。
そこで、MRIって何?と思いつつ、ネットをひもといたら次のようなことだった。

MRI検査(MRI=MagneticResonanceImaging:磁気共鳴画像診断装置)
MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査。様々な病巣を発見することができるが、特に脳や、脊椎、四肢、また子宮、卵巣、前立腺等の骨盤腔に生じた病変に関して優れた描出能が知られている。また、色々な病気の早期発見、診断にMRI検査は有効とされ研究が進んでいる。(ネット拝借)

スッカラカンになった今さら、検査したってどうなるの?などという声は、聞こえても聞こえぬふりをして、取り敢えずもうしばらく現状維持が出来るものならそうしたい。
もう少しでいいからこのままの状態で孫達の成長を見守りたい・・・という欲張らない?願いを込めて、ゴットン・ガッタン・ギーガーゴー・・・という雑音に耐えること20分。
そのうち半分はお昼寝タイムであったような。

『今回受けられる脳ドックは、無症状の人を対象にMRI・MRAによる画像診断を主体とする一連の検査により、無症状あるいは未発症の脳及び脳血管疾患を発見し、発症あるいは進行を防止しようとするものです』 この言葉を信じて、何かがあれば次の手を打つ布石となってくれればいいと思っている。いずれにしてもちょっとだけ、結果が気になる。 

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「嬉し恥ずかし腹立たし」

2011年07月13日 | 趣味・・エッセイ

               
        ものの見事な、夏の夜空の十三夜!!

久しぶりにエッセイ同好会の代表から早朝の電話を頂いた。
最初の一声で、「オッ!『はがき随筆』が掲載されたのだ」とテンションが上がる。
案の定「おめでとう・・・」「いつ投稿したの・・・?」「実はあ~でこ~で・・・」話が弾む。
これがごく普通のパターン。ところが今日に限っては、話が段々おかしくなっていく。

それもそのはず、今回の掲載文は3月9日投函。ということは、4ヶ月遅れの掲載ということだ。これほど長く、支局長の手許で温められたのは、自慢じゃないが、最長記録・新記録ではなかろうか・・・と変なところで自慢したくなる(怒)。

一応掲載されたという事実は残るので、嬉しいような、恥ずかしいような、今頃になって・・・という腹立たしさもある。複雑な心境ではあるが、一応ここに再現してみたい。
やっぱり4ヶ月ほったらかされる出来映えなのでしょうね。反省!

「夏の夜空の十三夜のお月様きれいですよ」 と声を掛けて頂いた。
見上げれば、厭なことも何も全てを洗い流してくれるように輝く十三夜の月。
この美しさを見上げたら、腹立たしさもどこへやら。世の中色々あるよな~・・・と単細胞の頭脳は、安易に妥協するのでありました。とさ!


「オートゲリショー」   

元気に動き回っていた主役が、突然へなへなと座り込むシーンからこのショーは始まった。
抱き起こす母親の手に、紙おむつでは支えきれないサラサラ排せつ物のぬくもりが伝わる。

次の瞬間、勢い余って吹き飛ばすような嘔吐。
2歳目前の孫が母親のひざを舞台に派手に演じた「オートゲリショー」。 

2日続きの上げ下げで、すっかり青菜に塩。笑顔は消え体重も減った。
こんなショーの主役はまっぴらだ。
早く元気になって、ビデオを見ながらうまく舞う神楽ショーを見せとくれ。
 この孫の症状、医師の診断は「嘔吐下痢症」。 

                  
                                      (2011.07.13 毎日新聞「はがき随筆」掲載)
 

ちなみに3月7日のブログはこちらhttp://blog.goo.ne.jp/yok1sioka/e/f66c8d601288fcea001275c3fea756ee

 

 

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「一つまた一つ試練を乗り越えて」

2011年07月12日 | 家族・孫話

   
       シャボン玉も、大きな玉が出来るようになって・・・  (元気な時の悠くん)

2歳2ヶ月余。あれよあれよという間に言葉も豊富になり、自我に目覚め結構我が儘も言うようになった、孫の三男坊悠雅くん。
趣味は相変わらず、お神楽を舞うこと。それも小腰をかがめ、短い足を高く上げたり開いたり。この頃は右手に扇子。左手に刀の代わりの棒を持って。
和室は神楽のステージに。仕切戸はお囃子の太鼓代わり。
動きが止まったと思ったら、「・・・これより・・・おおえやま・・・ そうろう」と赤い顔して口上をうなる。思わずおひねりの一つも投げたくなる。

「おっきいすいか いこ」(畑に行って スイカを見よう) 「おかいもん いこ」(近くのスーパーへ買い物に行こう)「おみずポッチョンいこ」(散歩で小川に石を投げに行こう)
あれこれちゃんと意思表示をする。注意深く聞いて、まともな返事をしなかったら3回も5回も同じ事を言う。その場を動かなくなる。ごまかしは効かない。

シャボン玉も吹く一式で、小さい無数の玉は出来ていた。
学習効果が出て、この頃ではゆっくり息を吐いて大きな玉が作れるようになった。
「パタパタして~」付添人は、ウチワであおぎ、出来るだけ遠くまで玉を飛ばす役目。

まるで先方の言いなり。お殿様と下男の関係のよう。
それでもなんでも、元気ならこそ出来ること。ところがそのような絶好調は長く続かない。
ここ3・4日、「手足口病」という幼児特有の感染症で高熱に身体中の発疹。それも半端な数ではない。集中している箇所は痛いやら痒いやらで、ご機嫌斜め。

高熱は座薬で抑えるとしても発疹は時間の経過を待つしかない。
抱っこしてくれと言う。抱き上げれば、発疹のところに当たってしまうのだろう、あの元気ジルシが痛がり・痒がり、むずかる。どうかすると泣くことでしか実情を訴えられないもどかしさ。
大きな試練に立ち向かっている痛々しさを感じる。

それでも、スイカやブドウ、一口アイスや凍らせたチュッチュなどで目先を変えると、お神楽やシャボン玉でしばし時を稼げる。
こんな幼子と過ごすのは、それこそ「地位も名誉もお金も要らぬ、元気な笑顔があればいい・・・」これに尽きる。早く元通りの元気になっておくれ。

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「もひとつオマケに・・・」

2011年07月11日 | 晴耕雨読

       
       
       実が留まって5日目  2週間目      3週間目      およそ5週間目

スイカの収穫を目前にして、去年の二の舞をせぬよう、金網で防御策を施した。
実は去年は、この金網でカゴを作り、スイカを金網カゴの中で育てるのを試みたが、やはり植物にナマの金属はそぐわない。どうしても自然の発育を妨げられる感じがあった。
だから今年は金網の防御柵にした。ところが今一「これだけでいいのか・・・」不安が残る。
地上の小動物対策ばかり考えていると、空中からカラスが狙っているのだ。
念には念を入れたオマケの対策が必要であることに気付いた。

「人里離れた山奥の畑でカカシを見たよ・・・」という進言にヒントを得た。
昔ながらの「へのへのもへじ」と書いた顔のお人形さんはないが、他にも近代的な脅しになるものはある。そうだ、あのキンキラのCDの使い古しをぶら下げよう、と思いついた。
岩盤で杭が立たない畑。支柱を立てるのに、大玉スイカ3瓢は買える投資ではあったが、兎に角やってみることにした。
「旗立て」というコンクリート土台にパイプが差し込んである専用支柱台を売っている。
それに見合う支柱を差し込んで、運動会のパン食い競争のようなCDの虫干し。

結果オーライ! ぶら下げたCDが風に揺れ、キラキラ・ヒ~ラヒラ。これは対地・対空共に効果ありそう。と、先ずは自画自賛。

なぜこれほど、スイカの成長を助けたいと思うのだろう。
もちろん孫の喜ぶ顔が浮かぶのがその最たるものであるが、そればかりではない。
スイカは、花から実が留まっておよそ45日で収穫となる。たったそれだけの間に、親指の先くらいの実が直径40センチ近くまで成長する。ということは、毎日確実に太って行くのが見える。あれよあれよという間に大きくなる。この実感が何とも言えない喜びなのだ。出来れば順調に育って、感謝されながら頂かさせて欲しいと思うのである。

確かに野の動物も美味しいものを食べたいに違いない。が、こっちはこっちで、元手もかけ、汗水流して孫の笑顔を楽しみにしているのだ。
今年は、も一つオマケの脅しもした。静かに収穫の時を迎えさせておくれ。

 

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「さて、今年の闘いは・・・」

2011年07月09日 | 晴耕雨読

    
         間もなく口に入りそうな大きく実ったスイカ。

梅雨明け宣言と共にやって来た真夏の日差し。
いい梅雨の雨と、厳しい夏日に恵まれて、今年もこの手によるスイカが大きく大きく実ってきた。
一番最初に留まった実で、紛れもない「一番生り」。かれこれ30日近くになる。もう10日くらいが食べ頃か。すぐ右下に見えるちっちゃいのが、留まって1週間くらいだろうか。
大きさの違い・発育の差がお分かり頂けると思う。

昨年は7月始めに、実ったスイカ畑を何物かに見事に荒らされ、食いちぎられた。
今年は総じて、山野の草木、野菜類の成長が昨年に比べて2・3週間遅い。スイカもしかり。
この梅雨が明ける頃にようやく大きくなり、数も11・12・13・・・と。 ウフウフッ!

        
          一応金網で柵を作り、防護柵とした。

そこで、今日は覚悟を決めた。日の暮れを待たずにスイカ防御の金網柵をめぐらした。
一方で、カラス対策は、周辺の草取りをしてスイカに被せて、直接カラスの目に入らぬようにしておいた。
これはあくまでも、彼らに対する牽制で、完全に効力があるとは思わない。が、やらないよりやった方がいい。しかも今年は、家の一番近いところにスイカを植えた。
鋭い彼らも、民家近くは危険というくらいは心得ているだろう。
こうして、むこう2・3週間が彼らと吾輩の闘いの正念場である。一応ネスミ捕り罠も仕掛けた。

頼むよ、スイカ大好きな孫三兄弟。特に好きな悠くんにいっぱいっぱい食べさせたい。
そのために、したたる汗をガマンして、金網囲いをし、草を被せてカモフラージュしたのだ。

いったい、今年の闘いはどちらに軍配が上がるのやら。
大相撲も、このような情け容赦のない闘い、真剣勝負を見せてくれるとファンはまた戻ってくれるだろうとつくずく思う。 

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「よろこぶ姿のすべてが・・・」

2011年07月08日 | 趣味・・エッセイ

何の前触れもなく、突然に訪れる永遠の別れ。愛するものを失う哀しみ。
人間としてこの世に生まれてきたからには、受け入れるしか仕方のない、辛い淋しい「別れ」という現実と向き合わなければならないこともある。

親・兄弟・親族・親しい友・仲間・さらには共に過ごしてきた犬・猫などのペット。
老少不定我や先人や先。やがて別れなければならない時が来ることは分かっている。
理屈では「世の摂理」として理解している。
ところが、現実に昨日まで元気にまとわりついていた愛くるしいペットが、まさに晴天の霹靂、突然の死。受け入れろと言われてもすぐにはどうしても納得いかない。
だからといって、受け入れないわけではない。そこに時間の流れという、打ちひしがれた気持ちを立ち直らせてくれる妙薬みたいなものも授けてくれる。

『ハークンよ、君の「限りなく従順な性格」が、主人夫妻のどれほど大きな癒しになって来たのだろう。ときにうるさく思うことはあっても、君の愛くるしい瞳で訴える「甘え上手」は、その都度君の思い通りに、主人夫妻は動いてくれたよね。他人の私が訪ねても、真っ先に玄関先に出てきて、決して長くない尻尾を振って歓迎してくれる。主人と話を始めると、君はいつも「主人を見上げて」自分にも話かけてよといった素振りを見せる。奥様から出されたお菓子があまりにもおいしそうなときは、ついテーブルに手がかかりそうになる。そんなとき主人は厳しく態度でNGを出す。主人からひとかけらお菓子を渡されるまで「受動的」でただひたすら待っている。欲しくてたまらなくてもジッと待っている。そこは、そんじょそこらの犬とは訳が違う。歴とした血統保証書付きアメリカンコッカーズパニエル。血筋の良さは、ペット素人の私にも分かる。垂れ下がるようなまぶたの奥で、クリッとしたつぶらな瞳や、優しさがあふれる「愛くるしい動作」は、主人夫妻にはかけがえのない家族の一員に間違いなし。垂れ下がった大きな大きな特徴的な耳故に定期的な耳の掃除、ヘアードレッサー、定期健診、腫瘍健診などなど、ともすれば主人夫妻以上に医療費をかけ、大切に大切に守られてきたことは、岡目八目、この私がよーく見せて頂いた。なにをするのもどこに行くのも一緒。君のよろこぶ姿のすべてが主人夫妻の喜びだった。あと少しで丸10年を迎える記念日を待たず、突然別の世界へ旅立った君を少し恨めしく思う気持ちはあるが、それ以上の大きな大きな喜びと、人間と動物でも愛し合えば通じることの大切さを教えてくれた君に心から感謝したい。 言葉足らずで言い尽くせないもどかしさを感じながらも、主人夫妻に最高に愛された幸せを忘れず、安らかに眠って下さい。』

差し出がましいことは承知で、初めて体験する弔辞をここに述べさせて頂く。

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「年に一度の逢瀬が・・・」

2011年07月07日 | 季節の移ろい・出来事

        

孫兄ちゃん達も小学5年と3年になっては、♪ さ~さの葉 さ~らさら~ ♪ とも縁が切れて、七夕飾りも、短冊に願いを込める遊びもなくなった。
悠雅くんが幼稚園に入って、笹飾りやたんざく遊びをするのを待つとしよう。

あいにく、昨夜から今日の午前中は大雨。夜に入っても雲が厚く、天の川を見ることにはならない。その代わり、午前中の雨が終わりに近づく頃、岩国城ロープウエィから見た、お城に続く山肌に寄り添うように垂れ込める幻想的な雲が慰めてくれた。

世の中なかなかうまく行かないもので、年に一度の七夕祭りを待っていた人も多かろうに、何せ梅雨のど真ん中、降ってもおかしくない時季だけに、天を睨んでも止んではくれない。後生大事に傘をさしながら、自分は濡れてもカメラは濡らさないように、パチリパチリ。

7月7日七夕の夜、天の川を隔てて彦星と織姫が一年に一度だけ逢うことを許された貴重な夜。雨が邪魔をすることもなかろうにね~
と思ってみたが、イヤ待てよ。雨が降ったら降ったで、相合い傘をさせばもっともっと近づけるというものか。何も雨を悪者にすることはないのだ。

イヤ待てよ。雨が降ったらその時点で、天の川も彦星も織姫も姿を表さないではないか。ウン?違うな~。お星様は雲より遙か上。
ということは、下界は雨でも、遠い宇宙の彼方では、やはり仲よく寄り添って、年に一度の逢瀬を楽しんでいるということか。何も心配することはない。
所詮めでたし・メデタシなのだ。

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「久しぶりの歯医者さん」

2011年07月06日 | つれづれ噺

        

