ヒヨドリが実を食べては、あちこちに糞として実のタネをばらまいていく。ばらまかれたタネはやがて土に根を下ろし、新たな若木として繁殖していく。
その代表格が、我が家にある大きなクロガネモチと、毎年ルビーのようなまん丸い実をふんだんに実らせるマンリョウである。
ヒヨが好んで食べる、食べながらそこに落とし物をする。したがってクロガネモチの木の周辺や畑の脇などにも小さな根を生やす。マンリョウも同様で我が家の狭い庭先に、しゃがみこんで写真を撮るような小さなマンリョウがたくさん実っている。これほどの実りが名前の通りマンリョウとなって懐に転がり込んでくれるといいのに。などとバカなことを考えていたらバチでも当たりそうだ。そんな話をよそに、今年もヒヨが活動を始めている。
ヒヨの真似をしたわけではないが、今日は個人的な今年の「仕事始め」だと位置づけている。
仕事と言っても、この年でそんなに稼がせてくれるほど甘くない。今年の我が仕事始めは、帯状疱疹ペインクリニックによる痛み緩和の点滴注射である。
何故初仕事なのか、それはね、今日の通院予約は13時50分だから家を出発するのは13時10分。医師の診断、点滴、会計、投薬までの全てを終え我が家に帰り着いたのは16時45分。単純計算で2時間55分、約3時間。午後だけで3時間を抜かれたら、昼からの半日を全部取られた気分になる。だから仕事したのと同じではないか、というこじつけ。
いずれにしたって、今年も健康イチバンを目指して元気に生きて行こうと思う時、病院通いはある意味この年齢の仕事みたいなものだということ。
下を向いて「今日もまた病院通い」とぶつくさ云うより、しゃーない!、仕事と思って頑張ってみよーと開き直る方が楽しいではないか。ご同輩。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます