次打者として投手との間合いを計る 逞しさを見せるバッティングホーム
野球部のある中学校を目指して、校区外の遠距離通学を始めた孫君。あれから1年が経過して中学校2年生になった。
自分で選んだ道であり好きな野球に打ち込めることもあって、雨の日も風の日も文句の一つも言わず自転車通学を楽しんでいる様子である。
そんなわずかな1年間ではあるが、心身ともに著しい発展を見せる成長期に立ち会わせてもらっているジジは、本当に幸せ者だと思っている。
野球部においては、確かに部員の数も30人に満たない小規模校ではあるが、1年生の半ばから内野外野はもとより、投手まで準レギュラーとして試合に出させてもらった経験は、本人にとってかけがえのない大切な時間であったようだ。2年生になった今は完全にレギュラーとしてスタメンをもらっている。今日は、中学校軟式野球山口県大会の予選が「岩国キズナスタジアム」という公式球場で行われるというので、朝8時には駆けつけて応援した。
4才5才6才とバットを振らせ、ボールを掴むことを鍛えて来た。バットは最初がプラスティック製の真っ赤なカープバット。4才ではすでに木製バットに、5才の後半から重い金属バットに変わっていく過程のバットは今も倉庫に眠っている。グラブは、手袋の少し大きめに始まって幾つ更新しただろう。スライディングの練習、ベースを守りながら走者にタッチする基本形など、ジジが見様見真似で教えた昔がある。
今ではジジなど足元にも寄れないスピードと重量感に満ちた練習を重ねている。身長はもう少し欲しいがそこは馬力と野球感でカバーして、いつの間にやら遠く手の届かない、いっぱしの野球選手になっている気がする。一瞬のスキをついてホームを陥れるところなど、人一倍の大きな掛け声とともにジジを喜ばせる。この年代の子の成長は目を見張るものがあるのは解っていたつもりだが、その現実を目の前で見せられると熱いものを感じる。
多くは望まないが兎に角今を楽しみながら、少しでも年なりの成長を見せてくれりゃそれでじゅうぶん。
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