冬撒きの豆類や、タマネギ・ニンニクなどの根菜が芽吹き、一気に伸び始める春まだ遠い時季の大切な農作業に「土寄せ(泥寄せ)」というのがある。
特にスナック豆とかグリンピースなどの豆類の根っこは、それこそヒョロヒョロ。ツルをを伸ばしてオロギに巻き付かせるまでには、人の手で根っこの周りに土を寄せて盛り上げ、根っこを完全に土で補強する。その周りに適度な肥やしを与える。その努力が実って、4月5月に美味しい豆ご飯やビールのツマミが頂ける。
小学2年生と幼稚園年長の孫兄弟を見守る今のジジ・ババは、まさに新芽を吹きかけたヒョロヒョロ状態の豆の根っこに、土寄せ作業をしているのによく似ている。
スキーの大会も、今シーズン最後に近い昨日、記録に残る公式大会に孫兄弟がエントリーした。
兄ちゃんはすでに時速60㎞近いスピードに乗って滑降するスラロームは何度か体験。メダル経験もある。
今回は、半べそかきながらお父さんから仕込まれた弟カー君は幼稚園生の部。兄ちゃんは小学低学年の部に出場。コースや旗門の数も長さも年齢には関係なく同じコースを滑るのだという。
カー君にとっては旗門を確実に通過できるかが大問題。練習を重ねた甲斐あって、19人中、旗門完全クリアーは二人だけ後は失格。タイムもよかったので初出場金メダル。大きな副賞も手にして意気揚々。
兄ちゃんは、どうしても越えられない3年生の壁があって、銀メダル。何の不足もない上等な成績なのだが、金メダルにはしゃぎ回る弟に華やかさを譲って、静かに振る舞う。それでなくとも口数の少ない兄ちゃんは、早くも来年を見据えている様子。
静かに雪辱に燃える兄。底抜けに明るく喜ぶ弟。この好対照を的確に捉え、どっちにも偏らず、どっちをも自信過剰を抑え、どっちの喜びも同じようにしっかり受け止めてやるのが、周囲の大人の責任だろう。
スキーを履かなければ近づけない場所のコースなので、直接の応援は出来なかったが、華やかな祝勝晩餐会が我々の仕事。
これからもしっかり土寄せして、風に倒されないよう幹を守ってやろう。目は離せない…。
( 写真: ターンで雪煙を上げる兄ちゃん(左)。奴さんと評価されたカー君(右) )
特にスナック豆とかグリンピースなどの豆類の根っこは、それこそヒョロヒョロ。ツルをを伸ばしてオロギに巻き付かせるまでには、人の手で根っこの周りに土を寄せて盛り上げ、根っこを完全に土で補強する。その周りに適度な肥やしを与える。その努力が実って、4月5月に美味しい豆ご飯やビールのツマミが頂ける。
小学2年生と幼稚園年長の孫兄弟を見守る今のジジ・ババは、まさに新芽を吹きかけたヒョロヒョロ状態の豆の根っこに、土寄せ作業をしているのによく似ている。
スキーの大会も、今シーズン最後に近い昨日、記録に残る公式大会に孫兄弟がエントリーした。
兄ちゃんはすでに時速60㎞近いスピードに乗って滑降するスラロームは何度か体験。メダル経験もある。
今回は、半べそかきながらお父さんから仕込まれた弟カー君は幼稚園生の部。兄ちゃんは小学低学年の部に出場。コースや旗門の数も長さも年齢には関係なく同じコースを滑るのだという。
カー君にとっては旗門を確実に通過できるかが大問題。練習を重ねた甲斐あって、19人中、旗門完全クリアーは二人だけ後は失格。タイムもよかったので初出場金メダル。大きな副賞も手にして意気揚々。
兄ちゃんは、どうしても越えられない3年生の壁があって、銀メダル。何の不足もない上等な成績なのだが、金メダルにはしゃぎ回る弟に華やかさを譲って、静かに振る舞う。それでなくとも口数の少ない兄ちゃんは、早くも来年を見据えている様子。
静かに雪辱に燃える兄。底抜けに明るく喜ぶ弟。この好対照を的確に捉え、どっちにも偏らず、どっちをも自信過剰を抑え、どっちの喜びも同じようにしっかり受け止めてやるのが、周囲の大人の責任だろう。
スキーを履かなければ近づけない場所のコースなので、直接の応援は出来なかったが、華やかな祝勝晩餐会が我々の仕事。
これからもしっかり土寄せして、風に倒されないよう幹を守ってやろう。目は離せない…。
( 写真: ターンで雪煙を上げる兄ちゃん(左)。奴さんと評価されたカー君(右) )
お兄ちゃんは上級生を相手の銀ですから、これもすごい。将来のオリンピックが楽しみとなりました。
今から貯金して、海外まで付いていきたい気持ちでしょう。楽しみなお孫さん。いいですね。あやかりたい。おめでとうございます。
お父様のご指導もまた素晴らしいものです。
華やかな祝勝会、こちらでのジジさまのご活躍も推して知るべしです。
これからもどっさり土を寄せてあげてください。
お兄ちゃんの密かに燃やす闘志にも魅力あります。
何度でも上を目指して挑戦する兄の姿は、カー君もきっと見て育っていることでしょうね。
兄弟、カラーが違うから楽しくもあり難しいところでもありますか…。
自ら育つ力をつけるのには、周囲の者がじっくり待つ時間ってとても大切だと思います。
適度な働きかけとともに。
半べそだった弟が、旗門の全てをクリアーしての金メダル。鬼の首を取ったように喜びます。
兄ちゃんは至ってクールです。 オリンピックなどは望みませんが、生きているあいだを楽しませてくれれば有り難いと思っています。
土寄せしてやりながら…
我が子ではなく、孫だけにいいとこ取り出来る楽しさもあるような……。兎に角楽しませてくれると有り難いです。
今回の、半べそで練習した(させられた)旗門クリアーでも金メダルを招き寄せる。何か面白いパワーを感じさせます。
口数こそ少ないですが、素早い行動・誰にも負けない視覚と旺盛な好奇心が売りの兄ちゃんは、また異なる魅力を感じます。
じっくり待つこと・添えられる手をそれとなく差し伸べてやることなど、飽くまでも応援団長気取りで末永く…。
子どもって、一つのことに自信を付けると、どんどん伸びていきます。ぜひ、見守ってあげてくださいね。
孫達も色々楽しませてくれます。