地上に降りてエサを探すメジロ 時に青い葉っぱを欲しがるヒヨ
自慢にも何にもならないが、ここ1週間ばかり兎に角忙しかった。
その忙しさも、自分で立てたスケジュールを追いかけようと、ねじり鉢巻きで必死になっているのだから世話はない。
我が住む75世帯あまりの団地には、街区公園という小さな公園がある。それが唯一の公共の施設であり、他には何にもない。つまり集会所も役員会議を開く場所も一切持っていない。全て自治会長を仰せつかった人の自宅が会合場所となっている。
これはないんじゃないの?熟年世代が増える一方の今どき、自治会活動やコミュニティ活動の重要性が増してきている時代に、何にも梨の木とはどうなの?このままでいいの??
普通のちょっとした会合でも、全部我が家においで願う有様。招く方も大変なら来る方だって遠慮というものがある。こんな不合理はなんとかここらで打開せにゃー。とバッカみたいに一念発起したのが昨年の4月。『自治会事務所を作りましょう』とのアドバルーンを上げた。しかし、一旦下火になりかけたコロナ禍は再び猛威を振るい、収束が全く見通せない。
そんなこんなで皆さんを一堂に集めて相談をする定期総会も臨時総会も開けないまま新年を迎えた。残された任期は3ヶ月となった今。実際の行動を起こさなかったら、言いっぱなしのええカッコしぃに終わってしまう。それもちょっとね~。というわけで「自治会事務所設置」の提案書を、各戸に配布することになってしもうた。確かな資料集めにきりきり舞いした。提案文書の原稿作りに手間取った。少し遅れを取った。
何が何でも今月中に賛否の結論だけは出せるように、と自らに課したノルマ。ブログも数日お休みでパソコンと向き合った。あ~くたびれた、というときはホンのちょっと二階の部屋から外を見る。きれいなメジロが珍しく地面に降りてエサ探し、ヒヨドリはブロッコリーの葉っぱをついばんでいる。彼らもバランスある食事に気を配っているのだろうか。クロガネモチやピラカンサなど木の実ばかりじゃ消化が悪いのを知っているようで、青物野菜もしっかり食べている。
そんな小鳥たちに癒やされ励まされ、どうにか今月中に賛否を考えてもらう日数を残して、提案書配布を終了した。やれやれ。これでもし反対多数などとなったら目も当てられない。賛成者を増やすべく工作もあるが、買収するほどの財力もなし。ただただこの笑顔で口説き落とすしかない。月末の結果が楽しみだ。
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