「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「皐月の空に十三夜」

2010年05月27日 | 季節の移ろい・出来事
       

一年中で紫外線の一番強いのが6月と言われている。
3月頃から徐々に強まっていき、5月下旬から6月がピークに達する。
一日の中では、10時~14時頃が最も強いとされている。お肌を守りたいアナタ、ご用心。

花が一斉に咲き乱れる4月の春霞みが終わると、爽やかな5月の紫外線。
一年中で、裸眼で一番遠くを見通せるのが、5月の爽やかに晴れた日である。
岩国城から、遙か四国、石鎚の山並みをこの目で見たことがある。

兎に角、空気が澄み切っているのがよく分かる。
瀬戸内海国立公園の多島美を観賞するのも、皐月の空が最高のようだ。
普段は遠く感じる島々が、近くに寄ってきて、その美しさを競って見せてくれる気がする。

そんな空気のきれいな皐月の空に、見事な十三夜の夕月が悠然と遊んでいる。
カメラに思わず手が伸びる。うまく撮れると、何かを書いてみたくなる。
夕月は、秋の季語。しかも秋の風物詩である。
そんなことは百も承知で、ついつい美しい風景に目が行った。
決してへんくつ人間ではない、と本人が弁解しておこう。

     世の中の ここは静けき 夕月夜     稲畑汀子

     夕月夜 友は怪しき 恋に落ち      川副民子

        ( 写真 : 5月26日 19時 撮影 )



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8 コメント

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満月 (takeko)
2010-05-28 01:34:11
そうよこちらは今夜が満月でも曇ると言ってるからねーでも笹の上に出た月を見られた、ありがとう
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十三夜 (厚ちゃん)
2010-05-28 09:09:33
こんなにきれいに撮れたのを見せてもらって嬉しいです。
それに稲畑汀子さんの句がばっちり付いて、
松山に何度もいらしてて私も一度、
席からお目にかかりましたが、やはり素敵なお方ですね。
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月と竹 (tatu_no_ko)
2010-05-28 20:18:52
十五夜よりも十三夜の月の方が美しいという人もあります。
笹の上に現れた月、風も無いようでいいチャンスで撮られました。やはり望遠が効いているようで、これからもいい写真をお願いします。
早朝ウオークでは十五夜から月影と一緒に歩けます。
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takekoさん (yattaro-)
2010-05-28 21:58:54
そうじゃね、時差の関係で、お月様を観賞するにもちょっとズレる感じはありますね。
フロリダの月も、うちかたの二階から眺める月も、やはりきれいなものはきれいですね。
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厚ちゃん (yattaro-)
2010-05-28 22:05:05
なんのなんの、お褒めにあずかると恥ずかしいですよ。
ここんところ肌寒い日が続いて、開け放っていた二階の窓を閉めに上がったら、オヤきれい!
と思ってついパチリ。
そうなると、くっつける俳句をネットで探して・・・。
精一杯シャッターチャンスを探します。
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tatu_no_koさん (yattaro-)
2010-05-28 22:09:59
それほどのものでもありませんが、兎に角きれいな灰色がかった白いお月様でした。
この笹の葉の下にアオサギ君のネグラがあるんです。
そうですか、早朝ウオークは、十五夜からご一緒に歩けるのですね。
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皐月の空に (kei)
2010-05-29 00:12:18
立待月、居待月、臥待月、更待月
なんてムードのある呼称でしょうか。
時間の経過と共に心のうちも覗けるようで、姿も浮かんできそうな…

やはり月は神秘、ついロマンに傾きます。
「夕月夜友は怪しき恋に落ち」
 クスッとさせてくれます。
 
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keiさん (yattaro-)
2010-05-29 10:08:35
本当に日本語の持つ情感、日本人の心に生き続ける豊かな感性。
益々好きになっていきます。やっぱり離れられませんね。
ムード・ロマン・神秘・・・そんな情景を四季折々に異なる感覚で味わえる・・。
やっぱり、ええですね~。

最後の“クスッ”全てお見通し。
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