今、バラの花が見事である。もちろん、鼻をくすぐる香りもまさに「今が旬」を感じさせる。
ちょっと足を延ばす覚悟さえあれば、あちらこちらでバラ祭やバラ展が開かれている。
バラ祭の当日を狙って、例年出かける隣町の大々的なバラ祭を今年は避けた。クルマで行けば、往復の大渋滞に巻き込まれる恐れがある。
ならば電車か?最寄りの駅まで行けば、そこからバラ祭会場までは無料のシャトルバスのサービスがある。そんな贅沢で迎えられるというのに。
今年は、国道を下って光市にある、あの梅見で名高い公園の、割とスリムなバラ祭に出かけた。
「バラ祭り」というほどのものかどうか、行った人が判断すればいいこと。全体的に小ぶりではあるが、観客も小ぶりなので、ゆっくり散策。
花の艶やかさも、香りも、ゆっくり存分に堪能できた。
小さな展示場の生け花展のコーナーには、如何にも手作りと思われる苔玉に、見事な一輪・二輪をあしらった秀作に出会った。
こういった方面に疎遠に生きてきたために、あしらってある花の名前など分からないが、芸術品としての価値はなんとなく分かる。
また、きれいなバラにはトゲがあるのを承知で、大輪のバラを無理やりこちらに向かせ、パチリ。いい記念になった。
速い話が、4月も5月も忙しく時間に追われる日々を過ごした自分への、束の間の小休止のバラ見学。これがいい。
これで終わったわけでもなんでもない、エンドレスに付いて回る忙しさ。
そんな中で、こういった肩の凝りをほぐすような時間を自分で作る。この努力は、今この年齢だから違和感なくできること、なのかな。
若くて血気盛んが取り柄のころでは、気付かない人間の「ゆとり」なのかもしれない。
いくらバラの花を愛で、香りに包みこまれても『ラビアンローズ』、バラ色の人生などとは縁のないわが生涯ではある。ま、それも悪くない。
梅の時期に行ったことがありますが、バラも是非見たいものです。
忙しく過ごされるからこそ、更に癒されたのではないでしょうか。
ばら色の人生・人生色々ですかね。時の流れに身を任せ~。
なんとなく気持ちが豊かになるような気分よ。
そしてバラに囲まれ、コーヒー一杯で引き上げる。
そんな些細なことですが、時に大切な時間になることもあるようです。
やっぱり、時の流れに・・・ ・・・ですね。