2~3ヶ月に1度、定期的に口腔検査や虫歯予防に通っていた歯医者さん。
ほとんど先方の言いなりで、次はいついつにしましょうね・・・と予約を承諾。
義理堅い男のお手本?でもないが、おおむね言われるままに通ったものだ。

いつ、なんで行かなくなったのか、あれから3年?いや4年はたっている。「お久しぶりですね」あの当時いた受付の女性が笑顔で迎えてくれる。女性の笑顔はいい。
というわけでもないが、つい先日の食事中。右上の奥歯に被せていた金属もろとも、詰めてあった石膏がポロッと取れた。あわや飲み込む・・・なんてことはあるわけないが、、仕方なし必要に迫られて久しぶりの歯医者通いをする羽目になった。

うら若き女性の口腔衛生士さんや、歯科技工士さんに「お口開けて」と言われながらも、やに下がる余裕などなく、チクッとくる痛みや、ウィ~ンというあのいやな歯を削るモーターの音を必死に耐える。
「時々頭のてっぺんが技工士さんの胸に触っているような感じがするんよ・・・」などという御仁もおられるが、実際そうなのかな~とやや疑問におもっていた・・・。

段々細くなって、夏の風になびく髪の毛を、並べるようにセットして予約時間に出向く。仰向けに寝かされ、あごを突き出すように頭を低くさせられる。
セットした髪の毛がグジャグジャになるほど接近されて歯茎の入念チェック。
ガマンしよう!と思ってみても痛いものはやっぱり痛い。不本意にも顔をしかめる。

8マル2マル運動。80歳で20本自分の歯が生きていること。
とてもそんな真似は出来ないと思うが、食事の美味しさを奪う奥歯の故障はガマン出来ない。先方の言いなりに通い詰めてもいいから、奥歯の穴に詰めて被せて、早く元通りにしてもらいたいものだ。いまだ旺盛な食欲。噛みつくことのできる歯が欲しい。
動物が歯を失うことは死に等しい・・と小耳に挟んだことがある。

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「満々とたたえて」

2011年07月04日 | つれづれ噺

      
        満々と水をたたえた、中山川ダム湖。 山口国体カヌー競技場

今年の梅雨は順調に雨が降る。
これ以上集中的に降ると、危険個所の避難騒ぎが起こる。
降らない梅雨も問題ありだが、降り過ぎるのはもっと問題となることが多い。

この時期の癖といってもいいくらいに、近辺にあるダムの貯水量をこの目で確かめに走りたくなる。
梅雨の晴れ間を狙って、我が家から最も近い、中山川ダム湖に行ってみた。
久しぶりに見る光景。それは、見渡す限り満々とたたえられた水が誇らしげにさざ波を立てている。これまで、何年も山肌がむき出しになって、水位が低く、貯水率40%などという光景ばかりであった
この調子なら、10月に行われる山口国体カヌー競技も十分に行える。

3.11東日本大震災以来、電力不足が叫ばれ、特に使用電力がピークに達するウィークデーの昼間を如何に効率よく節電していくか、今や大きな社会問題である。
その一方で、夏場の生活を脅かすのが水不足問題。こちらも、電力と同じくらいに、工場の操業や人々の生活を左右する隠然たる力を持っている。

電力の節減は、今年に限ったことではなく、人々全員の共通意識として未来永劫取り組まなければならない課題であろう。
水はどうか、無駄な垂れ流しなどもってのほかであるが、家庭のエアコン使用頻度を抑えるために植えた、緑のカーテンの朝顔やゴーやを枯らさないほどに水撒きを出来るのはうれしい。それも大きな節電効果の一つである。

夕方になって、庭に打ち水をして地熱を抑え、縁台を持ち出しウチワ片手に蚊を追いながら、一日の出来事をなにとはなしに話し合う。
身体も心地よく冷えるが、気持ちの中まで涼しさを運んでくれた夕涼み。
エアコンなど思いもつかなかったし、それで十分満ち足りていたのにな~

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