年3回発行される、地区社協広報紙
現在はどこの町でもそうであるように、住民生活の小さな部分で、行政を頼りにする「公助」が期待薄である自治体が多いようだ。その分、自治会・町内会などが主体性を持って、自主的に住民同士の助け合いを推進する「共助」が、じんわり浸透しつつある。そして自分のことは出来る限り自分で処理する「自助」も多く見られる。
我が住む町も多くの自治体と似たようなもので、自助努力を支える共助体制の充実を目指して、色んな地域活動が展開されている。
その中の一つ地区社会福祉協議会に誘い込まれてから何年になるのだろう。知らず知らずのうちにベテランと呼ばれる域に達した。これは自慢話でもなんでもなくて、ただ見様見まねで長くやって来た分、アウトラインや輪郭が少し見えてきて、オタオタすることが少なくなったのかな。
逆にその分、愚痴をこぼしたくなるときもあるということかも。
年3回発行している地区社協広報紙の、明年1月1日発行第53号の広報委員会をスタートさせた。例年に比べると約1か月早い。何故か。一つはコロナ禍、今ひとつはこのところの天候不順である。
8月~12月の間は、地域の環境対策事業、高齢者福祉事業、青少年育成活動、住民の健康増進などなど、広報紙の格好のネタとなる事業・活動がひしめいている。これらが順調に行われれば何の問題もなく広報誌は出来上がる。
ところが、事業・活動によってはコロナ感染対策の観点から「中止」に追い込まれ可能性は十分にある。また海岸清掃など屋外活動の数々は、雨や台風襲来で、直ちに「中止」になる可能性大。つまり、紙面を割り振り、事業・活動のはめ込みなど完璧な準備をしても、中止を予測して多くの活動の代替記事を考えておかなければならない。これは大変な苦労である。などと、勝手な愚痴をこぼしたくなる広報委員会でもある。
社協活動の原資は住民皆様の賛助会費という寄付金が全てといっても過言ではない。原資を頂く住民の皆様に、資金の使途や活動実績を報告しなければならない使命が広報紙にのしかかっている。だからこそ遣り甲斐というエネルギーに背中を押されるのではある。小さいながらも我らの使命を果たすためにも、コロナよ、邪魔しないでおくれ。雨よ台風よ、屋外活動が出来る程度におとなしくしておくれ。と祈りたい。
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