山にも海にも、威圧的な大きな積乱雲が
連日の息苦しいほどの暑さにおののき、自らの健康被害が気になって、一日も早い雨を願う「雨乞い」を拙ブログで試みた。
お天道様にもそれなりのご都合があるらしく、すぐには願いを聞いてくれなかった。しかし、すでにあの時点で日本列島を囲むように3つの台風がトグロを巻いていた。その中でも1番遅く発生した台風11号は、いち早く熱帯低気圧に変わりどこかに行ってしまった。
残りの2つは相変わらず日本列島周辺をうろうろ。それでも我が住む町では台風の影響など全く感じさせなかった。それどころか、竹藪の向こうには山の積乱雲が、海には海の積乱雲が、威圧的な様相で迫りながらも、どこか愛嬌のある夏雲の遊びを見せている。
そして今日の午後に入って、この積乱雲の向こうにうごめく台風10号は、最終盤を迎えたオリンピック会場の東京、関東地方に急接近。今ひとつの台風9号は、九州南部から上陸し、珍しい進路を示して山口県に上陸という予報が、だんだん現実味を帯びて来た。
雨乞いをしたのは、ほんの少しだけ暑さを和らげて欲しい一心であった。人々の生活や財産を脅かす台風ほどの大雨をお願いしたわけでは決してありませぬ。程よい雨で大地を潤し、空気を冷やして少しの涼しさが欲しかっただけですよ。どうか、大水害、土砂災害、河川氾濫などなきよう、ゆるい雨をお願いしたい。
苦しい時の神頼み。お願いをしたからには相手に任せるのが本意ではあるが、この神頼みは人類の幸せを願う一心なので、勘違いなく穏やかに通り過ぎて欲しい。でも神様にもお天道様にも勘違いというのあるのかしらねー。