「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「世界スカウトジャンボリー、あれこれ」

2015年08月05日 | 地域活動

 
         開会セレモニー                          竹トンボに興じる、イギリスのスカウト仲間

世界スカウトジャンボリーとは、4年に1度開かれる世界スカウト機構主催のスカウトの大会です。 と定義されている。
世界スカウト機構は、世界で3,000万人以上が参画する世界最大の青少年運動組織でもある。
そんな世界中のスカウトが集結する第23回大会が、山口市阿知須・きらら浜を拠点に、約2週間に及ぶキャンプ生活をしながら、日本の若者と様々な体験交流をする、というのが最大の目的のようである。
今回は世界161の国と地域から約3万人の青少年が参加しているとのこと。

『助け合い、認め合う』 『違いを超えて、向き合う』 『そして世界を学ぶ』
こういった理念のもと、国境を越えてお互いを理解し合い、認め合ったうえで助け合っていこうという、『友愛』がテーマとなっている組織である。

私たち夫婦には残念ながらスカウト体験はなかった。だからなにがしかの憧れみたいなものもあって、子どもたちには体験させてやりたいと思った一時期があった。それがどうしたことか、結局実現しないまま今日に至っている。
そんな私に今頃になって、スカウトジャンボリーのお手伝いをするチャンスが与えられた。
不思議なご縁を感じながら、地区内の2小学校、1中学校の交流現場で、初の体験に気持ちを躍らせながら汗を流した。

世界各国から日本にやってきたスカウト仲間が、山口県各地で学校訪問などの交流を深めるために、ここ岩国市内にも多くのスカウトが訪れた。
8月3・4・5の3日間。私達地区社協の仲間も、学校応援という形で、朝早くから準備し異国の若者との交流に知恵も絞った。

初日8月3日は、市内でも小規模校に属する近くの小学校に、「イギリス」・「ノルウェイ」・「フィンランド」3か国30人がやってきた。
歓迎セレモニーに次いで、この小学校では日本の伝統遊びを体験してもらおうと「竹細工教室」をテーマとして取り上げた。
ノコギリ、ナタ、コガタナ、キリ、など工具を使って、竹トンボ・ガリガリトンボ・竹笛を、実際に作って遊んでもらうことだった。

フィンランドから来た17歳、身長2メートルを越える大男が、小さく身体を丸めて竹を削る姿は微笑ましい。
コツを教えたり少し手伝ったりして出来上がったものを、大事そうに持ち、満面の笑顔で遊ぶ。
竹トンボが遠くに飛べば大声上げて喜び、ガリガリトンボが回らなければ、だれかれとなく捕まえて教えを乞う。ピーピー笛は吹き鳴らす。
歓声やら拍手やら雑多な音が講堂に響き渡る楽しい時間を過ごした。

11歳から17歳までがやってきたという世界スカウトジャンボリー。竹細工だけでは物足りなかったかな、という一抹の不安はあるが、彼や彼女の笑顔を見ていたら、これはこれで、日本の子ども遊びの歴史を体現出来たのかな、などという爽やかな思いは残る。

もう一つの小学校と中学校の交流状況もまた、時を改めて御高覧頂くこととして、先ずは前巻のお粗末。

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2 コメント

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異国の若者との交流 (阿貴)
2015-08-06 18:32:18
「世界スカウトジャンボリー」、その活動については知らずにいましたが、4年に一度のビッグチャンスにお手伝いがかなっただなんて、
確かに「気持ちも踊る」ような3日間だったことと想像します。
イギリスや北欧の国から、どちらかと言えば触れ合う機会の少ない?地域からの子供たちですね。
みんなで同じことをする、というのは素晴らしい時間であり、体験。帰国後、家族や友人にどんな話をするでしょう。
国境を越えての子供たちの交流に大人の参加もあって、文句なしに楽しい時間だったはずです。

阿貴 さん (yattaro-)
2015-08-06 21:32:12
スカウトのこういった公式の場では英語が標準語ということで、安心した学校も多かったようです。
見知らぬ外国人と接する小学生は、最初はコチコチでした。
とはいえ、竹トンボなどを介してホンの少しの間触れ合うことで一気に盛り上がっていました。
生涯の思い出であり、いい記念の夏になったと、私達お手伝いの者まで、心豊かになりました。
ただただ体育館の中の暑さにはいささかへこたれ気味でした。

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