二学期が終わるやいなや、兄ちゃんは北海道夕張市へ。弟カー君は鳥取市大山へスキーの合宿に出かけていた昨年までの年末。
そんな孫君たちも大きく様変わりとなった今年。
兄ちゃんは高校受験生ということで、スキーどころではなく、塾通いに忙しくしているようだ。
カー君はといえば、スキーのレースそのものには大して興味はない。が、合宿という雰囲気、知らない者同士で共同生活を送るホテル住まいの魅力に取りつかれている。親におねだりして今年も許可を得たのだそうな。ところがこの暖冬。残念ながら雪に恵まれない。
仕方なし、今のところ自分の部屋で、冬休み宿題の追っかけに精出している様子。
そんな調子で、孫三兄弟のうち上の二人は、徐々に我が家から卒業していきそう。ジジにも孫離れが求められているようだ。
ただもう一人、孫三男坊の悠雅君は、幼稚園の冬休みとともに、母親の職場の保育施設に通う毎日ではあるが、彼の場合はまだまだ向こう6年間、放課後教室へのお迎えやら、野球のお付き合いなど、ジジの出番は残されている。
そして今一人、新たなモミジのような柔らかい手がジジを引っ張るようになった。倅の方の姫孫である。
お餅を搗くことになった昨日は、倅親子がそろってお手伝いをすることになった。
荒々しく白い粉をそこら中にまき散らしていた三兄弟とは様子が違って、姫孫はさすがにおとなしく、やることなすことソフトである。が、おしゃべりはなかなかのもの、手が動く前にお口が動く。一丁前に自分の席を確保して、お餅をこねて、グチャグチャの長いお餅の出来上がり。
実を言うと、孫よりももっと餅つき体験したかったのは嫁さんなのだそうな。
小さいころ以来実体験がないという。正月のお飾りは「買うもの」と思い込んでいたらしい。
嬉々とする娘と嫁に誘われて、倅まで手を真っ白にして餅をもんでいる。こんな姿を見るのはいつ以来か、不思議な感じさえする。
親父も倅も、これが歳を取るということか。
「去る者あれば新たに来る者あり」。人生また楽しからずや・・・。
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