ついに発令!!新型コロナウイルス対策「緊急事態宣言」。
どれほど多くの人が、どれほど多くの損失や困窮を強いられることになるのか。
緊急事態宣言を発令せずに、今の状態を静観していたら、どれほど多くの人が命を落とすのか、どれほど多くの人がウイルスに感染して難儀をするのか、どれほど多くの医師や医療機関が破綻するのか・・・・・・考えただけで気持ちが沈む。
やはり人の命の重さを考えるとき、ウイルスや重病と闘うための措置として、緊急事態宣言が発令されて当然なのであろう。
そんな世界中が騒然とした中ではあるが、季節は動き、時は流れる。
胸躍らせてこの日を待った愛しい孫たちの晴れ姿を目にすることは、ホンの束の間ではあるが浮世を忘れさせる効果はあるようだ。
但し、これは飽くまでも小生個人の胸の内である。よその孫の話など聞く耳持たぬ。とおっしゃる向きには、ここまでとしたい。
入学式に臨む笑顔の孫親子 校長先生のお話を聞いたあと、教室で。
これまで、3人の孫の小中高大それぞれの入学式は経験してきた。それはいずれも男の子で逞しさに期待するばかりであったような。
ここに来て初めて、今までとは少し異なる思いがする姫孫の小学校入学である。
本来なら、泊まり込みで駆けつけて、晴れ姿をこの目で確かめ、カメラに納めるところだが、なんせ今年の場合はそれが出来ない。
先ず往復が電車での3時間。3密全てに当てはまる危険状態に身を置くことになる。
兎に角、接触を出来るだけ避けなければならない現状は、晴れがましい席とは相容れない不釣り合いの感強しではある。
昨日の入学式を終えて、今日からいよいよ普通登校の彼女。それも路線バスを使う登下校。朝の出がけはお友だちがいっぱいいるが、帰りは下校時間がまちまちなので、一人で帰ってくることもあるという。でも母親に言わせれば「それもいい経験になるでしょう」と。
入学式翌日の今日は、早速バス通学の見送りを、そして帰りの出迎えを受ける。
一方、臨時休校の1ヶ月あまりと春休みをじいちゃん学校で過ごした、娘の方の孫三兄弟の三男君。
散々遊びほうけた4年生の終わりを待って、こちらも今日から本格的な新学期スタート。
初日の登校を終えて、我が家を素通りしてじいちゃんちへ。 岩国城の満開の桜を楽しんだ一昨日。
こんな二人が成長したときに、こんにちの状況をどんな思いで振り返るのだろう。
特に小学入学という記念すべき年が、こんな不幸な時に当たっていたと知ったらどんな思いをするのだろう。
そして成長した従兄妹同士がどんな話をするのだろう。その場に立ち会うのが不可能であるだけに興味は尽きない。
新たな一歩を、勇躍スタートした幼い二人。ただただ幸多かれと祈るのみである。